山本貴志ピアノリサイタル
2009年10月18日(木)午後7時開演 9時終演 @浜離宮朝日ホール
山本貴志ピアノリサイタル ベートーヴェン後期三大ソナタ
ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
ショパン ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2
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前回のショパン・コンクールで第4位で、一躍脚光を浴びた若手ピアニスト。
当ブログでも過去に取り上げています。(→デュオ2008 入賞者ガラ2006 )
「ショパン弾き」「ロマン派弾き」というイメージだったので、ベートーヴェンはどうかな…
と思ったのですが、
彼ならではの、なかなか聴く機会のないような演奏だったのでは?
いい意味で、意外感のある演奏会でした。
まずは、ピアノ。
木目調のスタインウェイで、なんでも製造過程に謎のある楽器だとか。。。
いわゆる大ホール向けの、がんがん鳴るスタインウェイではなく、
サロン・コンサート向けかな?と思わせるような、繊細な響き。
それでも、弾いているうちに、どんどん鳴りが良くなっていくように感じました。
弾き手が乗ってきたためなのか、この楽器の特性なのか。。。
(考えてみたら、ピアノだってヴァイオリンと同属の弦楽器ですものね)
音楽の作りも独特な印象。
楽曲全体の構成(A-B-A-B' というような)をつかみ、構築していくというよりも、
その瞬間、瞬間の音の重なり、響き、連なり、を大事に大事に、紡いでいくような。
リスト、マーラーにつながっていくベートーヴェンというより、
モーツァルトから引継ぎ、ショパンにつながっていくベートーヴェン、
とでもいいますか。
楽器の音色とも合っていて、
なるほど、ベートーヴェンの時代のピアノで弾くなら、実はこういう音色が正統派だったのかも……とも思いました。
鍵盤の上におおいかぶさるような弾き姿(鍵盤は見えていないに違いない…)、
高揚感とともに高まるうなり声……
には違和感を覚えますが、取り憑かれたように弾く、彼独特のスタイルなのでしょうね。
ベートーヴェンを連続3曲、それぞれきちんと聴かせて飽きさせないのはさすがです。
中身の濃い、濃密な時間を味わったという充実感が残りました。
アンコールは、皆を唸らせる音色・響き、さすがの完成度のノクターンでした。
余談ですが、
私のすぐ横の席に座っていらしたのが、仮屋崎省吾さん。
会場には「花束受付」窓口があり、サイン会を目指して長蛇の列ができているなど、
熱狂的ファンの存在がしのばれました。。。
















































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