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PIOの新ブログ

映画・テレビ

2017年3月26日 (日)

未来よ こんにちは

20170326mirai 主演のイザベル・ユペールって、素敵なのよ!
と友人に誘われて、
以前に見た「アスファルト→」の女優さん役の人!たしかに素敵♪
と、足を運びました。

予備知識なしに見たのですが、
ユペールの役どころは、高校の哲学の教師。
まずは、そのフランスの高校の授業のありようにビックリでした。
まさに教師と生徒が同等に、哲学について丁々発止でやりあう様子に。
また、屋外で寝そべりながら、くつろいで語り合う様子に。
教師に緊急電話が入れば、即・授業終了とすることも可能で、
口早に今後の予定や課題を与えて立ち去る教師に、挨拶しつつ見送る生徒。
ううむ。大人な関係。

ビジュアル的にも楽しめました。
教師夫婦のパリの自宅が、なんとまあセンスのよくしつらえてあること!
また、ブルターニュの海辺の別宅(夫の実家)の庭、海の自然。

愛弟子の若い研究者が移住したアルプスの雄大さ。

そして、音楽。
シューベルトの歌曲「水の上で歌う」が印象的でした。
古いアメリカのポップス(ボブ・ディランの師匠格の歌手とか?)も効果的。

ストーリー的には、夫婦関係も、親子関係も、
晴天の霹靂といった経緯で断ち切られ、孤独になっていくユベールを描く
といったものですが、
さすが彼女、颯爽としていて素敵でした。
どうやったって世代は次へと進んでいくのよ、自由を楽しまなくちゃ!
…とでもいいましょうか。ううむ。今後の人生、かくありたし!

2017年3月 9日 (木)

ヨーヨー・マと旅するシルクロード

予告編やポスターから、Yoyoma
ヨーヨーマと仲間たちが公演を成功裏に終わらせつつ旅を続けていく様子を描く、いわゆるロードムービーかと予測していましたが、違いました。

ずっと、ずっと、深い内容でした。
衝撃を受けてしまいました。
原題"The Music of Strangers"。

イランのケマンチェ(擦絃楽器)、中国琵琶(ピパ)、
スペイン・ガリシア地方のガイタ(バグパイプ)等の奏者たちが
母国を出てアメリカで活動するまでの、
また活動する中での、さまざまな葛藤を描きます。

イラン政府に活動を制限され、家族とも別れて生活する道をとる、
シリア難民キャンプ(8万人収容!)へ赴き、子どもに音楽を教える、
中国の伝統人形劇楽団(第11代目!)の鮮やかな演奏に心を寄せ、支援する、
ガリシア伝統音楽の音楽祭を企画・運営する
等々、アクションを起こすことを通して、自らのアイデンティに思いを至らせる音楽家たち。

ヨーヨー・マ自身が、
自分自身で音楽家の道を選び取ったという意識がなく
「君の音楽には声がない」と批評され、悩んでいたことも明かされます。
また、このプロジェクト自体、
多くの民族楽器のコラボレーションは、邪道だと強く批難されたことも。

次のフレーズが心に響きました。

政治は人々の心に残らないが、芸術は残る。
ベートーヴェンの時代の王が誰かは知らないが、音楽は継承される。
Culture, it matters!



2017年3月 1日 (水)

LA LA LAND

20170301_220027 もう3月になりました。2月は飛んで行ったがごとく。。。
で、はっと気づいたのでした。1日!映画の日!

せっかく気づいたことですし、
話題の映画を見てきました。LA LA LAND

オープニングは、ワクワク感いっぱい。
前半部は、ミュージカルの楽しさが詰まっている感じ。
画面も鮮やかで、景色も美しく、楽しめました。
後半。
ミュージカル色は薄くなって、主人公二人の葛藤が描かれます。
予想されたようなハッピーエンドには至らず……
というのがミソでしょうか。

20170301_031145614_ios 楽しめたことは確かではありますが、
「引き込まれた」感がいま一つ足りない、不完全燃焼感が。
歌も、演技も、よかったとは思うのですが。。。

あ、でもでも、ジャズピアニスト役の男優さんが、
全部、自分で弾きこなしていたのには驚きました!
俳優魂、でしょうか。

映画鑑賞後、
映画館周囲に黄色いミモザの花が咲き誇っているのを発見。
春が近いことを感じました。

2017年2月22日 (水)

『死と乙女』

20170222 ふっと出来た空き時間に映画鑑賞。
今回は、これまた時間が空いたという夫と。
2016年、オーストリア・ルクセンブルクの作品。
ウィーンの画家、エゴン・シーレを描いたものです。

ああ、ヨーロッパの映画だなあ、というのが最初の印象。
淡々と進む画面とストーリー。
でもでも、その風景の美しいこと。
芸術鑑賞の気分になります。

そして、エゴンのイケメンぶりが印象的。
主演のノア・サーベトラはモデル出身で、これで俳優デビューとか。
なるほど。

芸術とポルノの差って? 社会情勢次第なら、今後も変わるんだろうなあ
生来の画家は、どんな状況下でも描かずにはいられない存在なんだなあ
「内面を描く」と宣言するプライドって、しびれるなあ
それにしても、この映画自体、各シーンが美しいなあ
暗さの美…ヨーロッパだなあ、ウィーンだなあ
……といった感想を持ちました。

2017年2月18日 (土)

この世界の片隅に

20170218 仕事が休みになった時間を利用して映画館へ行ってみました。
秋以来、評判になっているアニメ映画

この世界の片隅に

数か月の間に、アニメ映画を2本も見るなんて(「君の名は」→)、
生まれてこのかた初めてです。

上映時間の2時間、ずっと画面に、ストーリーに釘づけでした。
映像、音響、話の流れ、とても練られています。
でも、
淡々と事実を重ねていくだけ。
音響は、飛行機の音、風の音、など、事実の音。
効果音でも、音楽でもありません。

日々の小さな幸せを丹念に描いて、
いろいろあったけれど、
無事に戦後を迎えて、ああ、よかったね、という話なのかな
なんて、途中で思ったりしましたが、もちろん、
そんなわけは、ないのでした。

やはり大事なのは、家族の力、素直な気持ち、
そして、自ら動くこと、なのかなあ。。。
いろいろ考えてしまいました。
まだ自分で消化しきれていないと思います。

2017年2月16日 (木)

音を楽しむ

音楽って、「音を楽しむ」ことですよね。
改めて、そうなんだな~と納得しました。
思ったようにうまく行かなくて、暗い顔してるようじゃ、だめだなあ、と。

20170212 (1)題名のない音楽会 
2500回記念(2) ウィーンのスーパースター軍団と音楽家たち
を見て。
超一流の音楽家が、お互いに尊敬しあい、刺激を与えあっていることに、
実に楽し気に演奏している様子に、感動してしまいました。
音楽そのものにも、その演奏のたたずまいにも。

20170216_175035 (2)YouTube レッスン動画
ベンジャミン・ザンダーという方、初めて知りましたが、
そのマスタークラス、実に示唆に富んでいます。

演奏家自身が、暗い表情をしていてはいけないよ、
音楽家は、音楽を伝える神父みたいなもの。
神父がくら~い顔をして説教したりしないでしょう。
「俺ってすごいだろう」って自己アピールすることもないでしょう。
音楽を、聞き手と分かち合って、楽しまなくちゃ。
明るい顔でね。

Benjamin Zander Masterclass 2.6 (Part4) Bach Cello Suite No.1 in G Major

2017年1月 9日 (月)

大河ドラマの音楽

去年の『真田丸』のテーマ曲演奏者として、
ヴァイオリニスト・三浦文彰くん
メディア露出がずいぶん目立ったように思ったので、
(エンディング・テーマのピアニスト、辻井伸行くんも同様)

今年の『おんな城主 直虎』のテーマ曲は……
と、昨日注目してみていたところ、ピアノ演奏は

ラン・ラン

でした。で、エンディングテーマの演奏(ヴァイオリン)は

五嶋みど

今年はメジャーどころ、海外の大物の演奏なのですね。
両者ともに、さすがの達者ぶりですけれども。
なんとラン・ラン!と、驚嘆しました…百面相はナシですが…sweat02

音楽の担当が
復興ソング「花は咲く」の菅野よう子さん、というのも初めて知りました。
女性にスポットライトを、ということでしょうか。
脚本も、制作統括も、女性のようです。

ドラマそのものについては、毎年ちょっとだけのつまみ食いで、
昨日の第1回もしかり。ということで、
語るものを持ち合わせていません。。。sweat01失礼sweat01

2017年1月 5日 (木)

小澤征爾 若き才能とつむぐ四重奏

Ozawa_quartette_main 昨年の9月にBSで放送された番組、
やっと録画したおいたものを視聴しました。

小沢征爾が2005年に立ち上げたスイス国際音楽アカデミー、
2015年の記録です。

選抜された若い音楽家の精鋭24人が、6組のカルテットを組んで
2週間にわたって練習を重ね、曲をつくりあげていきます。

講師(原田禎夫、今井信子、パメラ・フランク)の
的確でインスピレーションにあふれる指導ぶり、
その指導のなかで、ときに全く異なる解釈を提示された受講生たちが
意見を述べ、音を聴きあいながら、自分たちのスタンスを決めていく様子は、
なんだか見ているだけで、涙が出てきそうになりました。

才能ある人たちが真剣に取り組む姿、
お互いを尊重しあい、場を共有できる幸運を自覚しつつ励む姿は、
それだけで感動的なのだなあ、と思いました。

「若い優秀な人たちは、一緒に呼吸するだけで通じる」

と述べ、「教える」という言葉を使わない小澤征爾の姿もまた印象的でした。
受講生の側からは、
「ソロのためのどんなレッスンよりも貴重な機会」
「セイジの指の動き一つですべてが伝わる」
「セイジのおかげで、演奏家としての道に迷わなくなった」
「ここでの経験は、私のアイデンティティ―の琴線に触れた」
等々の発言が。

インタビューは、英語、ときにフランス語で、
日本語字幕がつく番組。世界中に発信されたのでしょう。
オーバーなBGM、特殊効果などは全くなく、淡々と伝える番組の力を感じました。

2016年12月20日 (火)

第85回日本音コンドキュメンタリー

第85回日本音楽コンクールドキュメンタリー
「若き音楽家たちの挑戦」
2016年12月10日放送 NHK Eテレ

先日読んだ、青柳いづみこ氏の新書に、
ポーランド国内コンクールで第二位までに入賞すると
ショパンコンクール予備予選が免除になることについて、

もし浜松国際コンクールで、日本音楽コンクールの第二位入賞までを事前審査免除にしたら……。誰もが違和感を覚えるのではないだろうか。

とありましたが、
実際のところ、どうなのかなあ……と好奇心を持ちつつ視聴。

どうやら番組で訴えたかったのは

spade音楽の世界で生きることの難しさ
(何度もこのコンクールに挑戦し、複数回本選まで進みながらも
それだけでは生活できないコンテスタントを複数名紹介)
→特に作曲部門、声楽部門

spade若き二人の女子高生(15歳16歳)紹介→バイオリン部門

であるような印象。
バイオリンは近年、10代の若手が上位を占め、
その後、世界に羽ばたいていく……というイメージがあります、確かに。

ピアノはどうなのかなあ……と思って見てみたら、
今回の1位(樋口一朗くん)20歳、2位(千葉遥一郎くん)19歳
パッと見、それほど若そうに見えず、しっかり視聴するまで気づきませんでした。
私の印象では、やはりこの二人が、3位・4位に水をあけていたような。

さて、国際コンクールと同列か否か、ということを抜きにして、
みなさん、とても真摯に、懸命に取り組まれている姿に頭が下がりました。

20161220_060528977_ios 20161220_060708693_ios ←画面に自宅の窓が映り込み、
見苦しい画像で失礼。

2016年12月 1日 (木)

マダム・フローレンス!夢見る二人

たまたまポッカリ時間が空いて、
なんだか直帰したくない気分で、飛び込みで映画館へ。
たぶん、今まで生きて来て初めての経験。

で、待たずに見られるこの映画を。
今日が公開日初日。

実話だとのことですが、フローレンスの大金持ちぶり、半端ないです。
ド音痴の自分にまったく気づかず、
レコードは出す、カーネギーホールを自分で予約してリサイタルはする…
ド派手な衣装、髪飾りetc.にも仰天。

実は陰で嘲笑されているとは知らず、
夫がカネで買収して書かせた賞賛記事だけを読み、
彼女のカネを目当てにヨイショする周囲の言葉を真に受けるフローレンス。

私自身、その場にいたなら、
思いっきり「嘲笑する側」に立ってしまいそうだな…と思って見ていましたが、
途中から
彼女の、あまりにまっすぐな、素っ頓狂な熱意~誠意ともいえる精神~に
なんだか、ほだされてしまいました。。。
映画の中でも、当初、率先して嘲笑していた人物が
カーネギーホールの聴衆となった際に豹変する一コマがあって、
ここが一番の山場となっているように感じました。

さまざまなクラシック音楽が出てきた中、まさに身近なものとして、
サン=サーンスの「白鳥」、
ショパンの前奏曲変ホ短調、が印象に残りました。
そして、
伴奏ピアニスト役の男優さん(サイモン・ヘルバーグ)の演技も。
どう見ても実際に演奏していた、その自然さ、
喜劇的な歌手の支え役になり切れるか…という音楽家としての葛藤。
共感しました。

音楽って、音楽の力って、一筋縄ではいかないものですね。

20161201_063120428_ios_2

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