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2017年2月17日 (金)

『いまさら翼といわれても』

20170217 米澤 穂信 『いまさら翼といわれても』 KADOKAWA 2016

米澤穂信の作品は、
古典部シリーズの『氷菓』を読んだのが初めてで、
ものすご~く前だったなあ。。。という記憶が。
このブログにも書いていないから、2005年より前??
なんて思ってググってみたら、2001年発行でした。

当時は、
ふつーの学生~古典部の部員~が、日々の小さな謎の解明に挑む、
だれも死なない、警察とは無縁の気軽に読める明るいストーリー
というのが目新しく感じたのでしたが、いまや一つの流派になった感あり。

前置きが長くなりました。
本書『いまさら翼といわれても』、その古典部シリーズの最新作。

将来を見据える、自分を見つめ直す、
という視点で、大人への脱皮の予感を感じたのは、
以前の作品が半ば忘却の彼方となり、バイアスがかかったせいかもしれません。

高校生同士の、ある意味、密な、また、ある意味、醒めた人間関係、
うまく描いているなあと思いました。

生徒会の選挙を巡る「箱の中の欠落」
中学の卒業制作を巡る「鏡には映らない」
教師の思い出を巡る「連峰は晴れているか」
漫画部の内紛を巡る「わたしたちの伝説の一冊」
主人公ホータローの過去を巡る「長い休日」
そして表題作「いまさら翼と言われても」

やはり表題作が、一番心に響きました。

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