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2017年1月23日 (月)

『家康、江戸を建てる』

20170123 門井慶喜 『家康、江戸を建てる』 祥伝社 2016

面白かったです。
そうなのか、江戸って、そういう始まりだったのか、
と実感と共に納得しました。

駿府を居城としていた家康。
関白秀吉に
――家康殿には、関八州を進呈する
――そのかわり現在の領国である東海五か国はぜんぶ差し出っしゃれ。と言われたことは

美田と泥沼を交換しろというようなもの」で、
家臣たちには猛反対されたものだった、とのこと。
しかし、家康は、
(関東には、手つかずの未来がある)
と直感して、この国替えを受け入れたのでした。(p.389)

泥沼ゆえ、
利根川の流れを東遷させて治水を盤石とし(第一章 流れを変える)、

京とのせめぎ合いを制して
日本史上初の貨幣面での天下統一を果たし(第二章 金貨を延べる)、

治水の上に利水でも適材適所の人材を登用し(第三章 飲み水を引く)、

江戸城の石垣建築で大名、石工を懐に取り込み(第四章、石垣を積む)、

白壁で江戸の独自性を全国に知らしめる(第五章、天守を起こす)。


やはり、世の中を建てるのは
人材活用、人心掌握、そして、未来を見通す眼だよなあ、、と思いました。

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