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2016年11月24日 (木)

『マチネの終わりに』

20161124book 平野啓一郎 『マチネの終わりに』 毎日新聞出版 2016

天才肌の人気ギタリスト・蒔野聡史 
そして
著名映画監督の娘にして
ジャーナリストとして舌峰鋭く国際的に活躍する小峰洋子
アラフォーの知的美男・知的美女たる二人の
ラブストーリーです。

芸術家としての成功にも喜べず、
40代目前にしての演奏上の不調と、人生初の恋に茫然とする蒔野。

志願して危険なイラクに赴き、仕事で成果を上げつつも
生死の境や、難民となる元同僚の姿にPDSD症状にも見舞われ、
フィアンセのリチャードと蒔野との間で揺れ動く陽子。

平野啓一郎らしく、
映画、音楽、哲学……まさにインテリそのものの会話や心情描写、
国際関係、政治問題などホットな話題も絡めてのストーリー展開、
といったところは楽しめるのですが、

私個人としては、中間部の二人のすれ違いぶり、
悪意ある第三者(と一言では言い切れませんが…)の介入ぶりが、
なんだか安っぽい韓国ドラマ(失礼!)の
よくあるご都合主義プロット、オンパレード!といった具合に感じられて、
鼻白んでしまいました。。。

音楽家・蒔野の苦悩や、心の変遷などには
共感を覚える部分も多々あったのですけれど。
もしかすると、私自身の、洋子に対する嫉妬などもあるのかなあ。。。

自分の了見の狭さ、再発見です。

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