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2016年11月

2016年11月27日 (日)

バボラーク ホルンの室内楽

第一生命ホール ウイークエンドコンサート2016-2017
室内楽の魅力
モーツァルト 第2回 バボラーク ホルンの室内楽

2016年11月16日(土)14時開演 16時終演
@第一生命ホール

ホルン:ラデク・バボラーク
バボラーク・アンサンブル
 ヴァイオリン:ダリボル・カルヴァイ,  マルティナ・バチョヴァ
 ヴィオラ:カレル・ウンターミュラー
 チェロ:ハナ・バボラコヴァ
 コントラバス:シュテパン・クラトホヴィル

<オール・モーツァルト・プログラム>

ホルン五重奏曲 変ホ長調 K407
第1楽章アレグロ 第2楽章アンダンテ 第3楽章ロンド・アレグロ

ロンド 二長調 K514 (ジェスマイヤーにより完成)

ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K495
 第1楽章アレグロ・モデラート 
 第2楽章ロマンス:アンダンテ・カンタービレ 
 第3楽章ロンド:アレグロ・ヴィヴァーチェ

~休憩~

ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K417
 第1楽章アレグロ・マエストーソ 
 第2楽章アンダンテ 
 第3楽章ロンド:ピウ・アレグロ

アレグロ 二長調 K412

ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K447
 第1楽章アレグロ 
 第2楽章ロマンス:ラルゲット(ミヒャエル・ハイドン編) 
 第3楽章ロンド:アレグロ

(ホルン協奏曲で表記のないものはローランド・ホルヴァート編)

~アンコール~
アヴェ・ヴェルム・コルプス K618

********************

バボラークのホルンに惚れて以来、生ホルン3回目。
(2015年2月→,  2016年6月→
なんと今回は、1階席3列目ど真ん中に陣取ることができました。
真正面の至近距離に、バボラーク氏がっ。
まるで私に向かって吹いてくださっているような錯覚に陥る、至福の時間でございました。

プログラム・ノートによると、
「きっとモーツァルトの家では、人が集ると、皆が何かしらの楽器を手に取り、こうした音楽を楽しんでいたのではないか。そんな”家庭音楽”的な日常の音楽の風景、音の雰囲気を表現してみたかったから」
こうした編成、このプログラムを組んだとのことですが、
まさにまさに、そういった温かい雰囲気に満ち満ちたコンサートでした。

ホルンの音色が、弦楽器とまさに溶け合う様子を堪能しました。

頻繁に来日しているらしいバボラーク氏、
いつまでも止まない拍手に応えてのアンコール演奏にあたり、
「お疲れ様でした~。アンコール、1つだけ!」
と会場に向かって日本語で語りかけていましたが、
「アンコール」が見事な日本語発音で、びっくり。
お茶目なかたです。

初めて足を運んだ第一生命ホール、素敵なホールでした。
画像は、勝どき駅からホールまでの川を渡る「動く歩道」からの撮影、
そして、ホールのビル入口エスカレーターです。

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2016年11月25日 (金)

18:00-18:10

冬のムードの18時台。仕事を終えてパチリ。
雰囲気を感じる季節となりました。
クリスマスツリーの点灯も、待つことあと数日かな。

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2016年11月24日 (木)

『マチネの終わりに』

20161124book 平野啓一郎 『マチネの終わりに』 毎日新聞出版 2016

天才肌の人気ギタリスト・蒔野聡史 
そして
著名映画監督の娘にして
ジャーナリストとして舌峰鋭く国際的に活躍する小峰洋子
アラフォーの知的美男・知的美女たる二人の
ラブストーリーです。

芸術家としての成功にも喜べず、
40代目前にしての演奏上の不調と、人生初の恋に茫然とする蒔野。

志願して危険なイラクに赴き、仕事で成果を上げつつも
生死の境や、難民となる元同僚の姿にPDSD症状にも見舞われ、
フィアンセのリチャードと蒔野との間で揺れ動く陽子。

平野啓一郎らしく、
映画、音楽、哲学……まさにインテリそのものの会話や心情描写、
国際関係、政治問題などホットな話題も絡めてのストーリー展開、
といったところは楽しめるのですが、

私個人としては、中間部の二人のすれ違いぶり、
悪意ある第三者(と一言では言い切れませんが…)の介入ぶりが、
なんだか安っぽい韓国ドラマ(失礼!)の
よくあるご都合主義プロット、オンパレード!といった具合に感じられて、
鼻白んでしまいました。。。

音楽家・蒔野の苦悩や、心の変遷などには
共感を覚える部分も多々あったのですけれど。
もしかすると、私自身の、洋子に対する嫉妬などもあるのかなあ。。。

自分の了見の狭さ、再発見です。

2016年11月23日 (水)

スコーン

祝日の朝食に、初めてスコーンを焼きました。
うちにあるもので出来る、
簡単レシピをクックパッドで発見して。

強力粉&薄力粉を同量、ベーキングパウダー、砂糖、塩を混ぜ、
角切りバターを揉み込んでヨーグルトに牛乳を加えてまとめたら、
冷蔵庫で冷やして待つこと20分。
板状に伸ばして何度か折りたたみ、
2センチ程度の厚さにしてから、茶筒のフタで丸く抜き、
200度のオーブンで15分。

思ったより簡単に、ちゃんと形になりました。



2016年11月21日 (月)

ザラフィアンツ「ピアノと歩んだ人生」

20161120_091304924_ios フィリア・トーク&コンサートシリーズ
第2回
ザラフィアンツ「ピアノと歩んだ人生」
2016年11月20日(日)14時開演 18時10分終演
@青葉区民文化センターフィリアホール

<プログラム>
maple第1部 リサイタル
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 告別
ショパン スケルツォ全曲
 第1番 ロ短調 Op.20
  第2番 変ロ短調 Op.31
 第3番 嬰ハ短調 Op.39
  第4番 ホ短調 Op.54

maple第2部 公開マスタークラス
(1)ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1より第1,3楽章
(2)ショパン ピアノ・コンチェルト第1番 ホ短調Op.11より第1楽章
(3)メンデルスゾーン 幻想曲「スコットランド・ソナタ」嬰ヘ短調Op.28

maple第3部 アンコール演奏
ショパン ワルツ イ短調 Op.34-2
      ノクターン 第17番 ロ長調 Op.62-1
             ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2

*********************

長時間に及ぶ催しでしたが、
すべてを聴いて、そして「納得!」いたしました。

ザラフィアンツ氏の演奏、テンポの揺れが大変大きく、
リサイタルのベートーヴェンでは驚きも感じたのですが、
それは確たるポリシーあってのこと、
と公開レッスンを通して知りました。

最後のアンコール演奏、ショパンの3曲は、本当にため息の出る美しさ。
会場全体が陶酔しました。

レッスンも収穫がいっぱい。
覚え書きです。

appleベートーヴェンの曲は人間ドラマ。
常に緊張に満ちていて、一瞬たりとも気の抜ける箇所がない。
私は自由に弾いているが、そうできるのは経験を積んでこそ。
子供のうち、若いうちはテンポを守って緊張感をもって演奏してほしい。
音楽の作りは、オーケストラをイメージして。
ピアノの呼吸ではなく、オーケストラの呼吸で演奏しなくてはいけない。
自分が指揮者になって指揮をしているつもりで。
ベートーヴェンは最後まで負けない、諦めない
諦めた音、負けた音を出してはいけない。
フレーズの最後であっても、意志の力は保って。
絶対に乗り越えるという意志の音。
可愛らしい、愛くるしい、という要素を感じさせてはいけない。

appleショパンのコンチェルト1番は10代の楽しく明るい世界。
こういう曲は、重く暗い曲をいっぱい勉強した後に弾いたほうがいい。
第1楽章には短調、長調の二つのテーマがある。
二つのコントラストをはっきり出したい。
大きな対比とはいえない二つだが、それでも違いは明確にある。
コンチェルトでは特に、ダイナミックに歌うことが求められる。
大きなホールに響かせなくてはいけない。
特にソリストの歌手、メロディーは、たっぷりと、しっかりと。
メロディー全体で円を描くように。
直線的に出すのではなく、円を描いて戻ってくるイメージ。
装飾音が飛び出してはいけない。
ショパンの流れに重要なのは、ルバート
ルバートとは、イタリア語で「盗む」という意味。
盗みっぱなしではいけない。盗んだらその分は後で返さなくては。
流れの作り方が大事。
行っては返す波のように。自分でも揺れる気持ちで。
直線的な、平らな、安定した音はショパンではない。
感情が伝わる音を出す。ショパンと自分が会話しているようなつもりで。
ショパンの心を伝えよう。

appleメンデルスゾーンといえば無言歌。
歌と物語は同じ。
弾き手の想像力で物語を紡いでいくことが音楽。
ドロンとした流れでは、物語にならない。語っていない。
どう続けていきたいのか、
小さなルバートを効果的に使って、語っていくこと
もっともっとロマンティックに。
スフォルツァンドを出すには、その前に溜めがなくてはいけない。
間を取って準備してこその、ピークの音。
その前後のピアニシモとのコントラストは、もっとはっきり。
音楽は、時間の芸術。
時間を長くしても、短くしても、そこにドラマが生まれる。
速い遅い、強い弱い、明るい暗い、
そういったコントラストをはっきり出してこそ、語ることができる。
集中したい。
次には何が起こるんだろうという高いテンションを保ちたい。


公開レッスン、
なんと日本語を使って行われました。
ザラフィアンツ氏、
現在は愛知県在住、愛知県立芸大で教えられているとのこと。
イリーナ・メジューエワさんも京都在住ですし、
ロシア出身の日本在住ピアニスト、実は多いのでしょうか。。。

帰宅時はもう真っ暗。
デパートはクリスマスツリーが。そして電車はクレヨンしんちゃん号でした。

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2016年11月19日 (土)

酒粕マフィン

20161118_224715690_ios_2 パン焼き器のセッティングを忘れたので、
今朝は久々にマフィンを焼きました。
酒粕とゴマ入り。
ちょっと喉を傷めているので、なんとなく体にいいかな~と。

焼きたての美味しい季節になりました。

2016年11月15日 (火)

陰と陽のベートーヴェン

題名のない音楽会 2016年11月13日(日)放送
「陰と陽のベートーヴェンの音楽界」

20161115_061620330_ios <プログラム>
♪1:ピアノソナタ第17番 「テンペスト」第1楽章
作曲: L.v.ベートーヴェン
ピアノ: 小菅優

♪2:ピアノ三重奏曲 第5番 「幽霊」 第1楽章
作曲: L.v.ベートーヴェン
ピアノ: 小菅優
ヴァイオリン: 五嶋龍
チェロ: ヘーデンボルク直樹

*************

小菅優さんのピアノは、
2012年に、ベートーヴェンのプログラム(→)、
2008年に、シューベルトのプログラム(→)を聴いていて、
彼女15歳のときのCDも持っているのですが、
最近は、ちょっとご無沙汰していました。

そんなとき、テレビ番組で久々に彼女のピアノに触れて……
圧倒されました!
その集中力、そしてアンサンブルでの牽引力、お見事!
録画を、PC開いて仕事しながら流していたのですが、
途中で仕事の手がすっかり止まり、
テレビの前で「がっつり」見入ってしまいました。

演奏はもちろん、
一般聴衆向けの解説にも舌を巻きました。
専門知識を振りかざすのではなく、

「この響き、聴いてください」

納得させる解説力にも唸りました。
押しつけがましくなく、わかりやすく、真実を突く解説。ブラボー。

2016年11月13日 (日)

新顔ルーター

2012年2月に、携帯電話会社に無料でもらったWiFiルーター、
今まで活躍してもらってましたが、
最近、iPhone6で、
~WiFiセキュリティを確認せよ~
みたいなメッセージが出るようになりました。

WiFiの強さもいまひとつだし、これを機に新ルーター買おうかなあ。。。
と調べ出したら、いやはや、いろいろな種類があるのですね。
値段もピンキリ。。。

わが家は、マンション住まいの平面家屋ですし、
WiFi使用のノートPCは、機能もあまり高いものではなく、
スマホでもたいして複雑な作業をするわけでもなし。
なにせデスクトップPCがありますから。。。

そんなわけで、結論。
そんなに高機能のWiFiは必要なし。
と思った昨日、
アマ○ンのタイムセールで、なんと1000円台のもの発見。
即ポチッとしてしまいました。

先ほど、無事到着。
思ったより大きくてびっくり。今までのものの4倍ぐらいあります。
角がニョッキリ二本、上方へつき出しているタイプのものです。
セッティングも無事終了。
大きさだけのことはあり、電波はぐぐっと強くなりました。

すぐに壊れたりしませんように。。。。。。祈

2016年11月12日 (土)

上野星矢フルートリサイタル2016

20161111_122550713_ios 上野星矢フルートリサイタル
2016年11月11日(金)@紀尾井ホール

フルート:上野星矢
ピアノ:内門卓也
<プログラム>

ジョルジュ・ユー / ファンタジー

ラヴェル(上野星矢&内門卓也編)/
   マ・メール・ロア

ヴィドール / フルート組曲 作品34

~休憩~

ライネッケ / フルート・ソナタ「ウンディーネ」作品167

ビゼー(上野星矢&内門卓也編)/
   カルメン幻想曲

(アンコール)
フォーレ/ コンクール用小品

尾崎豊/ アイラブユー

******************

紀尾井ホール、満席でした。
性別、年齢層、ともに幅広い聴衆にもびっくり。
星矢くん、メジャーになったのだなあ、と感慨を覚えました。

2010年、2011年、2012年に2回、に続けて
星矢くんのリサイタルを聴くのは、これで五回目。
またまた進化を遂げていました。

今回、驚いたのは、その自然さです。
今までは、「卓越したテクニック!!」が主張している感、
上段から振りかざす感、がちょっとあったように思いますが、
今回は、まったくなし。
もちろん、テクニック、素晴らしい!の一言なのですが、
それが目立たず、当然のごとく音楽に溶け込んでいました。

選曲、そして
ピアノの内門さんの力に負うところも大きいと思います。
編曲も担当されている内門さん、
初めて聴きましたが、その音楽の作り方に脱帽でした。

今回、つくづく思ったのは
音楽はバランスだ!!
ということ。
たとえピアノによる鍵盤二つの和音だけだとしても、
その音色のバランス次第で、見事な音楽世界が生まれるのだなあ、と。
まして、アンサンブルとなれば……

二人のバランスの絶妙さに、まさに夢気分の夜でした。

PS
星矢くんの、手慣れたステージ・マナー、笑顔と、
内門さんの、朴訥そのものといった振る舞いの対照も、微笑ましく拝見しました。^^

2016年11月10日 (木)

ゴッホとゴーギャン展

東京都美術館に行ってきました。
ゴッホとゴーギャン展。

ゴッホが精神に異常をきたして、自分の耳を切る
という事件は知っていましたが、
それが、ゴーギャンと同居していた時期だったとは知りませんでした。
1888年、ゴッホ35歳、ゴーギャン40歳。
この年に始まった南仏アルルでの二人の同居は、この事件で終焉へ。
ゴッホの弟テオにこの事件を知らせ、パリから兄を迎えに来させたのが
ゴーギャンだったとは。
二人の同居期間、わずか2か月。

二人とも10代から美術の英才教育を受けたわけではなく、
20代後半、30代になってから絵画をライフワークと定めていたことも
初めて知りました。

オランダからフランスに出てきたゴッホの色遣いが
印象派の影響を受けて、見る見る明るくなっていくのにびっくり。

ゴーギャンについては、タヒチの印象が強くて、
フランスでの絵があることも、よく認識していませんでした。

ゴーギャンが晩年、ゴッホの死後10年以上を経て、
ゴッホを彷彿とさせる、ひまわりと椅子の絵を描いていることに感銘。
二人の絆がわかるなあ……と。
また、晩年といっても、ゴーギャンの没年54歳。
若っ!
ゴッホの、37歳ピストル自殺というのもショッキングですが、
ゴーギャンも若くして亡くなっていたのですねえ。

画像は、展示出口にあった、二人の椅子を模したコーナーと
同じく出口の屋内から窓ガラス越しに撮った屋外。寒い晩秋の午後でした。

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朝焼け6:00am

リビングの窓全体が真っ赤に染まる、迫力の朝焼けです。


2016年11月 9日 (水)

トランプ大統領への反応

アメリカ大統領選挙、びっくりの結果となりました。
イギリスのユーロ離脱も記憶に新しく、
今回も同じように、下馬評覆す結果だったりして……と思ってはいましたが。

で、夕刻の家事をこなしつつ、NHKラジオをつけてみると、
アメリカの弁護士、ケント・ギルバート氏に、数名の大学教授陣、専門家で
座談会のようにして、この件を語り合っていました。

あっけらか~んと明るい口調で、わいわい楽し気な語り口。
その論調は、というと……

 現実の大統領となれば、選挙中の宣言どおりに動くことは不可能だろう
 「公約すべて守れ!」と本気で思っている国民も少ないだろう
 政治的なあれこれ、周囲の共和党議員のフォローでこなせるはず 
 大統領本人は理解していないことが多く、これからが勝負!

それで、日本としては、

 今までの「アメリカ親分についていきますぜ!」といった追随モードを脱し、
 日本自らがイニシャティブをとって、国際関係を築いていくモードに移行しよう!

 トランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領と近しい関係を築こうとしているし、
 損得勘定で、中国とも近しくなる可能性もある。
 ぼやぼやしていると、日本は取り残されるぞ!
 12月にプーチン大統領訪日の日程を組んでおいたのはお手柄。
 日露関係も、新たな局面を迎えることになるだろう。
 よくわかっていないトランプ大統領に、
 日本に関する妙な誤解をきちんと正し、彼の食指が動くような政治的提案を
 日本側から出していくチャンス到来!!

全体的に、「さあ、チャンス!と思おうぜ♪」というムードでしたが、
何やら、やけくそ気味の匂いも??

思い出したのは、民主党が政権をとったときの同様の放送。
あのときも、
「日本が生まれ変わるチャンス到来! 新たな世の中へレッツ・ゴー♪」
みたいな明るいノリでしたが、結果は………┐(´д`)┌ヤレヤレ

これからの世の中、どうなっていくのでしょうか。。。。

2016年11月 6日 (日)

第35回横浜市招待国際ピアノ音楽祭

YOKOHAMA 2016
第35回横浜市招待国際ピアノ音楽祭

2016年11月6日(日)15:00開演 18:35終演
ピアノ・ソロ
横浜みなとみらい 小ホール 

<プログラム>

ゲオルギー・チャイゼ (ロシア)
シューベルト:4つの即興曲 Op.142, D.935

バラージュ・デメニー (ハンガリー)
バルトーク:15のハンガリーの農民の歌 Sz.71
リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」より ダンテを読んで――ソナタ風幻想曲

ゲオルギー・チャイゼ & バラージュ・デメニー (連弾)
 シューベルト:アレグロ イ短調 「人生の嵐」Op.144, D.947

~休憩~

小林海都 (日本)
バッハ:トッカータ ホ短調 BWV914
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
ドビュッシー:喜びの島

エフゲニ・ボジャノフ (ブルガリア)
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第1番 変ロ長調 D.960

小林海都 & エフゲニ・ボジャノフ  (連弾)
ドビュッシー:小組曲


 ***************

実は、前回のショパコン第3位のケイト・リウの出演を狙って
申し込んだコンサートだったのですが、彼女、体調不良により来日中止。
その代わりに、ボジャノフの演奏となっていました。

で、そのボジャノフに圧倒されました!
ちょっと年長ということもあるのでしょうが、
彼一人、そのたたずまい、風格、演奏、すべて別次元でした。

ソロ。
運び込まれた椅子の低さにびっくり!
手足が長いのはわかるけど……と、呆気にとられている間に演奏開始。
で、またまた、びっくり。
テンポの揺らし方が尋常じゃありません。。。なのに、なんという説得力!
よーく知っているシューベルトのソナタなのに、
「えっ、こんな和音あったっけ?」「えっ、低音部、こんな進行だった?」
「この音、スタカート?……でもカッコいい……」
といった驚きの連続。そして、見事に惹きこまれてしまいました!
センスの良さ、抜群です。

止まりそうになるほど落としたテンポから、
めくるめく超高速まで、自由自在に操るさまは、お見事。
それも、決して外連味に訴えるものではなく、
音楽世界を構築するうえで必須ですよね、ああ、そうですね、
と唸らせる形で。

で、最後の連弾がまた圧巻。
連弾曲の定番、ドビュッシーの「小組曲」。
私も弾いたことある曲のはずなのですが、まったくの別物に聞こえました。
これまた、テンポの幅が超ド級で、
セクシー、かつ、スリリング。
手に汗握る、心がわくわく躍る、連弾でした。

なんだか、最後の彼にすべて持って行かれたような幕切れでしたが、
音楽祭の一環だけあって、
前半終了時点で1時間40分経過。演奏会終了時まで3時間半という長大さ。

トップバッターのチャイゼくんのシューベルトも
柔らかく端正な、みずみずしい演奏で、魅せられました。
彼のリサイタルも聴いてみたいです。

デメニーくん、海都くんは、優等生の演奏という趣。
今後の成長を楽しみに。

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2016年11月 2日 (水)

ツィメルマンのべトコン第4番2016

東京ニューシティ管弦楽団 第108回定期演奏会
 ピアノ協奏曲シリーズ③ 古典から現代まで

2016年11月1日(火)19時開演 20時50分終演
@東京オペラシティコンサートホール

指揮:グジェゴシュ・ノヴァック
ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン

<プログラム>

ベルリオーズ 「ローマの謝肉祭」作品9

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58

~休憩~

ムソルグスキー 「展覧会の絵」(ゴルチャコフ編曲)

**************

「クリスチャン・ツィメルマンからのメッセージ」というタイトルで
次のように始まる文章が、プログラムに挟み込まれていました。

 3月11日の14時46分に、私は東京にいました。ですから、東日本大震災は皆さんにとっての震災というだけではなく、私にとっての震災でもあるのです。
 地震が起きた半時間後、私は渋谷にある自分のオフィスに向かって歩きながら、この問題の重大さを自分なりに把握しようとしていたのですが、その直後に、ヘリコプターから中継される津波の恐ろしい映像を目撃することになりました。(中略)

たいへん長い文章なので、全文を引用することはできませんが、ツィメルマンの想いの強さが響いてきます。

 …福島は日本だけの問題ではなく、全世界を巻き込む問題であることを、どうか理解してください。
 本日のコンサートは、最も大きな被害を受け、全てを失われた方々に捧げられるものです。そしてまた、私たち各々の心の中に「家」や「故郷」を想起させる全てのものにも捧げたいと思います。このコンサートの目的は、記憶を鮮明に保ち、問題はまだ解決されていないということを忘れないようにすることです。誰かがアパートの暖房のスイッチを入れたからといって、そのせいで他の誰一人として被害を受ける者はいない、ということが確実になるまでは、何も「制御下」にはないのです。(以下略)


***************

さて、そのツィメルマン氏の演奏です。
茫然としてしまいました。
私の協奏曲というものに対する認識を、すっかり変えてしまうものでした。
いったいどこから、どうやって、あのような音色が生まれるのでしょう。

オーケストラ VS ピアノ。
二つのものによる競演。丁々発止で作り上げる音楽……
なんとなくそんな認識をしていたのですけれど、
昨日の演奏では、オーケストラとピアノがまさに溶け合っていました。
オケの音色の中から、その一部として、でも実にクリアに、浮かび上がるピアノ。
ピアノを受けて、その流れをそのまま紡いでいくオケ。

第2楽章は、まさにレクイエムのように響きました。
ホール全体、息を呑んで聴き入り、鎮魂の想いを寄せたような。。。
ツィメルマンという人が、実に大きな大きな人であることを
協奏曲というものは、生で聴いてこそ響くものがあるということを
全身で理解した一夜でした。


指揮者のノヴァック氏も素敵でした。
ツィメルマンと同郷、4歳年長のポーランド人。
きっと二人は、息の合った仲間なのでしょうね。
風貌も、ちょっと兄弟のような雰囲気が。

ノヴァック氏の銀髪のボリューム、実に楽し気なステージマナー、
生き生きとリズミカルな振りっぷりなどは、小澤征爾氏をイメージするような。
小澤氏よりも長身、正統派紳士のムードたっぷりで。
オケも、演奏を楽しんでいる様子が伝わってきました。


素晴らしい音楽が生まれる瞬間に立ち会えて、幸せでした。

2016年11月 1日 (火)

『ショパンの音楽記号 その意味と解釈』

20161101 セイモア・バーンスタイン著 和田真司訳
『ショパンの音楽記号 その意味と解釈』
音楽之友社 2009年


セイモア先生の本を読むこと、これで3冊目。

今回は、先生ご自身、解釈に苦慮されてきたという
2つの音楽記号について。
それは、ペダル記号、そして<>の形で記される記号、ヘアピン。

決して独断に陥るまい、という姿勢が明確です。
ショパン自筆楽譜の写真がいたるところに掲載され、
典拠となる文章はすべて出典つき、もちろん、参考文献リストつき。

楽譜に記載されたとおりの演奏では、感性に合わず、納得できない…
との思いから、著された本です。
50代に至って理解したと感じる点を書くが、これが唯一の正解とは思わないし、
今後、自分の考えが変わらないとは保証できない、とのこと。潔し。

さて、結論だけを簡単にまとめてみると
(今、手元に本がないので、うろ覚えですが)

notesペダリングについて、
「踏め」という「P」記号は絶対的に尊重すべし。
一音だけ前後にずれる、等の箇所にもショパンの深い想いが読み取れる。
ただし、リリースせよ、と言う意味の「*」については、あまり気にする必要なし。
(さまざまなケースがあるため。複雑なので、詳細は原本をどうぞ……)

notesヘアピン記号について
今は音の強弱(デュナーミク)を表す記号と理解されているが、
ロマン派の時代においては、現代の異なる意味を担っていた。

「ロマン派時代におけるヘアピンの解釈」 p.91

1.テンポを揺らすことだけを意味する。  明示されていない限り、デュナーミクは自分で決める。
2.<>は、ルバートを意味する。  その程度は、該当するパッセージによって異なる。
3. は、最初ゆっくりと、そして少し速くすることで、もとのテンポに戻すか、strretがあれば元のテンポよりもさらに速くする。
4. ショート・クロージング・ヘアピン()のことを私は、「エクスプレッシヴ・アクセント(感情表現のアクセント)」と呼んでいる。
5. には、2つの意味がある。インテンポではじめてから加速する、またはテンポを大きく広げる(遅くする)という意味である。
6. ヘアピンが2つ並ぶ場合、たとえば (逆向きの記号が上下に並ぶ)  のような場合は、両手パートは同時に演奏されない。
7. デュナーミクの指示がない場合は、演奏者は自らデュナーミクを考え出す必要がある。


今後の譜読みに役立ててみたいと思います。
面白く読める内容でした。

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