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2016年8月26日 (金)

『特捜部Q(3)―Pからのメッセージ―』

20160826q3 ユッシ・エーズラ・オールスン著 吉田薫・福原美穂子訳
『特捜部Q(3)―Pからのメッセージ―』
ハヤカワミステリ文庫 2012

やっぱり、続けて読んでしまいました。このシリーズ。

今回の「プロローグ」4頁が描くのは、
ボート小屋に閉じ込められた少年二人。
そのうちの兄が、縛られた両手両足をフルに使って作成したのが
「ボトルメール」。
本のタイトル「Pからのメッセージ」とは、
小屋から投げた瓶の中に封入された彼の手紙を指します。

漁船の網にひっかかるまで数年。
地元警察の机の上に放置されること数年を経て、
ついに特捜部Qの手元に回ってきた手紙。

まず、科学的な分析がいかになされるかに驚きました。
紙にダメージを与えない化学処理はイギリスのここでしかできない、とか
紙に付着したインクは、とか、魚のウロコから魚種特定、とか…

ストーリーは、とにかく、めくるめくスピードです。
過去の手紙と、同一犯による現在進行形の犯罪と、その間の事件と。
特捜部Qのカール、アサド、ユアサのチームに、
現在進行形で関わる被害者家族、犯人に騙された元恋人も
犯人を追い詰めようとし、逆に追い詰められ…スリル満点。

さらには、カールを取り巻く人間関係。
血のつながりのない同居人二人に加え、
捜査での脊髄損傷により要介護となった元相棒のハーディーも引き取り、
元妻とのいざこざは相変わらず続き(義母まで登場)、
職場のカウンセラーとの艶っぽい話も。

そして、なんといっても、謎が深まる相棒アサドの正体!
カールとハーディーが襲われた「釘打ち機」事件の真相とは?
これらは、このシリーズ最後まで持ち越されるのでしょうか。
ううむ。
気になります。

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