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2016年4月16日 (土)

『明日の子供たち』

8004 有川浩 『明日の子供たち』 幻冬舎 2014

児童養護施設を舞台とした小説。
営業マンを3年で辞め、児童指導職員となった三田村慎平の
着任初日から物語はスタート。

軽いノリの天真爛漫な青年の成長物語?
と思って読み始めました。
小説冒頭での彼の行動は、共感できるとは言いがたく、
ううむ、これは読みにくいかな?と思ったのですが。。。

結局、一気に読んでしまいました。
慎平一人の視点からではなく、章によって
さまざまな立場、主義を持つ指導職員の視点へと変化する構成、
小説の核となる児童…といっても高校生ですが…
が魅力的だったことが大きかったです。

頼れる家庭を持たない施設生が、自らの将来を考える姿にひきくらべ、
わが家ときたら…という読み方をしてしまうことも多々あり、
自分の子育ての甘さに改めて気づかされ、胸にぐさり。

ただ、小説そのもののトーンは明るく前向きです。
それゆえ、ちょっと現実離れしている感を覚える箇所も。
有川浩の特徴ともいえるのでしょうが。
また、いつものごとく、本に対する愛もたっぷりです。

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