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2015年9月27日 (日)

アンリ・バルダ ピアノリサイタル2015

ひまわりの郷 コンサート・シリーズ 2015秋
アンリ・バルダ ピアノ・リサイタル

2015年9月27日(日)14:00開演 16:00終演
横浜市港南区民文化センター「ひまわりの郷」ホール

<プログラム>

ブラームス  3つの間奏曲 Op.117

                   2つのラプソディー Op.79

         6つの小品 Op.118
                         Intermezzo, Intermezzo, Ballade, Intermezzo,
                         Romance, Intermezzo

ラヴェル   夜のガスパール
           Ondine,  Le gibet,  Scarbo

ショパン   即興曲 第1番 変イ長調 Op.29
                 ワルツ 第12番 ヘ短調 Op.70-2
                 マズルカ 第34番 ハ長調 Op.56-2 
                               第38番 嬰ヘ短調 Op.59-3
                               第26番 嬰ハ短調 Op.41-1
                               第40番 ヘ短調 Op.63-2
                               第41番 嬰ハ短調 Op.63-3
                 ワルツ 第8番 変イ長調 Op.64-3
                            第5番 変イ長調 Op.42

(アンコール)
ショパン  2つのノクターンより 第16番 Op.55-2
                                            第15番Op.55-1

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私にとって、どうしても聴きたいピアニストの一人、アンリ・バルダ氏。
(→2012年8月  2014年11月
やっとその日が到来です。

で、……はい、ノックアウトされました。
びっくり仰天いたしました。

まず、ブラームスの暖かさに唖然。
包容力豊かな、どっしり響く暖かい音色。
これまで、何度となく耳にした
下手をするとヒステリックに響くような演奏とは別物でした。
ああ、ずっと聴いていたい、と思わせるブラームス。
厚みがあるのに重すぎない、朗々と響くのにうるさくない演奏。

冒頭の間奏曲は、当日になってプログラムに加えられたもの。
このあと、一度袖へ戻られましたが、
ラプソディーの後は、そのまま椅子に座りなおして即、次の演奏開始。
6つの小品は、
ほんとうに、6曲続けて一つの世界なんだなあ、と納得です。
一つの世界を構築してしまう、その力に脱帽でした。

前半を終えて、これだけで満足…なんて思っていたのですが、
休憩後は、さらに驚愕の世界が待っていました。

ラヴェル。
打って変わって、切れ味鋭い音色にまず仰天。
えっ?同じピアノなのにっ?
「絞首台」。
同じ鍵盤が、打鍵ごとに魔術のごとく音色を変えます。
「スカルボ」。
すごいスピード、もつれもせずに、刃先がぎらつく音色で疾走します。
ええと、70代も後半でいらっしゃるはずなのですが…絶句。

ショパン。すべての曲が続けて演奏され、
今度は、会場が、自由奔放なサロンのムードに一変。
そうか、「即興曲」って、そういう雰囲気であるべきですよね。確かに。
「即興」って言うんですからね。
高速でくるくるとお洒落に躍り、時折の「溜め」に色気漂うワルツ、
変幻自在に色合いを変えていくマズルカ、
バルダ氏以外には、ぜったい真似できないでしょう!
と思わせるものでした。
未だに興奮冷めやらぬわたくし。

バルダ氏、
舞台上での足取りも軽やかに、
カーテンコールでは、小走りもされたりして、
本当にお元気そうで、安心いたしました。
今後も末永くステージ活動なさいますように!祈!

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