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2015年6月

2015年6月30日 (火)

チャイコン2015 ファイナル(1)

こんなことしている場合ではないのに、

思わずLIVEで聴いてしまいました。
話題のフランス人コンテスタント、Lucas Debargue君の演奏。
リストのコンチェルト2番、チャイコフスキーの1番。

演奏の動画を見ていると
なんだか無駄な動きは多いし、お口はポワンと開いているし、
あまり美しいとは言えず、
なるほど、いわゆる正統派の教育を受けてきたわけではなさそう…。

でも、なんというか、音楽に勢いがあって聴かせるのですね。
さすが即興演奏を自在にこなしてしまう個性が生きているといいますか。
引き込まれました。

***

昨日のファイナル、
レドキン君、リー君の演奏もアーカイブで聴きました。

ソロリサイタルではきらきらしていたレドキン君、
線が細いのを補おうと頑張った結果か、やっぱりちょっと硬かったような。
特にチャイコフスキーが。

リーくんは、聴き手をわくわくさせる、楽しさのある演奏でした。
会場も盛り上がっていました。

***

さて、これから真打ち、前回ショパコン2位のゲニューシャス君ですが、
さすがにこれはLIVEで見るわけにはいきません。
明日の、いや今日の仕事に差し支えますので。
アーカイブを楽しみにしたいと思います。

2015年6月26日 (金)

チャイコン2015 finalへ

2次通過者(final進出者)が発表されました。

  • Lucas Debargue 仏  24歳
  • Lukas Geniušas 露/ラトビア  24歳
  • Daniel Kharitonov 露 16歳
  • George Li   米 19歳
  • Dmitry Masleev 露  27歳
  • Sergey Redkin  露 23歳
フランスのDebargue君、
ピアノを始めたのが11歳、音楽の道を志したのが20歳(文学部からの転向)、
ジャズも弾くという異色のプロフィールで、フランスでもまだ無名の新人
とのことなんですが、(日本でもSNSで話題になってます)
この2次予選で初めてその演奏を聴いて、びっくり仰天いたしました。
ノリノリ具合が半端なく、聴衆のハート鷲掴み、という印象です。

ノリノリといえば、アメリカのリー君もすごかった。
中国のランランを彷彿とさせるノリっぷり、テクニック、百面相。
彼、まだ10代なんですねえ。

若さといえば、ハリトーノフ君。
16歳でこのレパートリーの広さ、安定感、落ち着きっぷり、、
唖然とするばかりです。
11月に来日予定とのことで、
リサイタルチケット、夜中にネット衝動買いしてしまいました。

ゲニューシャス君、只者ではない感に満ち満ちてました。
前回のショパコン2位の実力者とのことで、納得です。

レドキン君は、1次予選のときから、その美音にノックアウト…
2次もリサイタルはお見事でした。
協奏曲は、ちょっと硬い?おとなしめ?…という気がしたので、
ファイナルの協奏曲2曲では、面目躍如!といってほしいものです。

******

注目していた上記5人が残ってくれてうれしいなあ。
Dmitry Masleev君はまだ聴いてません…残念ながらノーコメントで。

予選免除でもいいくらい?と思っていた実力者、
ラシュコフスキー君がいないのは意外です。
今回、彼の演奏も聴いていないのですが、
浜松国際で優勝したときの協奏曲は他を圧する名演だったので、
チャイコンでも聴いてみたかったなあ。

さてさて、ファイナルは28日~30日(日本時間29~31日の00:00am~)。
平日の深夜じゃLIVEは無理そうですが、
実に楽しみであります。 

2015年6月21日 (日)

チャイコン2015 第2次予選

チャイコン、第1次予選の通過者が発表されてました。
第1次予選、ちょっとしか聴けていないのですが、
私が「いいな」と思っても通過できなかった方々、ごろごろ。
やっぱり、レベルが高いです。

第2次予選へ進んだ、ピアノ部門12名は以下のとおり。

  • Lucas Debargue 仏  24歳
  • Lukas Geniušas 露/ラトビア  24歳
  • Daniel Kharitonov 露 16歳
  • Julia Kociuban ポーランド 23歳 女性
  • George Li   米 19歳
  • Dmitry Masleev 露  27歳
  • Maria Mazo  独  32歳 女性
  • Nikolay Medvedev 露 
  • Ilya Rashkovskiy  露 30歳
  • Sergey Redkin  露 23歳
  • Reed Tetzloff  米  23歳
  • Mikhail Turpanov 露 26歳

女性は2名だけですね。
ロシアの女性が1人も残らなかったとは、びっくり。
「国際」ピアノコンクールと名を冠している以上、
これ以上ロシア勢を残すわけにはいかなかったのかなあ
……なんて、勘ぐりたくなったり。

ネット中継、今のところ大変快調です。
これから2次、最終となると、ネット状況も厳しくなるでしょうか。
なんと、もう本日の13時(日本時間19時)から
第2次予選開始です!
第15回チャイコフスキー国際コンクールWebcasts

第2次予選は25日まで。
上記12名から、最終予選に進む6名が選出されます。
さて、どうなるでしょうか。

2015年6月18日 (木)

『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密』

ポール・アダム(青木悦子 訳)

『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密』 創元推理文庫 2014

先日(→)の続編、あっという間に読み終えてしまいました。
原題は、
 Paganini's Ghost (パガニーニの亡霊)
こっちのほうが、断然わかりやすいです。

ヴァイオリン職人の主人公・ジャンニのところに
パトカー、アルファロメオ、装甲車、フィアット、メルセデス、もう1台のパトカー
という、なんとも仰々しい車の護送艦隊が現れるところから話はスタート。

「イル・カノーネ(大砲)」と呼ばれる、パガニーニ愛用の
グァルネリ・デル・ジェスが、
音がおかしい…と言ってジャンニのもとへ修理に持ち込まれたのでした。

この楽器を貸与され、持ち出しを認められたのが、
コンクールで優勝したばかりの新進気鋭のヴァイオリニスト、
エフゲニー・イヴァノフ。

線の細い彼、
押しの強さは第一級のステージママ、
彼との契約を目指す音楽業界のエージェントに、
美術品ディーラーに、高級宝石店の副支配人に…

金の豪華なケース、
ごくごく小さなヴァイオリンを収めたとおぼしき箱をめぐって、
複数の人が殺され、その謎を追うジャンニに、友人警察官。

読んでいくうちに、
パガニーニの人物像、時代の雰囲気が伝わってきます。
ナポレオンの妹である女公、エリーザ・バチョッキと恋仲だったとか、
歌劇場経営者に借金をして、そのお金を贈り物でチャラにしたとか、
歌劇場経営者の愛人が、のちのロッシーニ夫人になったとか。。。

こうした、クラシック界の過去の大物エピソードに、
ジャンニ自身、そして若いエフゲニーの身辺変化も絡んで、
話が展開していきます。わくわく、どきどき、スリリング♪

クラシック音楽好きの方、
ゴシップ好きの方に、おすすめです。
前作で、ジャンニとその周囲の人物関係が頭に入っていたこともあり
大変楽しく読めました。

2015年6月16日 (火)

チャイコン2015

チャイコフスキー国際コンクール、始まりました。
会場モスクワとの時差6時間。
ピアノ部門の開始は、現地時間・本日13時から。
LIVEにてただいま視聴中です。

個人的には、Sergey Redkin君の
ベートーヴェンソナタ30番にしびれました。
音が実に美しくて。

ロシア勢、お見事な演奏ぶりです。
先日ちらりと視聴したショパコン予備予選とは段違い。
もちろん、本番の一次予選と、その前の予備予選では
まずもってレベルが違って当然ではあるのでしょうが。

日本勢はほぼ姿を消してしまって、
一次予選にのこったのは女性1名のみ。

まずい。
私、ますます寝不足になるかも?

2015年6月15日 (月)

『ヴァイオリン職人の探求と推理 』

ポール・アダム(青木悦子 訳)
『ヴァイオリン職人の探求と推理 』創元推理文庫2014

題名そのままの内容です。
ヴァイオリン作り職人で、仲間と弦楽四重奏の演奏を楽しむ主人公が、
ともに演奏を楽しんできた幼馴染を殺されて、
そこにある事情と犯人を追う、というもの。

ヴァイオリンの名器…ストラディバリ、アマティ、グァルネリなど…
が、どのように来歴を取りざたされ、どのように取引、売買されるのか。
怪しげな人間が、どのように暗躍するのか。
楽器の由来の秘密を明かすカギとは、どんなところに潜んでいるのか。
……そうか、そんな事情があるのか、と納得。

また、
楽器作り職人、ディーラー、
著名な演奏家、指導者、演奏家の卵、
町の有力者、いわゆるセレブな人々、そして地元の警察官
……このあたりの人間関係、人物描写にも、なるほど~と頷かされます。

続編も読む気満々になりました、私。

Book

2015年6月13日 (土)

LINE大活躍

若者の必須ツールとなっている、LINE。
私もスマホにアプリを入れて使っていますが、
せいぜい家族との業務連絡、知人との雑談に使う程度でした。

それが、今週、八面六臂の大活躍。
なにごとが起こったかといいますと…

通常、PCメール経由、添付ファイルのやりとりで進めていた作業が
遅れに遅れて、期日に間に合わない可能性が濃厚に。
どうしても平日昼間にやりとりをするしかなくなったのですが、
その日、私は仕事上、PCへのアクセス不能。

で、LINEです。

作業中のPC画面を撮った画像が、LINEでバシバシ送られてきました。
仕事の空き時間に、
その画像を見ながら、メッセージのやりとりの嵐です。
やりとりの相手は若者。
わたくし、小さいiPhone画面で、キーボードなし入力で、がんばりました。
おばさん、えらい!

しかし、こんな作業はもうごめんですね。
なんとか期日に間に合って、ミッションが果たせた本日、
きつーく、その若者たちに言い渡してきました。

もう、やらないからね。
こんなジェットコースターもどきの
スリリングな作業はっ!impact


2015年6月 8日 (月)

18年ぶりのデスクトップ

ついに、新PCをゲットしました。

このところの度重なるPCトラブルに辟易いたしまして、
なんと、18年ぶりのデスクトップPC購入でございます。
最新モデルではない機種のセール&
モニタ無料のキャンペーン期間に飛びついちゃいました。

金曜日の夜に我が家に到着。
土曜、日曜といろいろ用事があってバタバタし、
やっとセットアップ完了です。

2月28日にノートPCがホワイトアウトしたところから、
あれや、これやとトラブルが続いたわけですが、
その過程で、iTuneに保存してあった音声データがすべて、
それから、スキャナで取り込んだ画像データの一部が消失していることが判明。

でもまあ、音声とか、整理がつかなくなってた面もあるので、
強制的断捨離敢行!
ということで、よしとします。
旧PCのデータ、外付けHDDにバックアップしていたのですが、
PC本体のシステムがおかしくなったせいで、
保存に多大な時間がかかったり、異様に容量を食うようになったため、
ちょっと手でいじったら、それが悪かったのか、うまくデータにアクセスできず。。。
もういいや!
と、HDDも初期化しちゃいました。(で、新PCのリカバリメディアを作成)

仕事データは、onedrive と dropbox を併用していたのが功を奏し、
とりあえず支障なしです。

さてさて、デスクトップは故障しにくい、と信じたいです!
そうあってほしいと祈るばかりです!

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2015年6月 2日 (火)

『「自分」の壁』

養老孟司 『「自分」の壁』 新潮社新書 2014

有名な『バカの壁』の二番煎じ?
え?また今さら「自分探し」がテーマ?

とか思いつつ、
知り合いがSNSですすめていたので、どれどれ…と手に取りました。

なるほど!
解剖学、科学哲学の裏付けのある、日本文化論という趣のある内容でした。
納得してしまいました。
  • 地球上のあらゆる生物がいろいろな形で依存しあっている、という「生態系」の概念は、日本人にとって抵抗ないが、「最初に『自分』を立てる社会の人」は、これを理解できない。生物学の分野で「共生」の概念が提唱されてから20年もの間、アメリカでは「共生」という単語の入った学会やシンポジウムは、開かれることがなかった。
  • 自然の本来の姿は「共生」である、ということが徐々に明らかになってきた今、個性を持って、確固とした「自分」を確立して生きる、などといった考え方は、実は現実味のないものではないか。
  • ものごとが「政治問題」化すると、ろくなことがない。「どちらが上か。偉いか」という単純な競い合いになり、「お前はどちらの立場だ」と、周囲に白黒はっきりさせるよう迫る。話し合いにならない。
  • 日本人は政治に関心がない、政治家は嘘をつく、と罵倒するが、そもそも外国人は日本を訪れて、電車の時刻が正確だとか、日本人は約束を守るとか言って驚く。つまり、外国では約束は守られなくて当然という意識なのだ。何も恥じることはない。
  • 政治的無関心が広がっているのは、単に切羽詰っていないと感じている人が多いということ。政治なんかで世の中の大勢が決まってしまうのは良くない状況。「世の中そんなに簡単に変わらないよ」と誰もが思っている。変わらないのが「世間」であり、「大和魂」。
でも、昔から揺らがなかった「世間」が、このところ揺らいでいる。
それで、自分探しとかなんとか言い始めたのでは。
そんなこと、必要ない。
私たちは、この世に「後から来た」メンバーなのだから、世間を学ぶためにお勤めは必要。
お勤めしているうちに、生き方がわかってくる。それでいい。

政治が何かやるというなら、「参勤交代」をすればいい。
都会生活の人たちに、一定期間、田舎暮らしを義務付けるという制度。
それで、日本全体が元気になる。人も一息つけるようになる。

任期が長い参議院は、
「長期的な視野で日本の将来を考える」プロジェクトチームとして機能すればいい。

*******
あれこれ、なるほど~! と思いませんか?

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