無料ブログはココログ

PIOの新ブログ

« 『笑うマエストロ』 | トップページ | 個人練習の記録 »

2015年2月24日 (火)

『ペテロの葬列』

宮部みゆき 『ペテロの葬列』 集英社2013

今多コンツェルン・グループ会長の娘婿・杉村三郎シリーズ
第三作。
今回は、バスジャックの人質に。

犯人の老人の素性は?犯行の意図は?
三郎の上司、グループ広報誌編集長、常に冷静沈着な園田女史が
今回に限って取り乱したわけは?
人質となった乗客6名、運転手の女性が共通して抱えたお金の秘密
…その秘密の行方は?7人のとるべき道は?
並行して起こる、新聞配達員が巻き込まれた事件との関連は?

今回も、謎が謎を呼ぶ展開。
そして、社会派です。
詐欺商法、マルチ商法。
企業の派閥にハラスメント。

さらなるキーワードは、生まれ育ち。氏素性。
犯罪の元も。そして、三郎のこれからも。

「みっともない。あたしはあんたを、金持ちのお嬢さんのヒモにするために育てたんじゃないよ!」
と、菜穂子との結婚と引き換えに絶縁を言い渡す親を持つ三郎。
世田谷の御屋敷で育ち、紹介のある客しか入れない青山のブティックで服を見繕ってもらうのが当然の菜穂子。
やはり、こういう展開に…
という二人の成り行きが、最後に待っています。
「ペテロの葬列」
…もちろん、詐欺商法の「騙し」を意図したタイトルでしょうが、
三郎、そして菜穂子が自分を、相手を騙して…との意味にもとれそう。

それにしても、ハードカバー685頁。ずっしり。
1日で読んでしまった私も酔狂な人間です。(゚ー゚;

« 『笑うマエストロ』 | トップページ | 個人練習の記録 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

テレビドラマで満足してしまって読んでいません。
宮部みゆきさんの本は好きです。読んでいるのは、時代物の方が多いですけど。
読んでみようかな(*^^)v
1日ではとても無理!ですけど。

はる0326さま

私は逆に、ドラマは見ていないんです。
ドラマ、よかったですか?
シリーズもの前作なんかもドラマになっているのかな?
テレビ番組に疎くて、世についていけてません…(^_^;)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『笑うマエストロ』 | トップページ | 個人練習の記録 »