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2015年1月 6日 (火)

『家蠅とカナリア』

ヘレン・マクロイ 『家蠅とカナリア』 創元推理文庫 2002

原題は「Cue for Murder」、
原作の刊行は、なんと戦時中の1942年です。
『逃げる幻』(→)に感銘を受けて、こちらも読んでみました。

舞台は戦時中のアメリカ、ニューヨーク。
芝居の公演中、舞台上の死角で殺人事件が発生。
初めから絞り込まれる犯人。
さて、真犯人はだれ?動機はなに?…という正統派ミステリー。

殺人の手掛かりは、家蠅とカナリアなり
って、翻訳の題名で明示しちゃっていいの?と思うでしょうが、
本文
冒頭1頁めにそう明言してあるので、まあOKでしょう。

ただ、個人的には、
この家蠅&カナリアと事件との関連性、謎解きそのものには
「はたと膝を打つ!」
というほどの感銘は覚えませんでした。
それよりも、
古き芸能界の、セピア色を帯びたような雰囲気と、
一つ一つの展開を「ほお、なるほど」と確かめつつ
安心して読んでいけること自体を楽しみました。

めくるめくスピード感、血沸き肉躍るサスペンス性とは遠い、
じっくり味わえる良さ
があると思います。
お正月休みにゆっくり読むにはいい本でした。

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コメント

あ、読みましたか?古いのって少し回りくどいですけど、
今風の精神を病んだ犯人・サイコパスみたいなのよりはいいかなと思います。
お正月疲れでボーっとしながらミステリーを読むのもいいですよね。
うとうとしちゃって、何回も同じ個所読んでますけど( ´艸`)プププ

ばんび様

はい!ばんびさんのご紹介でこの本のことを知りました~。
またおすすめの本をお教えくださいね。(◎´∀`)ノ
今年もどうぞよろしくお願いいたします♫

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