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2014年8月

2014年8月29日 (金)

『悪魔パズル』『巡礼者パズル』

パトリック・クェンティン著

『悪魔パズル(Puzzle for Fiends)』論創社2010 (水野恵訳)
『巡礼者パズル(Puzzle for Pilgrims)』
論創社2012 (水野恵訳)』

ダルース&アイリス夫妻の推理もの、第5作と第6作です。
(→第1作・第2作 →第3作・第4作

『悪魔パズル』は、サスペンス映画そのまま。
愛妻・アイリスが、
仕事(ハリウッド女優として、東京の進駐軍兵士を訪問!)のため出発する飛行場で、二人がしばしの別れをかわすシーンからスタート。

ところが、次の章から、がらりと場面転換。

なぜか、「私」は見知らぬ部屋のベッドに寝ており、足にはギブス、
そばには見知らぬ女。
「私」は自分が何者かまったく記憶になく、
周囲の人々は「あなたは、ゴーディ」、富豪の放蕩息子、と告げます。
超絶美人の妻、魅力的な妹……はい、例のごとく、美女続々登場。
さて、彼らのうち、
「私」(実はダルースであることが明明白白)を陥れようとしている
主犯は誰?
目的は何?
……今回は、ダルースが一人で推理し、
クライマックスの場面では、アクション俳優そのままに大車輪の活躍。
わくわく楽しく読みました。

『巡礼者パズル』は、雰囲気が一転。
なにせ冒頭文が
「闘牛場でサリー・ヘイヴンと出くわしたのは、彼女が殺害される前日のことだった。」
そして、「アイリスが私のもとを去った衝撃は、いまだに薄れていなかった。」と続くのです。

実は、従軍で精神を病んだダルースは、妻アイリスと
の別居を決意。
復調後、意気揚々とメキシコのアイリスのもとを訪ねると、
なんと彼女は、若い美男小説家と熱愛に陥っていたのでした。

殺されたサリーは、アイリスの恋人・マーティンの妻で女優。
そして、ダルースはマーティンの妹に惹かれ…
ううむ、複雑怪奇な人間関係。
そしてダルースは、サリーの死体第一発見者となってしまいます。
さて、サリーの死の真相やいかに!

今回のダルース、
推理を二転三転させたのち、真相を見事に暴くのですが、
人々の将来を思い、その真相は伏せたままにします。
なんだか、渋い名探偵の役柄。
複雑な心理描写も多々ある本作、文学的な趣も持っていました。

*****************************

原作は1936年~1947年に刊行されたこの6作、
『巡礼者パズル』の日本語翻訳版の刊行は、この2012年版が初版。
中には、1950年代に翻訳が雑誌に載り、だいぶ経って単行本に
というものもあるそうです。
こういう翻訳のされ方もあるんですね。
出版社があれこれ異なるのも、いろんな経緯あってのことでしょうか。

シリーズものではあっても、解決までの道はお定まりではなく、
主人公の決め台詞などがあるわけでもなく、
作風がどんどん変わっていくのが面白かったです。
ダルース&アイリス夫婦が身近に感じられ、どんどん読みやすくなっていったのは、シリーズものの醍醐味ですね。

「パズル」が題名につくシリーズはこれで終わりですが、
ダルース&アイリスものは、あと2作あり、
最終作の『女郎蜘蛛』は今年2014年5月の刊行。(図書館予約待ち)
残る1作は未訳とのこと。……今後に期待しましょう。

2014年8月26日 (火)

京都10 納涼床

14_0823_n2

振り返っての記事です。
旅の初日、最後の締めくくりは、鴨川・納涼床での会食。

下賀茂神社内の河合神社で、ゆっくりくつろぎすぎた結果、
(なにせ「美&女性のパワースポット」かつ「鴨長明実家」!)
鴨川ゆったり散歩のつもりが、次第に慌てふためく行程となり、
挙句の果てに道に迷い(川沿いの道は曲がりくねって迷路状)、
でも何とか予約時間どおりにお店に到着。

道中の不穏なカミナリゴロゴロも大事には至らず、
お店「露瑚」にて合流予定のメンバーとも感激の再会を果たし、
にぎやかに、そして美味しく、夜は更けていったのでした。

さてさて、2014年京都一泊旅行の記録、これにて終了。
素敵な仲間に恵まれたわが身の幸せをかみしめた旅でした。

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京都9 鴨川散歩

振り返っての記事です。

1日目、お麩料理、清水寺、下賀茂神社、糺の森、河合神社
と、旅程をこなした後は、
「時間的に余裕もあることだし、雨もまあ大丈夫そうだし…」と、
夕食の割烹料理店まで、つらつら歩いて行きましょ!ということに。
まずは、鴨川デルタの亀石渡りから。

いやはや、振り返ってみれば、実によく歩いた2日間でした。
万歩計をつけていたメンバーによると、2日間で三万歩強、とのこと。

我々パワフルなオバサン集団はもちろんのこと、
この旅程を何喰わぬ顔でこなしてしまわれた
御年79歳の恩師には、改めて感服つかまつる次第です。

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京都8 京の味(2)

時間は遡りますが、
京都到着後、まずとった行動は、お昼ご飯へGO。
1か月前の予約でギリギリ間に合ったという人気店へ。

京都の麸、ゆば専門店・ 半兵衛麩

目と舌で、
「ああ、京都へ来たんだな~」との感を深くしたのでありました。

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2014年8月25日 (月)

京都7 遅いランチ@金庫室

14_0824_01

雨天と晴天がせめぎ合う天候で、
乗り物に乗るや、雨がざ~っと降り、
乗り物から降りるや、雨が止む、という
まさに天のご加護を得たかのような旅程も、いよいよ最終盤。

新幹線に乗り込む前に、旅の最後にやるべきことは…
やっぱり腹ごしらえでしょう!
京都らしさを満喫し、和食が3食続いたあとは、
美味しいコーヒーが飲みたいよね!

で、やってきたのが、
国の重要文化財「京都文化博物館別館」内、
旧日本銀行京都支店の元・金庫室にある、喫茶店、
前田珈琲。

案の定、ゆっくり、ゆったり、くつろぎすぎた我等、
この後、
京都駅の伊勢丹デパートにて土産物・弾丸ショッピング、
そして、改札口目指しての競歩行軍、と相成りました。foot

ま、無事に新幹線には間に合って、
終わり良ければすべてよし。happy01

2014年8月24日 (日)

京都6 今宮神社のあぶり餅

京都6 今宮神社のあぶり餅
京都6 今宮神社のあぶり餅
今宮神社の真正面の道の両側に、
本家あぶり餅と、元祖あぶり餅の二店舗が。
メンバーが長年「もう一度食べたい」と願い続けたお餅を、ついに全員で食して大満足o(^▽^)o

京都5 上賀茂神社

京都5 上賀茂神社
京都5 上賀茂神社
来年の式年遷宮に向けて、
現在、本殿の檜皮葺き替え工事のまっ最中。
御神体が移られた権殿を参拝し、
神官さんによる楽しいご説明を伺って、
同窓会メンバーで檜皮を一枚奉納いたしました。

京都4 京の味(1)

京都4
京都4
朝ごはん@伊右衛門サロン
朝から鱧ごはん〜(*^^*)

一日目の食べ物記録は、また改めて。

2014年8月23日 (土)

京都3 下鴨神社内 河合神社

京都3 下鴨神社内 河合神社
京都3 下鴨神社内 河合神社
鴨長明の実家にあたります。
境内には方丈の家も再現されていました。

京都2 下鴨神社と糺の森

京都2 下鴨神社と糺の森
京都2 下鴨神社と糺の森
晴天、小雨、狐の嫁入り、
目まぐるしく変わる空の下、
涼しくなった風を感じつつ散策。

京都に来てます

京都に来てます
京都に来てます
大学学部時代の同窓会、
卒業後初の宿泊を伴う集まりは、京都にて。
まずは清水寺。
雨との予想を跳ね返す、見事な晴天です。

2014年8月22日 (金)

オルセー美術館展

国立新美術館へ行ってきました。

 オルセー美術館展

昼前ごろから1時間弱。
さほど込んでおらず、ゆっくり鑑賞。

やはり、有名になる作品は、
人の心をつかむ力があるなあ、と改めて思いました。
サイズが小さい画なのに、ぐぐっときたのは

ミレー ≪晩鐘≫

祈りの心がダイレクトに心に響きます。
空の色もまた素晴らしい。…印刷ではなく本物でこそ、の色でした。

「世界一有名な少年、来日」として、この展覧会の顔となっているのは、

マネ ≪笛を吹く少年≫

こちらはサイズといい、色のコントラストといい、堂々たる存在感でした。
サイズからいえば、 モネ ≪草上の昼食≫も圧巻。
傷みが激しかったため、2分割されてサイズの違う2枚の貼りあわせ
となっていたのも、印象的でした。

展示は、次の6部仕立て。

14_08221.マネ、新しい絵画
2.レアリスムの諸相
3.歴史画
4.裸体
5.印象派の風景〈田園にて/水辺にて〉
6.静物
7.肖像
8.近代生活
9.円熟期のマネ

入口においてあったパンフレット(画像)がとっても参考になります。
展示作品の一覧があるだけでなく、
「1874年の画家たち― 第1回印象派展時の相関図 ― 」では、
画家たちのイラスト(アイコン)と、友人関係が矢印やグループ分けで提示してあって、
「対立」「険悪な関係」「影響を与えた」「尊敬」「嫌い?」
などの解説が。
当時の年齢も併記してあり、イメージがつかみやすく助かります。

2014年8月21日 (木)

『ミッドナイト・バス』

伊吹 有喜 『ミッドナイト・バス』 文芸春秋 2014

直木賞の候補となった作品です。
この作者の作品、私が読んだのは
『四十九日のレシピ』『風待ちの人』に続き3作目。

主人公は、新潟・東京間の長距離バスの運転手、利一。

学生結婚をした妻に去られて十数年、
長男・長女も社会人となり、これからの人生を自らのために…
と考え始めた矢先、長男が無職となって転がり込み…。

利一が現在つきあう東京在住の女性、
別れた妻、その父、また元妻の再婚家族
長女の交際相手、その家族、また仕事や趣味上の仲間、
そして長男。
それぞれに事情を抱える人々の日々が描かれます。
なかなか壮大なドラマです。

こう書くと、なんだか陰鬱な家族ドラマみたいですが、
流れる雰囲気はふんわり、透明。この作者らしい空気感です。
そして、今までに読んだ中ではいちばん
「先の展開が気になる」
ハラハラ・ドキドキ感もはらんだストーリーでした。
利一も、周囲も、美男・美女だらけだったりすることも
エンターテイメント小説性を高めているのでしょうが、
「読み始めたら止まらない」魅力にもなっていました。

テーマは家族、人間関係の再構築
というったところでしょうか。
コスプレ、ゲーム音楽、などの風俗も上手くとりこんでいて
説得力あり。
おすすめです。

2014年8月20日 (水)

夏のパン作り

暑い!
そうです。猛暑の夏は、パン作りが難しいのでした!
このこと、すっかり失念しておりました。

夕食のカレールーが微妙に残っていたので、
そうだ!ランチには、久しぶりにカレーパンを焼こう!
と思いたったわたくし。
部活の合宿から帰宅した息子も、久々にいることですし。

さて、パン生地づくりはホームベーカリーにお任せ。
いつものように、生地できあがりのピピッという音で
ふたを開けてみると……

あれ??sweat01 
いつもは丸いパン生地底に鎮座しているのに、
今日は、生地が入口付近までせり出している。coldsweats02
あ、これが「過発酵」ってやつ??

生地の感触もべたべたしていて、扱いにくく、
なんだか、不吉な予感。
成型しているうちに、またまた発酵が進んじゃうのでは…
ま、具を入れることだし、生地の味はごまかせるでしょ。
悪いモノを入れたわけではないんだからっimpact
…と開き直り、
いつもは使わないパラフィン紙の上に生地を載せて
(べたつき対策?のつもり)二次発酵へ。

画像は、ほやほやの焼き上がり~bread
13個のうち、まあ、、見られるもの6個を並べてみました。
やっぱり図体がいつもよりデカいですし、
具も見事にはみ出しちゃってますが、
思ったほどの失敗作とはならずに済みました~。

14_0820_4あ、夏のパン作りには、以下のような対策が利くのだそうです。
いま、ググって調べた結果です。
今後のために!

sun 粉や水を冷やしておく

sun イーストをいつもより少なめにする

2014年8月18日 (月)

『私に似た人』

貫井徳郎 『私に似た人』 朝日新聞出版 2014

週刊朝日に連載されていたものをまとめた、直木賞候補作。
一気に読んでしまいました。

日本社会で、就職難にあえいだ若い世代が、
社会への不満を募らせ、「小口テロ」が相次ぐようになる。
その背後には、ネット上でテロを唆す首謀者がいるのでは…

という枠組みの中、
10人の人物の名前で、全10章が構成されています。
小口テロの犠牲者の元カレ、テロ犯となる一人、
テロ犯を追う警察官、夫のテロ関与を疑う妻、…等々。

それぞれの人物の描き方がうまいです。
いかにも、今の世に、すぐ近所に、いそうな感じ。
そして、最後の章まで読んでみて初めて知るのが、
プロットの巧みさ。

それぞれの章に
小口テロとの関連性が織り込まれているのですが、
実は、ある章のみ、その事件はテロではないのです。
そのことが最後に明らかになり、
そのまま首謀者の正体へとつながっていきます。
これは予測がつきませんでした。

タイトルの意味は…
10章の中に必ず「私(読者)と似た人」がいる…でしょうか。
ある意味、怖い小説です。
そして、今の日本の閉塞感をとらえているという意味でも怖いと感じました。

2014年8月17日 (日)

自閉症の君が教えてくれたこと

昨日、家人がつけっぱなしにしたTVで
たまたま始まったNHK番組に、思わず見入ってしまいました。

2007年出版「自閉症の僕が跳びはねる理由」の著者、
自閉症の
東田直樹さん(出版当時13歳)と、
自閉症の息子を持つアイルランド人作家でこの本の英訳者

デヴィッド-ミッチェル氏、
さらには、この本を読んだ人々を追ったドキュメンタリー。

自然で内容ある文章をものす東田さんですが、
口頭で会話をすることはたいへんに困難で、
飛び跳ねたり、意味のない同じ言葉を繰り返したりするのが日常。

たまに見かけます、こういう方を電車の中などで。

知識がなかった私は、こういう方を「精神的に壊れてしまった方」
のように思っていたのですが、この意識を覆されました。

ご本人による説明を抜き書きすると(私の記憶違いもあるかもしれません)

pencil ちゃんと考えているのに、それを外に表現することができない
pencil 記憶は1本の線ではなく、点が散らばっているようなものなので、それを掻き集めることがとても大変

pencil 話すことは困難なのにキーボードを使えば文が作れるのは、散らばった記憶を一つ一つ目で確かめながら構成できるから

ご本人の了承を得ての、脳のMRI検査でも、
脳の言語野と他の領域を「つなぐ」箇所に異常が見られたそうですが、
注目されたのは、
彼の場合、「感情」をつかさどる部分が非常に発達していたことで、
おそらくは、機能的に欠けている部分を補おうとしての発達だろう、と。
たしかに目の見えない方の鋭敏な聴覚などを考えれば納得です。

また、彼の発言で印象に残ったのは、

pencil 最も嫌なことは、周囲の人が自分のせいで犠牲になること。
自分の辛さは我慢できるが、これは我慢できない。
pencil 一番幸せだと感じるのは、昔は自然と一体化するときだったが、
今は家族といっしょに笑っているとき。

今まで私、
「ありのままで」「世界に一つだけの花」「みんな違ってみんないい」
とかいう表現には反感を覚えていたのですが、
(だってそれは、努力軽視、進歩放棄につながる気がして…)、
さらに深い意味に気づかされました。

また、商業ベースとは無縁に、
一冊の本が世界に受け入れられていく経緯、潮流についても考えさせられました。

2014年8月16日 (土)

『人形パズル』『悪女パズル』

パトリック・クェンティン著

『人形パズル(Puzzle for Puppets)』創元推理文庫2013 (白須清美訳)
『悪女パズル(Puzzle for Wantons)』扶桑社2005(森泉玲子訳)


ダルース&アイリス夫妻の推理もの、第3作と第4作です。
第1作、第2作は「2時間ドラマ的」と評しましたが(→)、
第3作は、ハリウッドのアクション映画的、
第4作は、アガサ・クリスティを彷彿とさせる密室トリック的、
とでも言いましょうか。
二作ともに、
海軍の軍人となったダルースが、やっと休暇を得て
妻アイリスとの水入らずの日々を夢見つつ帰ってきたところ、
……殺人事件に巻き込まれて…、というお定まりの展開。

『人形パズル』は、
アイリスの従姉(人形創作者)が犠牲となり、
あろうことか、ダルースがその犯人として指名手配されるところからスタート。
犯人の魔の手から女性を守ろうとして、逆にその殺害現場に居合わせることになったり、
ダルース、アイリス二人そろって地下室に監禁されたり、
まさに、めくるめく展開。
銃やら殺人飛び道具やらも続々と投入されて、
映画「バッドマン」のジョーカーを思わせる人物まで登場します。
犯人臭い……という登場人物の目星はつくのですが、
どういう因果でそうなったのか、は最後までわかりませんでした。

『悪女パズル』は、
百万長者の美しい独身女性の別荘に宿泊中、
招待客の女性が次から次へと殺されて……という展開。
ダルース&アイリスを含めて、合計6組のカップルの
どろどろしい愛憎劇に、殺人が絡んでいくというのに、
なぜだか明るく軽い雰囲気。重苦しさはありません。
今回は犯人の目星はつかず、
最後の最後に、まさにパズルを解くごとくスッキリします。
今回は助っ人無しで、ダルース&アイリス、大活躍。


戦中の大富豪のスケールの大きさとか、
当時のジェンダーの問題なども、ちょっと気になりつつ、
娯楽的推理小説の王道を行く作品だな~と思いました。

2014年8月15日 (金)

区の花火大会

区主催の花火大会、自宅から歩いてすぐの河川敷にて、
川風に吹かれつつ、ゆったり鑑賞。
ちょっと(4kmぐらい?)離れた地点になりますが、
気持ちの良い時間が過ごせました。

  
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2014年8月12日 (火)

『迷走パズル』『俳優パズル』

パトリック・クェンティン著 白須清美訳
『迷走パズル』(原題:A Puzzle for Fools)  創元推理文庫 2012
『俳優パズル』(原題:Puzzle for Players) 
創元推理文庫 2012

翻訳刊行されたのは近年ですが、
原書が発行されたのは、1936年、1938年とのこと。

アガサ・クリスティが『ABC殺人事件』を発表したのが1936年。
でも、クリスティより現代風。2時間ドラマ的な物語の運び。

「なぜ、この人がこんなことを?」
「あるはずのないものが、なぜこんなところに?」
「あれはどうなった?」
「あれは、いったい誰?何?」
といった、小さな謎が次々に出て来て、
まさにパズルを解くような感覚で、最後に事件の全容がわかる
というストーリーです。

第1作の『迷走パズル(A Puzzle for Fools)』は、
妻の死のトラウマでアルコール中毒となり、
療養所(精神病院)に入った元・演劇プロデューサー、ダルースと、
院長のレンツ博士が主人公。舞台は療養所。
不可思議なことが頻繁に起こり、
看護人が死亡する事態に至った院内で、さらなる殺人が。
事件の真相を突き止めようと、入院仲間も引き込んで頑張るダルース。
殺人者はいったいどこに。
美しい入院患者、アイリスとのロマンスの行方は。

第2作の『俳優パズル(Puzzle for Players)』は、
退院して演劇プロデューサーに復帰したダルースが、
アイリスも女優の一人として舞台に立たせる公演が小説の舞台。
いわくつきの劇場で、不可解な行動をとる出演者が続出し、
リハーサル中に俳優が二人も死亡する事態に。
またまた謎解きにかかるダルースとレンツ博士。
はたして舞台は無事に幕を開けられるのか。

久々の翻訳小説で、人物関係の把握にちょいと苦戦しましたが、
楽しく読めました。
なんでも、古典的名作の、満を持しての日本語訳刊行だとか。
作者はイギリス人二名の合作だそうで、
このダルース&アイリス夫妻もの、シリーズで続くのだそうです。

夏休みに入って、
娯楽小説読みたいモードに突入して、借りてみました。
続く作品は、ただいま貸出予約待ち~。book

2014年8月10日 (日)

親戚10人集うランチ

本日、我が家へお客様が7名ご来訪。
子供の日のご託宣にお応えする日となりました。
我が家族も含めて総勢10名。

お料理、どのぐらいの量を準備すればよいのかわからず、
ちょい不安でしたが、義母、義妹の手助けもあって、
無事に楽しい時間が過ごせました。ほっ。

restaurant献立メモrestaurant

チーズ4種と自家製フランスパン
大根とレンズ豆の煮物
小芋の味噌バター煮
ごぼうサラダ
なすとししとうの揚げ浸し

焼き鳥(義母より)
刺身の盛り合わせ
ミートローフ2種(①鶏&チーズ、②合挽&高野豆腐)
レタスと水なすの和風サラダ

すいか(義妹より)
コーヒー、バナナケーキ、バニラアイス

画像はお客様到着前にセットしたテーブル。
宴会開始後の食卓の写真は撮り忘れ~。coldsweats01

いつもはなかなか動かない家人も
部屋の片付け&掃除に頑張ってくれましたよ。
家の中を片付けるには、お客様をお招きするのが一番かも。

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2014年8月 8日 (金)

断舎利負傷

夏休みに入って、ただいま大掃除断行中。
まずは、仕事部屋にこもって、たまりにたまった書類の断舎利です。
床に座り込んで、シュレッダー&資源ごみに分別中、
「あ、食事の支度もせねば!」と気づいて立ち上がったところ…

目から火花thunder

本棚の、観音開きの戸が開いていて、
その角に頭を強打したのでありました。。。

いやはや、結構出血しちゃいまして、びっくりでした。
ガーゼを頭に当てて必死で押さえていたら、
30分ぐらいで止まったので、一安心でしたけれど、
やっぱり、ジンジン、ジンジン、ジンジン。。。痛かったです。

こんなことが起こったのが昨晩の7時過ぎ。
その後、シャワーも浴びましたけど、血は出ませんでしたし、
今朝はもう、それほどジンジンもしないので、大丈夫そうです。

教訓:家の中でも、家具の戸締り確認のこと!

2014年8月 7日 (木)

竜化の滝(りゅうかのたき)

震災以来、通行止めとなっていた竜化の滝への道が
通れるようになっていて、
「布引の滝」「風挙の滝」「竜化の滝」の三滝を眺めつつ
散策を楽しみました。

画像は、さすがの魅力だった竜化の滝です。

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2014年8月 6日 (水)

トンボと蝶々

ゆりパークで出会ったトンボと蝶々。
なんとも悠長に構えて、「写真撮りたいならどうぞ~」と言わんばかりの昆虫たちでした。^^

時間がゆったり流れる空間を堪能しました。

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2014年8月 5日 (火)

ハンターマウンテンゆりパーク

山の斜面に百合がいっぱい!

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2014年8月 4日 (月)

避暑地散策

画像はヤマユリとオカトラノオ。
那須平成の森を散策中の撮影です。
涼しいですよ〜。(*^^*)

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2014年8月 2日 (土)

8月の一区切り

お仕事に一区切りついたことを祝して、
職場近くの友人と待ち合わせ、ランチ&お茶でおしゃべり三昧。
こんな時間が、とっても嬉しい。happy01

センスを感じる下の画像、友人による撮影です。shine

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2014年8月 1日 (金)

ライトなノベル

千早茜 『男ともだち』 文藝春秋 2014
大学のサークル仲間時代から、誰よりも近しい間柄だったのに
男女の関係には至らなかった相手「男ともだち」が、
8年ぶりに現れて…さあ、どうなる二人!というストーリー。

同棲相手とギクシャクしながら、不倫するのがいつもの日常、
安心できる場といえば、オーナーとツーカーの仲の、隠れ家バー。
…等々といった設定に入れ込めず、居心地の悪いままに読了。
イラストレーターとして世に認められつつある主人公の焦りや葛藤には共感できたのですが、なんだか自分の「古さ」を突きつけられたような読後感でした。

有川浩 『植物図鑑』 角川書店 2009
筆者自らのあとがきに
「男の子の前に美少女が落ちてくるなら女の子の前にもイケメンが落ちてきて何が悪い!」とあるコンセプトと、
筆者が大好きだという「道草料理」(町の一角に生える野草を「狩って」つくる料理)とを合体させて生まれた小説。
「咬みません。躾のできたよい子です。」と名乗る彼を「拾った」ら、
この彼が料理上手の野草ハンターで、二人で「狩り」を楽しむようになり…。

ほとんど少女マンガのノリで、ただ楽しく読みました。
「初出は携帯小説サイト」
と知って、なるほど、そういうことか、とも納得。

*****************

たまたまこんな2作を続けて読んで、
「小説」というより「ライトなノベル」と呼びたいな、新ジャンルだな
と納得してしまった次第です。

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