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2014年7月24日 (木)

『ツナグ』

辻村深月 『ツナグ』 新潮社 2010

題名の「ツナグ」。
「使者」と書いて、「ツナグ」と振り仮名が振ってあります。

「僕が使者(ツナグ)です」

そう名乗り、
死んだ人間を呼び出して、生きている人間と会わせる
そういう役割を担う人。

私、オカルトは嫌いですし、
お涙頂戴小説には白けてしまうタイプの人間ですが、
この小説は、すっと受け入れることができました。

目次には、次のようにあります。

・アイドルの心得
・長男の心得
・親友の心得
・待ち人の心得
・使者の心得
初めの4編は、それぞれ、
特定の死者に会いたいと望む人が、使者とコンタクトをとり、
葛藤を抱えつつ、実際に会って満月の一晩をともに過ごし、
別れるまでが描かれています。

最後の「使者の心得」で、使者その人の葛藤や
4編の人々のその後などがさりげなく語られる
そんな構成です。

登場人物の心情が説得力を持って伝わってきます。
素直に感動してしまいました。

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