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2014年4月27日 (日)

太宰治展@神奈川近代文学館

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久々に(20年ぶりぐらい?)訪れました。
神奈川近代文学館(港の見える丘公園内)。

まずアクセスが格段によくなりました。
地下鉄みなとみらい線の終点駅から徒歩10分。
地下3F?から地上5F?まで、ぐんぐん上がって改札口を出ると
あとはなだらかな下り坂の、気持ちの良い散歩道。

昔はJR駅からフランス山をえっちらおっちら延々登った記憶が…。
随分らくちんになったものです。

さて、文学館。
ただいま、26年ぶりの太宰治展、開催中。

<序章 語りかける言葉――太宰治の原稿>
<第1部 恍惚と不安の時代>
<第2部 物語の再生>
<第3部 無頼派の旗手として>
<終章 時代を超えて――「心づくし」の物語>

という構成で、たいへん見やすく、中身の濃い展示でした。
日曜昼間でも、ゆっくり見られる混雑度。

今回、なるほど~と納得したのは、次の3点。

1.彼は戦中・戦後と一貫した姿勢で書き続けた作家であり、
 その点、稀有な存在であるともいえる。

2.文学者として、権威を頼らないリベルタンであろうと志し、
 傷つき、立ち上がれない弱者側に思いを寄せていた。

3.客観的に「描く」より、常に具体的な聞き手を想定して
 「語る」ことこそが大切だと考えていた。


ともすると、
薬物中毒とか、女性関係とか、度重なる心中未遂とか、
私的問題行動の側面ばかり注目されがちですが、
今回の展示を見て、彼の作品の人気が衰えない理由が
腑に落ちたように感じました。

最近、太宰直筆原稿34点、3417枚がDVD3枚組で出され、
先月からはオンライン版も刊行されたそうですし、
小説の文庫本の累計売り上げでも、
1位が漱石の「こころ」、そして2位が太宰の「人間失格」
なんだとか。

桜桃忌もニュースで報道されますし、
太宰人気、時代を超えて引き継がれているようですね。

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