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2014年1月 3日 (金)

『仏果を得ず』

三浦しをん 『仏果を得ず』 双葉文庫 2011

題名と、ポップな漫画調の表紙から、
仏門に入った若者の青春小説?なんて思って借りてみましたが、
実は、文楽の道を志す若者を主人公とする青春小説でした。

勘はいいけれど猪突猛進で青さもある、語り手太夫の健(たける)。
コミュニケーションに難あり、でも三味線の力量はピカ一の兎一郎。
この二人がとても魅力的です。
太夫と三味線が常態的なコンビを組んで、練習を積んでいく
というのが一般的だとは、初めて知りました。

文楽は地方巡業も多く、とてもハードなスケジュールであること、
よって、住まい方も人それぞれであること、なども。

私にとって面白かったのは、浄瑠璃の人間造型への健の理解。
「どうして、こんな主人公が人気を得るのか」
「なぜ、彼はこんな生き方をしているのか」
等の疑問を抱き、浄瑠璃の台本を読み込んでは懊悩する中、
健自身の日常生活で起きたことがヒントとなって、
「あっ、そうなのか!」
と気づいていく…という流れ。

軽く、楽しく、するすると読めてしまいます。
ところどころ、感動の山もあります。
ちょっと軽すぎるかな…という感もありますが、
楽しい、王道を行く青春小説でした。
文楽、生で見てみたくなってしまいます。^^

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

PIO様   太田恵子先生の記事が縁で、PIO様のブログを色々拝見しました。       私の様な無学で野蛮な雑草(音楽も少し譜面が読める程度でかなり自己流)とは縁のない、とてもハソサエティで心もセレブな方とお見受けしました。    息子さんの進路、教育等、子育てで悩んでおられたみたいですが、今年は大学受験ですね。   私は子供の頃は勉強せず、就職してから必要性を感じ大学受験しましたが、それも早々に退学し、中途半端な人間ゆえ、数々の職業を経験し、苦労しましたが、人生 何が幸いし、何が災いするか、判らないもので、(同級生でひとり留年したK君ですが、 その後社会でてからは、快進撃でとても、社会的に出世しました。同じ同級生で有名大学を卒業したS君は、今生活していくのがやっとみたいです。)   なんとか、私も今、充実してます。

PIO様   訂正 ハイソサエティ

松本雪ノ丞さま

いえいえ、ハイソサエティとか、セレブとか、どんでもありません。
それこそ買い被りというものでございます!sweat01

書き散らかした子育ての愚痴、どうもお目汚しで失礼いたしました。
努力は嫌いと公言してはばからない息子、
ぶっとびエピソードには事欠かないのですが、
いつか、いつか、意欲が沸くだろうと、親はただ期待するしかなく。。。

励ましのメッセージをありがとうございます。
「人生 何が幸いし、何が災いするか、判らない」
私の座右の銘にしたい気分です。
いつか、「息子目覚める!」の記事がアップできますように。

よろしければ、またお訪ねくださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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