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2013年12月18日 (水)

『ジヴェルニーの食卓』

原田マハ 『ジヴェルニーの食卓』 集英社 2013

巨匠と言われる画家たちの身近にいて、
ともに同じ空気を吸い、苦労を分かち合った者の
一人語り、手紙、回想録……といった形で、
その画家の代表作をめぐるエピソードを語る短編集。

■「うつくしい墓」
ヴァンスのロザリオ礼拝堂のステンドグラス、
マティス作の「生命の木」。
マティスの晩年に傍に使えた少女マリアが、マティス研究者のインタビューに答えて語ります。

■「エトワール」
ドガが制作した像「14歳の小さな踊り子」。
ドガの最初の理解者ともなったアメリカ人女流画家、メアリー・カサットとドガとの交流を描く小説です。

■「タンギー爺さん」
セザンヌの絵「タンギー爺さん」。
売れない画家セザンヌを応援しつづけた画材店店主、タンギーの娘からセザンヌへの書簡集が、二人の人生をあぶりだします。

■「ジヴェルニーの食卓」
モネ晩年の連作、大壁画「睡蓮装飾画」。
モネの再婚相手アリスの娘ブランシュ。彼女の助手ぶり、彼女の整える食卓がいかにモネを支えたかを描く小説です。

最後に、小さく「本作は史実にもとづいたフィクションです。」
とありますが、
キュレーターとして活躍した著者の面目躍如といったところでしょう。
画家の息遣いが感じられるような、素敵な作品集でした。

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コメント

まぁー!面白そう。読んでみましょ。

ananさま

うふふ。
美術に造詣の深いananさんにはヒットすることと思いましたよ。
ananさんの感想もぜひお聞きしたいものです~。^^

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