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2013年11月17日 (日)

『おそろし』『あんじゅう』

宮部みゆき
『おそろし~三島屋変調百物語事始』角川書店2008
『あんじゅう~三島屋変調百物語事続』
中央公論新社2010

〔三島屋変調百物語〕というシリーズものの
第1巻、第2巻にあたります。

主人公は、ある事件を契機に心を閉ざしてしまった17歳のおちか。
叔父の営む袋物屋、三島屋に身を寄せることになり、
ひょんなことから、怪奇譚いわば「百物語」の聞き役となって…。

わたくし、いわゆるオカルトものは苦手なのですが、
これは時代小説という枠組みであること、
怪奇譚とはいえ、焦点は人物の心の機微にあることから、
すんなりと小説世界に入り込むことができました。
というか、どっぷり浸ってしまって、
「次はどうなるの?」
とわくわく、どきどき、あっという間の一気読みでございました。

中でもよかったのは、第2巻のタイトルともなっている
「暗獣」こと「くろすけ」の話。
ほのぼの、じんわり、心に染みました。

第1巻は、暗くおどろおどろしい話が多いのですが、
第2巻は、温かい読後感が残る話のように感じました。

今年の6月に、第3巻も出版されていると知り、
早速図書館に予約を入れましたが、案の定、250人待ち。

それにしても、
巻ごとに出版社が異なる(第3巻は文藝春秋社)って、
珍しいんじゃないんでしょうか?
宮部みゆきさんの多作ぶり、多様ぶり、充実ぶり、脱帽です。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この2冊、これから冬に向けて読もうと待機中です(笑)
私は文庫で購入しました(共に角川文庫)。
やっぱり 面白かったんですね~ワクワクします♡
宮部みゆきの本は、ハズレがほとんどないですが、なかでも時代物はとても好きです。
それにしても・・・単行本の発売元がそれぞれ違っていることは知りませんでした。
大人の事情なのでしょうか~?(笑)

mickeyさま

おお、ただいま待機中でいらっしゃいましたか。
はい、期待して間違いないと思いますよ~。^^

文庫になると、出版社が統一されるのですね。
きっと、宮部さんが売れっ子ゆえの大人の事情なんでしょうね~。
私は活字中毒の乱読人間なので、もっぱら区立図書館のお世話になってます。
住民税のもとをとるぞ!(笑)

こんばんは。ココログ広場から来ました。
こちらには初めて書きこませていただきます。

「おそろし」は読了済み、「あんじゅう」はこれから読みます。楽しみです~heart04
宮部さんの時代物・怪奇譚といえば、単発長編の「あかんべえ」も大好きです。
もし未読でいらしたら、そちらも、ぜひぜひ読んでみてくださいhappy01

雪村月路さま

コメントありがとうございます。
はい、こちらに書き込んでいただくのは初めてですね~。^^
「あかんべえ」、私も読んでました。
これも面白いですよね~。
http://pio.cocolog-nifty.com/tutor/2012/06/post-b004.html

〔三島屋変調百物語〕シリーズ、本当に第100話まで続くのでしょうか?
楽しみなような、怖いような……(^^;

こんばんは。
「あかんべえ」はレビュー済みでいらしたのですね。失礼いたしました。
「書籍」カテゴリの記事タイトルを確認してから発言すれば良かった、と反省しました。
お許しください。

というわけで・・・、
さっそく、「書籍」カテゴリの記事一覧を拝見しました。わあ、たくさんheart01
軽いものからズッシリしたものまで、幅広くお読みになるのですね。
いくつかレビューも読ませていただいて、「うんうん、そうだよね」と思ったり、「この本、読みたいな」と思ったり。
もしPIOさんが「お気に入り100冊crown」を選んだら、どんな選定になるかしら、なんて思いました。

また機会があれば立ち寄らせていただきたく思います。
リプライどうもありがとうございましたshine

雪村月路さま

あららら、そんな、謝ったりなさらないでくださいな。
私のほうこそ、ぶっきらぼうなコメントになってしまって失礼いたしました~coldsweats02

私、多読ではあるのですが、
寄る年波のせいもあってか(?)、内容をす~ぐ忘れてしまう傾向がっ。sweat02
そんなこともあって、個人の備忘録の意味でレビューを載せているんです。
「この本がお勧めですよ」って明言できる雪村月路さんのほうが素晴らしいと思いますよ。

よろしければ、またお立ち寄りくださいませ。
ココログ広場でも、またどうぞよろしく♪

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