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2013年11月10日 (日)

『工学部ヒラノ名誉教授の告白』

今野浩
工学部ヒラノ名誉教授の告白-エンジニアが「物書き」になったワケ-』
青土社 2013

タイトルそのままの内容です。
工学部ヒラノ教授については、以前にも読みましたが(→)、
本作は、プライベートな家族のこと、夫人の病気と介護
などについても書かれているのが新しいところ。

大学教授として活躍の場を持ち、功なり名を挙げた筆者、

筆者自身の生い立ち、キャリアを赤裸々に綴るとともに、
筆者の周囲の恩師や友人たちについても考察を巡らせ、
「研究者に必要なものは、独創性と分析力および研究に対するモチベーションの三つである。そしてこの三つの条件が維持されるのは、最長で40年間である」
などの仮説を提示し、筆者自身の今後の人生についても筆を進めます。

なかなか説得力があります。
なにしろ、事実に基づいているだけに。

成功に必要なものは、才能、努力、運であるとして、
どうも才能と運についてページを多く割いているように思えますが、
なんのなんの。
筆者自身の努力たるや、すごい!と思いました。
特に、大学入試前の英語学習に対する誇りと執念、とか
米国留学で博士号を取得するための刻苦勉励のさま、とか。

ふりかえれば、拙宅には
「努力はきらいだも~ん」「人の上に立つなんて面倒だも~ん」
と宣言して憚らないお気楽息子が。
あああ
若いみそらで既に努力放棄するこの子の将来やいかに…
ため息をつく母をよそに、息子本人はいつもニコニコ。
「勉強ができるかどうかと、幸せかどうかは別物だと思うよ~」

ううう。たしかに息子自身の人生。
彼の好きなように生きてもらいましょう。
ブックレビューを逸脱した迷走酩酊文、失礼いたしました。

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