無料ブログはココログ

PIOの新ブログ

« バナナりんごケーキ | トップページ | 歯も、目も…>_<… »

2013年9月20日 (金)

『夢幻花』

東野圭吾 『夢幻花』 PHP研究所 2013

タイトルそのまま、
夢か幻かという花が物語のキーを握ります。

話の出だしは、1960年代の通り魔殺人。
そこから突然、現代の高校生の淡い初恋へ。

冒頭の通り魔殺人が、
メインストーリーにどう絡むのか、
いよいよクライマックス、というところまで謎のままです。

高校生は大学生となり、大学院へと進学したところで、
大震災が。
原子力を研究してきた彼は、進路に苦しみ、
以前からしっくりいかない家族との関係も重くなり…。
そんなとき、
正義漢の祖父を殺された、元水泳選手の大学生と知り合い、
彼女と二人で、殺人事件の謎を追うというかたちで
物語は動き出します。

単なる謎解き物語ではなく
三世代にわたる、家族の物語とも読めます。

そして、読後感さわやか。
閉塞感ではなく、将来への明るい希望が感じられる、
社会派の作品だと思います。
おすすめです。

« バナナりんごケーキ | トップページ | 歯も、目も…>_<… »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« バナナりんごケーキ | トップページ | 歯も、目も…>_<… »