無料ブログはココログ

PIOの新ブログ

« JOY of Music 40プラス vol.2 | トップページ | 『古書の来歴』 »

2013年9月12日 (木)

『空飛ぶ広報室』

有川浩『空飛ぶ広報室』幻冬舎2012

TVドラマになり、人気を博したそうですが、
私は見たことがなく、先入観なく小説から入りました。

不運な事故で、戦闘機パイロットとして生きる道を閉ざされ、
防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室に赴任してきた
若い自衛官、空井。

彼が、広報官として成長していく姿と、
彼を取り巻く人々の人間模様が、軽やかに描かれます。

ストーリーはもちろん面白く、
分厚い長編をあっという間に読みきったのですが、
自衛隊の内部、自衛官の生活を知るという側面もたいへん面白く感じました。


例えば、記者クラブが各部署を評したという四字熟語。

airplane空自 → 勇猛果敢  支離滅裂
carouselpony自 → 用意周到  動脈硬化
ship自 → 伝統墨守  唯我独尊

spade統幕  高位高官  権限皆無
club内局  優柔不断  本末転倒

movie防衛記者会 浅学非才  馬鹿丸出し

記者クラブが、上から目線で防衛省を切って落として終わり
なのではなく、最後に自らも笑いの対象としているのがイイ、
という空井の指摘、鋭いです。

自衛官、という職業を身近に感じられるようになります。

« JOY of Music 40プラス vol.2 | トップページ | 『古書の来歴』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

残念ながら其のお話しは未読ですが、前職では自衛官OBの方々と仕事していました。
陸自OBのIさんTさんSさんの3人は特に懇意にして頂き、色々なお話しも伺うことが出来ました ^^
でも、一番印象的だったのは海自OBのKさんです。
普段は本当に物静かで温厚な紳士なのですが、一旦怒る(怒らせる)と其れはもう、迂闊には側に寄れない位「怖い」です。
無論、怒鳴ったりしませんし、声を荒げることも無いのですが、そりゃもうぅ威圧感が半端ないんですよ ^^;
流石は元巡洋艦の艦長さんだけのことはあるよね、、、と皆で納得した物です。
もっともKさんが怒るのは、社内では「天変地異」例えられる位珍しい事でしたが。
随分昔の話です。
此の日記を見て、其の当時のことを懐かしく思い出しました。
有難う御座います ^^

LINさん

おおお~。
LINさんは「陸自」「海自」といった言葉が身近な職場にいらした経験をお持ちなんですね。
私もお仕事がらみで、ちょっとご縁があるのですが、
自衛官の方って、姿勢がよくて、「見てすぐわかる!」って思います。
小説の中にもそんなコメントが出てくるんですが。

LINさんが思い出を懐しく思うきっかけとなったなら、嬉しいです。
ドラマも随分評判になったようですよ。^^

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« JOY of Music 40プラス vol.2 | トップページ | 『古書の来歴』 »