無料ブログはココログ

PIOの新ブログ

« ダウン | トップページ | 『時が滲む朝』 »

2013年7月 8日 (月)

『天翔る』

村山由佳 『天翔る』 講談社 2013

村山由佳というと、なんとなく官能小説家といったイメージがあって
ちょっと敬遠していたのですが、
どこかで目にした書評か、本屋のポップかがきっかけで
手にとってみた本です。

この本に関しては、官能性は皆無。
さわやかです。すがすがしいです。ストーリーが読ませます。
一気に読んでしまいました。

幼くして母に去られ、小5で最愛の父を亡くした少女、まりも。
父に「遊園地へ行こう」と言われて行った競馬場での体験から
「馬に乗る人になりたい」
と考えていた彼女が、父の死後、
ひょんなことから、実際に乗馬を始め、
エンデュランス・レースという耐久国際レースに参加することになり…

という物語展開。

もちろん、まりもの成長ぶりも読ませるのですが、
それ以上に、
生き生きとした馬の様子やレースの描写、
亡くなった父をはじめ、祖父母、
馬とまりもを取り巻く大人たちの、含蓄あふれる言葉が、
それぞれに暗い過去を背負った大人たちの懸命な姿が
心を打ちます。

ハマりました。
おすすめです。



« ダウン | トップページ | 『時が滲む朝』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ダウン | トップページ | 『時が滲む朝』 »