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2013年7月

2013年7月29日 (月)

坂道から望む海

坂道から望む海
今にも雨が降り出しそう…
でも、ちょっとピンクがかった空と、
遠くに望む海とのコラボに心惹かれて、
バス停でバスを待ちながらパチリ。

2013年7月28日 (日)

『忘れられたワルツ』

絲山秋子 『忘れられたワルツ』 新潮社 2013

え?リストのワルツと関係する小説?…と、手に取りました。

実は、7篇の短編からなる作品で、

表題作は、7篇中6篇目、
冒頭場面で主人公が聞く、姉の弾くピアノ曲をタイトルとした作です。
その姉は、ピアノを弾き終えると、探偵もどきの台詞を吐いて外出。
知識人として八面六臂の活躍をする母は、不在。
消防士の父は、趣味とする外国語の学習に没頭中。
そして、主人公・風花は、猛烈な痒みの発作に襲われ、
家中のいたるところに、姉の目を感じる…
淡々と日常を語る小説ながら、なんとも不気味な印象を残します。

それも、1作目、2作目、……と読み進めるほどに、
不気味さ、恐ろしさが募っていく感じ。
日常のなかのちょっとした違和感を、そうっとつまみあげ、
それをふくらませて小説を紡いでいくような。
一昨年の大震災後に発表された小説を集めたものとのことで、
小説中に震災を明記しない作も多いのですが、
そこここに、その影…漠然とした不安感、孤独感、無力感…がほのめいています。
ベタでないだけに、妙に強い印象を残す作品でした。
私自身が内容を消化して、
きちんと語るには、もう少し時間がかかりそうです。

2013年7月27日 (土)

音の花束コンサート26th

Bouquet des Tons 26th

音の花束コンサート
2013年7月26日(金)19時開演 20時30分終演
すみだトリフォニー 小ホール

《プログラム》

ガブリエル・フォーレ /  組曲「ドリー」Op.56より 子守唄
ガブリエル・フォーレ / シシリエンヌ Op.78
ガブリエル・フォーレ /  パヴァーヌ Op.50
ガブリエル・フォーレ /  レクイエム Op.48より
  Ⅲサンクトゥス   Ⅳピエ・イエズ
  Ⅴアニュス・デイ  Ⅵイン・パラディウム

アストル・ピアソラ / リベルタンゴ
アストル・ピアソラ / アヴェ・マリア
モーリス・ラヴェル / 亡き王女のためのパヴァーヌ
モーリス・ラヴェル / マ・メール・ロア 子供のための5つの小品
  Ⅰ眠りの森の美女のパヴァーヌ
  Ⅱ親指小僧
  Ⅲパゴダの女王、レドロネット
  Ⅳ美女と野獣の対話
  Ⅴ妖精の園

中山晋平 / 狸伝説~證城寺の狸囃子~
中田喜直 / 夏の思い出

***********************
ブーケ・デ・トン(音の花束)という
フルート、ヴァイオリン、ピアノのトリオによるコンサート。
久しぶりに足を運びました。

フランスの香り漂うプログラム。
蒸し暑い夏の一服の清涼剤となるひとときでした。

聞き知った曲が多い中で、
唯一、初めて聴く曲だった、ピアソラのアヴェ・マリア。
とっても美しい、メロディアスな曲で、心に染みました。

アンコールに演奏された、日本の曲2曲も
素敵なアクセントとして心に残りました。
こういった、
「このメンバーならではの演奏」
といえる持ち曲があるって、素敵だな~と思いました。

2013年7月26日 (金)

朝パン

朝パン
早朝6時〜9時の予備校クラスに出る息子を送り出し、
出勤までの時間にパンを焼きました。
朝からちょいと達成感。
ツナチーズパン、そしてアンパン。
朝食に食べたのは夫婦二人。
息子は帰宅後、おやつとして食べ尽くすことでしょう。

2013年7月22日 (月)

アンモニア臭の原因は…

部屋に漂う、アンモニアのような匂い……
なんだろう??と思い始めたのが10日ほど前。
生ゴミ? 排水口? 冷蔵庫? ???
あれこれ探ってみたものの、原因の特定はできず。

原因がはっきりしたのは、1週間前のこと。

連休に妹が訪ねてきてくれたので、
「せっかくだから、ワインでも飲もうよ!」と、
夫が勝手に購入したワインクーラーを開けたところ……

うわあああああぁああっ

目がしみる、顔がひりつく、むせる……

というぐらいの、アンモニアの強烈な匂い!

そうなのです。
壊れたワインクーラーが発していた、アンモニア臭だったのでした。
なんでも、冷却装置にアンモニアが使われているそうで、
その会社のホームページには、
「アンモニア臭がした場合は、すぐに電源を切って
サービスマンを呼んでください」
との記載が。

で、連絡したところ、
修理するには多大なお金がかかるということが判明。
廃棄することに決め、
本日、引き取り業者がやってきました。。。

それにしても、
搬入の際にはピアノ運送会社がやってきた
という、ごたいそうな品だったのに、
夫が勝手に買ったんです…しつこく繰り返す粘着質の私)
たった6-7年で壊れちゃうって、どーいうこと?

2013年7月21日 (日)

夏休みはまだまだ遠く…

息子、ついに夏休みに突入。
一応、進学校に通う高校3年生である彼、
れっきとした受験生なんですが、
本人にはその自覚は薄く、うす~く、……いわく

「いままで勉強時間ゼロだったんだから、それに比べればたいしたもんだよ~」

……あのね、
1日に1時間勉強したって威張るのは、小学生レベルなんですけど…(;_;)

「志望校って、そろそろ決めるべきなのかな~。わかんねえな~。」

……こういう輩は、放っておくことにします。

さて、私のほうは、まだまだ、まだまだ、夏休みは遠いのです。
8月まで試験期間は続き、
そのうえ、今年は夏期集中講座も引き受けてしまったため、
夏休みは無きに等しい……自ら選んだこととはいえ、ちょい後悔。

また、しこしこ調べたり書いたりしなくてはいけないことも山積み。
こういう状況に追い込まれると、
逃避行動に走って、ピアノ弾いてみたり、本を読んでみたり。

マズイです。
せめて息子の範となるよう、
私もここらで気を引き締めねば。

2013年7月18日 (木)

職場での撮影〜海〜

職場での撮影〜海〜
本日雨という予報が外れて、
なんともリゾートチックな海を望むことが出来ました。^^

2013年7月14日 (日)

ミシェル・ブラッソン&成田達輝

ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団
名曲全集 第88回

2013年7月14日(日)14時開演 16時25分終演

指揮:ミシェル・プラッソン
ヴァイオリン独奏:成田達輝

<プログラム>
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:交響詩「海」
           Ⅰ 海上の夜明けから真昼まで
           Ⅱ 波の戯れ
           Ⅲ 風と海との対話

ショーソン:詩曲 作品25
ラヴェル:ツィガーヌ
(ソリストアンコール)パガニーニ:24のカプリスより第1番

ラヴェル:ボレロ
(アンコール)ラヴェル:「マ・メール・ロア」より妖精の国

************************

震災後の補修を終えての、新ミューザ大ホール。
音響といい、オーケストラ団員全員の顔が見える舞台設営といい、
素晴らしい環境が整っていました。

プラッソン氏、今年で80歳の大御所。
指揮台までの足取りは大変ゆっくり、お年を感じさせるのに、
いったん指揮を始めるや、危なげなし。
ソリストのいない交響曲はすべて暗譜で振っていました。
舞台袖から客席を伺ったり、
ソリストやコンサートマスターの肩を抱いて一緒に退場させてしまったりと、なかなかお茶目な振る舞いも。

成田くんは、相変わらず、聴衆のハート鷲掴みの演奏ぶり。
ただ、ツィガーヌ冒頭、全身全霊込めての無伴奏の独奏中、
ちょっとしたハプニングが。
ぐっと強く弓をひくとともに
プチっというかすかな音と、はぁっ…という小さなため息。
成田くん、即座に演奏を中止。
聴衆に向けて「弦が切れた」といったジェスチャーをするなり、
さっと舞台袖へと消えました。。。

しばらくして再び登場。すぐに演奏を再開。
よくもまあ、すぐさま音楽に集中、没頭できるものです。

プログラムによると、
今日の使用楽器は、Jean-Baptiste Vuillaume(1835-40)
とありますが(貸与楽器)、
5月のリサイタルでは、無名の楽器を使っていたはず。
もしかして、使用し始めて間もない楽器であるがゆえの
トラブルだったのかも…と思いました。

三連休の中日、みごとな音響のホールで、
完成度の高いフランス音楽を堪能いたしました。

2013年7月12日 (金)

ショパンコンクール1990

YouTubeで、こんな番組を発見。 
ショパンコンクール1990

実は私、この年はまるまる1年、日本にいなかったこともあり、
こんな番組のこともまるで知らず、初めて見てみました。

すごかったのですねえ。
日本はバブル最盛期、経済もイケイケの時代でしたが、
ピアノ界もまた、イケイケムード。

二次予選を通過した15名中、7名が日本人。
うち、本選に進んだのは、
 横山幸雄
 高橋多佳子
の2名でしたが、
審査委員長の中村紘子氏が、いみじくも
「本選には、あと2、3名の日本人が残っても良かった」
と述べていたように、
 田部京子
 及川浩治
 児玉桃
など、今も大活躍の方々の名前が……。
きっと、いろいろな政治的駆け引きもあったのだろうな…と思わされました。

ポーランド人が誰も残らず(本選進出者が病気で演奏辞退)、
当時ポーランドで学んでいた高橋多佳子に
ポーランド国中の期待が集まったということも初耳。

横山氏、
とんぼメガネのぷっくり顔で、ちょい生意気な少年
といった雰囲気。なんだか微笑ましい…。
彼、本選では、オーケストラの指揮者について
「自分のテンポとは全然違うし、びっくりするところもあるけれど、
これで気持ちよく棒を振っているようだったから、
それに合わせて弾いたほうがいいでしょ。
僕はどうにでも弾けますから。」
と言い放っていましたが、確かにそれが正解かも。

こんなにピアニストの意見を聞かず、
自分の音楽を押し付けている指揮者っぷり、
今の世でネット配信されたら、非難轟々になる?
……それとも、これがショパコンの伝統?

この年、
中国からは「国家の威信を背負った」2名のみの参加で、
韓国については、番組では何の言及もされず、
当然のように、三次予選に残ったアジア勢は日本人のみ。

今の韓国、中国、(最近では香港、台湾も含めて)の躍進ぶり、
すごいですよねえ。
アシュケナージが
「ソ連では、ペレストロイカ政策でクラシックコンサートが減った。
ロックやポップスが増え、まるで西側と同じになってしまって
残念だ」
といった趣旨の発言をしていたのにも、ちょっとびっくり。

いやはや、時代の流れを感じたことでありました。

そうそう、1985年のショパコンについては、こんな番組も。
あのブーニンブームの火付け役となった番組です。
懐かしや~。
ショパンコンクール 若き挑戦者たちの20日間

2013年7月10日 (水)

プーシキン美術館展

震災のときに作品来日中止となってしまった
プーシキン美術館展、(当時、チケット払い戻しをした私…)
やっと開催ということで、
本日、お仕事を終えてから、横浜美術館に行ってきました。

7月6日から始まったばかりなので、まだ空いているだろう
と思ったら……
平日の午後だというのに結構な混雑。
どうやら、高校生の団体、旅行者主催の団体が入った模様。
それでもまあ、大混雑だったのは入口付近のみで、
あとはまあ、あまり無理することなく鑑賞できました。

展示の印象…
ううむ。。。いまひとつ印象が薄かったかも。
絵が描かれた年代順にセクションを分けての展示でしたが、
あまり有名でない画家、絵の配列の意図など、
もう少し説明が欲しいなあ……と。

そして、
なんだかロシアという国の悲哀も感じてしまいました。
個人収集家が苦心して入手した絵を、国家権力で没収し、
美術館所蔵とする。
その美術館の名称も権力の交代によりコロコロ変えてしまう。
帝政ロシア時代に権力を握っていた層は、
ロシア語よりフランス語に堪能で、フランス絵画の収集に奔走する…。

歴史って、深いです。

2013年7月 9日 (火)

『時が滲む朝』

楊逸(ヤンイー) 『時が滲む朝』 文藝春秋 2008

言わずと知れた、芥川賞受賞作。
受賞当時、日本語を母語としない受賞者ということで、
随分話題になりました。
興味を惹かれつつも、ちゃんと読む機会を逸していましたが、
今回、機を得て読んでみました。

若者の熱くたぎる精神力、向上欲、切磋琢磨する姿、
世の役に立ちたいと切望する心……

平成の世にはもはや死語?
というような世界が、淡々とした筆致で展開されていきました。
それも、臨場感と説得力を持って。

家族、地域の期待を担って、
地方の名門国立大学に進学した若い親友二人。
時代の流れ、尊敬する恩師、学内での人間関係に導かれ、
学生運動に参加し、熱く国家の未来を語るも、
直面したのは天安門事件。

その後、大学を追われ、
一人は妹を通じて知り合った残留孤児の女性と結婚し、来日。
一人は渡米して印刷業を起業。
恩師は行方不明となり、かなりの時を経て…

文化大革命
天安門事件
北京五輪
……切れ切れに知っていた史実が、
この小説を通して、私の中で一つにつながったような気がします。

内容が内容だけに、
これは中国語では書けなかったであろう……と思いました。
「なぜ日本語で?」などという疑問を超越した、
自明の帰結としての日本語執筆だったであろうと。

楊逸さん、その後も着々と日本の文壇で活躍されていますが、
その第一歩にふさわしい作だなあ、と思いました。
読んでよかったです。

2013年7月 8日 (月)

『天翔る』

村山由佳 『天翔る』 講談社 2013

村山由佳というと、なんとなく官能小説家といったイメージがあって
ちょっと敬遠していたのですが、
どこかで目にした書評か、本屋のポップかがきっかけで
手にとってみた本です。

この本に関しては、官能性は皆無。
さわやかです。すがすがしいです。ストーリーが読ませます。
一気に読んでしまいました。

幼くして母に去られ、小5で最愛の父を亡くした少女、まりも。
父に「遊園地へ行こう」と言われて行った競馬場での体験から
「馬に乗る人になりたい」
と考えていた彼女が、父の死後、
ひょんなことから、実際に乗馬を始め、
エンデュランス・レースという耐久国際レースに参加することになり…

という物語展開。

もちろん、まりもの成長ぶりも読ませるのですが、
それ以上に、
生き生きとした馬の様子やレースの描写、
亡くなった父をはじめ、祖父母、
馬とまりもを取り巻く大人たちの、含蓄あふれる言葉が、
それぞれに暗い過去を背負った大人たちの懸命な姿が
心を打ちます。

ハマりました。
おすすめです。



2013年7月 6日 (土)

ダウン

すっかり更新が滞っております。

エリザベート王妃国際音楽コンクール、
ヴァン・クライヴァーン国際ピアノコンクール、
仙台国際音楽コンクール
と、立て続けのコンクールが終わって、気が抜けた
ということもあります。

また、自分のピアノ練習のほうで、
譜読みにとりかからなくてはいけなくなり、それで手一杯だった
ということもあります。

さらに、お仕事のほうも、アップアップになってきまして…。

そして本日。
ついにダウン。~発熱、頭痛、関節痛~
わたくし、根っからのクソ真面目人間らしく、
たいてい体調を崩すのは、週末、または長期休暇中。

昨日から、なんだか手首や指の関節が痛いなあ
久々に真面目に練習とかしたからかなあ…
などと思っていましたが、なんのことはない、夏風邪との診断。
リンパも腫れているよ、とのこと。

今日一日は大人しくしていようと思います。(^_^;)


2013年7月 1日 (月)

貴婦人と一角獣展

国立新美術館の特別展に行って来ました。
会期終盤(7月15日まで)とあって、混雑覚悟でしたが、
展示物が大きいせいもあるでしょうか、
混雑度はまったく気にならず、じっくり鑑賞できました。

フランス国立クリュニー中世美術館所蔵、6枚のタピスリー、
その意味とは?背景とは?歴史的意義とは?
というテーマが明確なこともあり、
大変わかりやすい展示でした。
写真、映像も駆使した会場設計に拍手。

タピスリー、美しかったです。
織物だなんて、信じられない感じ…。

6枚のうちの1枚《聴覚》は、縦型オルガンで象徴されていて、
鍵盤楽器って15世紀から演奏されていたんだなあ、と感慨。
その後、ショパンの恋人・小説家ジョルジュ・サンドが、
このタピスリーを世に知らしめた、というエピソードにもびっくり。

中世ヨーロッパの雰囲気にどっぷり浸って、
俗世の憂さを晴らしてまいりました。^^;

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