無料ブログはココログ

PIOの新ブログ

« オルゴールの小さな博物館 | トップページ | 愛、アムール »

2013年3月15日 (金)

『いざ志願!おひとりさま自衛隊』

岡田真理『いざ志願!おひとりさま自衛隊』文藝春秋2010

13_0315_2英語のペーパーバックのような体裁。
そして「えっ?マンガ??」
と思わせるようなイラストの表紙。

内容はというと、
「予備自衛官補」(ヨビジホ)
と呼ばれるものに志願し、合格し、
50日(5日間×10回)の訓練を受け、
晴れて「予備自衛官」になるまでの実録です。
「予備自衛官」、私は生まれて初めて聞く言葉ですが、
これは字面のごとく、「予備」の自衛官。
普段は一般人として生活し、いざという際に自衛官になるという。
かつては、退職した自衛官がその任務にあたっていたそうですが、
平成13年に制度が変わり、
自衛隊経験のない一般人にも門戸が開かれたのだとか。

へええええ。その訓練は、現職の自衛官の新隊員教育と同じ内容。

■銃を装備し、長革靴を履き、制服着用。
  →アイロンのかけ方、ベッドメイキングの仕方、靴の磨き方。
■ホフク前進、ダッシュ→フセ、の泥まみれ練習。
■催涙ガスが噴霧される中でガスマスクしての動作練習。
■銃装備しての25キロ行進。
■空砲射撃、実弾射撃……

こんな内容の実体験を、筆者がルンルンと楽しみつつ紹介していきます。
例えば、一部引用してみると…

 しかし、「なくしちゃったー。えへ」「もーしょうがないなー」というワケには当然いかず、国民の皆様の大事な大事な税金から捻出された限りある防衛費で配備された銃の部品を「えへ」で済ますワケには当然いかず、駐屯地内とはいえ武器の部品がどっかいってそのままというワケには当然いかず、その結果なにが行われるのかというと「捜索」です。
 全員で捜索です。見つかるまで延々大捜索です。

こんな具合にユーモアにあふれ、読みやすいのですが、
けっして軽いだけではありません。

今、NHK大河ドラマ、会津藩の
「ならぬことは、ならぬ」が評判になったりしていますが、
それにつながる主張を感じました。

« オルゴールの小さな博物館 | トップページ | 愛、アムール »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« オルゴールの小さな博物館 | トップページ | 愛、アムール »