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2013年1月23日 (水)

『大往生したけりゃ医療をかかわるな』

中村仁一『大往生したけりゃ医療をかかわるな』幻冬舎新書2012

すごく売れた本みたいですね。
発売後5ヶ月の2012年5月で、第15刷です。
センセーショナルな題名ですが、内容は意外にまっとう。

筆者は「自分の死を考える集い」を主催して16年になる方で、
職業は、特別養護老人ホーム常勤の配置医師。
1940年生まれとあります。

本書に何度も出てきて、印象に残ったフレーズが。
それは、

■繁殖期を終えて、
生きものとしての賞味期限の切れた「還り」の途上にある

というもの。
ふむふむ。おそらく、そろそろ私も該当しそうです。
上記に該当するような人々には、

・病気の「早期発見」とか「先進治療」とかいうものは、
必要ないのでは?
(「早期発見の不幸」「手遅れの幸せ」という考え方もある)
それよりも、
苦しまず、自然と枯れるように死んでいく、
という死の形を考えてもいいのでは?

・ある程度不具合が出るのは普通のこと。
無理にあがいたりせず、不具合とうまくつきあうようにすれば、
自然に任せれば、
人間は、動物は、そう苦しむことなく、あの世へ旅立っていく。
(末期ガンの苦しみは、ガン治療によるダメージが原因のことも多い)

このような筆者の主張ですが、
私個人としてては、共感できると思いました。
現在、健康体であるからこそ、こう感じるのかも…ですが。

そのためには、
・救急車を呼んではいけない
(救急車を呼ぶことは「最善を尽くして命を救え」という意思表示)
・「延命治療はしてくれるな」「医療死は嫌だ」では不十分。
(どんな治療を拒否するのか、事前に具体化しておくべき)

などなど、具体的なアドバイス満載。
なるほど~な本でした。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

なるほど、面白いですね。話題の本の情報はそれなりにチェックしているつもりなのに、この本はまったくノーマークでした。

私は「医療のお世話になってでもできるだけ長生きしたい」なんて思ってますが、いまのところ幸い健康だからそう言っていられるのかもしれませんね。

個人的には、救急車を呼ばないのはやり過ぎだと思いますが、末期ガンの治療はわたしも拒否するかもしれません。

こんにちは

興味深く拝見しました。
私も「早期発見の不幸」「手遅れの幸せ」というのはあると思います。
自分だけなら苦しまず、自然と枯れるように死んでいく、のは理想ですよね。

ただ、子供が三人いて娘もいるとなると、将来仕事をもつであろう娘を助け孫
の世話をするのは私の役目のような気もして、ある程度は生きないといけない
だろうとは思います。

とはいえ、下手にアルツハイマーなどを抱えたまま長生きして、娘の子育ての
足をひっぱる可能性だって十分ありますよね。

難しい選択ですが、早めにお役目を終えて、誰にも迷惑をかけずに静かに逝く
のが理想です。

〉ネリノさん

コメントありがとうございます。
治療って、どこからを「やり過ぎ」と考えるか、難しいところですよね。
個人差もあるでしょうし、自分自身でも判断しかねることが多そう。
ただ、事前に情報を得て検討しておくことは意味があるかなあと思いました。

〉three-ringさん

おお。
ちゃんと先まで見通して、娘さんのお子さんのことまで考慮に入れていらっしゃるのですね。
私は、そんなことまで考えていなかったなあ…。
とりあえず、「検査、検査、しなきゃ!」と強迫観念に駆られるようなことは
しなくていいんだな、と思っておくことにします。(゚ー゚)

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