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浜コン2012

2012年11月24日 (土)

浜松国際2012を終えての感想

結果、順当だったと思います。
私の印象としては、差を距離で表すと、

1位, 2,3位………4,5,6位

といった感じかな、と。(私の独断です。失礼があったらお許しを。)
協奏曲だけを判定対象とするならば、
1位のイリヤくんは、確定。
2位中桐さん、3位佐藤くんは僅差。(2,3位は入れ替わりもアリ)
3位と4位の間には、ギャップあり。(4,5位は入れ替わりもアリ)
*(  )内コメントは本音として11/25に追記coldsweats01

今日については、佐藤君の演奏だけ、ちゃんと聴きました。
音色の美しさ、出色でした。
ショパンのピアノ協奏曲1番。
もう、耳タコというほど聴きなれている曲なのに、
非常に新鮮に響きました。
「こんなに美しい曲なんだ…」と改めて感動しました。

オーケストラの音色とピアノの音色、
その共鳴によって紡ぎだされる音楽の美しさよ!

・ オーケストラをぐいぐい引っ張るイリヤくん
・ オーケストラに共鳴していく佐藤くん

と表現できるでしょうか。
ただ、佐藤くん、いつもは本当にミスタッチがない人なのに、
今日は、はっきりわかるミスタッチが何か所かありました。
これがコンクールの難しさなのでしょうね。

今回、改めて思いました。
「また聴きに行こう。佐藤君の演奏。今度は協奏曲も是非!」

*****************

あ~あ、ついに終わってしまいました。
今は、なんだか「祭りの後の静けさ」の寂しさが。
でも、この開催期間、とっても楽しませていただきました。
コンクールを支えてくださった皆様に感謝。

ただ、表彰式にはちょっと辟易。
挨拶に次ぐ挨拶で、結果発表に至るまで30分以上。
ううむ。式典を重んじる日本の伝統……なのかなあ。

浜松国際2012結果発表

第1位 イリヤ・ラシュコフスキー

第2位 中桐 望

第3位 佐藤 卓史

第4位 アンナ・ツィブラエワ

第5位 キム ジュン

第6位 内匠 慧

聴衆賞:イリヤ・ラシュコフスキー 

室内楽賞:佐藤 卓史

日本人作品賞:内匠 慧

奨励賞:アシュレイ・フリップ

2012年11月23日 (金)

浜松国際2012本選1日目

といっても、きちんと聴いたのは、最後の

■イリヤ ラシュコフスキー (ロシア 27歳 男性) 

の演奏による、
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番だけ。

これが、素晴らしい演奏で、驚嘆いたしました。
もう、彼の「手の内に入った曲」といえるでしょう。
コンクールの協奏曲というと、
「オーケストラと合わせる機会を得て幸せ」
「初めての経験でした」
という若者が多いものですが、彼は、明らかに別格です。

ピアニストのほうが、ぐいぐいオーケストラを引っ張っていくような
勢いと切れのある、ロシアの情念に満ちた演奏でした。
演奏後の会場の熱気も感じ取られました。

二番手の

■アンナ ツィブラエワ (ロシア 22歳 女性)

については、スマホのストリーミングの調子が悪く、
(台所で料理しながら聞き、というせいもあり)
あまりコメントできないのですが、
シューマンのピアノ協奏曲、ところどころ、つぶれた音があったものの、
映像をみても、小柄な体をいっぱいに使い、朗々と演奏している
ということが、よくわかります。
パッセージを歌わせるところなど、美しいと感嘆する箇所も多々。

演奏前、演奏後、それは穏やかな笑顔を見せていたのが印象的でした。
ここは、ショパコン1位のアヴデーエワとは異なりますね。

一番手、

■内匠 慧 (日本 20歳 男性)

は、ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番。
これは、切羽詰った家事に遮られて、ライブでは聴いていません。残念!

今日は、持ち帰り仕事を抱えていることもあり、このへんで。
明日も、ちょっと用事があって、ライブを聴くのは難しいかも。
……佐藤君のだけは、なんとか聴けるかどうか、といったところです……

【追記】
コンクールオフィシャルページの「出場者の声」というコーナーに気づき、今、見てみました。
イリヤくん、なんと、本日演奏したプロコフィエフ3番は、あまり演奏機会がなく、3年前にドイツで演奏して以来、まだ2回目とのこと。
それで、あの完成度とは、すごいです。
また、彼、感想を求められてまず口にしたのが、
「第2次予選が最も難しかった。うまく気持ちを落ち着けられず…」
ということ。
わたくし、第2次予選での彼の演奏に辛口コメントを書いてしまいましたが、この話を聞いて、そうだったのかと、今、納得いたしました~。

2012年11月21日 (水)

浜松国際2012ファイナルに向けて

二次予選で「これはっ!」と惹きつけられた
■キム・ジュンくん
の第三次の演奏、やっと本日、聴きました。

プロコフィエフ、
彼のスタッカートのクリアな響き、際立たせるべき音の歯切れよさ、
抜群です。
だからこそ、音が重なったときの共鳴、流れ感も生きるんですねえ。
上背があって手も大きく、力強さは文句なし、ですし。

リスト、
昨日の佐藤君の演奏と同じ曲です。
佐藤君が、内面への沈潜、精神性を感じさせる演奏だったのに対し、
キム君は、ダイナミックで華やか。クリアで高揚した、美しい演奏。
ブラボー!の声も飛びました。
いろいろな個性があり、それぞれに曲が生きるのだなあ、と再発見。

************************

さて、今までの私の勝手な印象をまとめて、
ファイナルステージ、協奏曲の演奏を予想してみると(大胆!)、

notes 若さ炸裂、怖いもの知らず。  内匠くんの、ラフマニノフ2番

notes 強い意志と集中力で、異次元までも。アンナさんの、シューマン

notes 音を自在に操って、安定感抜群。イリヤくんの、プロコフィエフ3番

notes 歯切れ良さ、華やかさは任せて。キムくんの、ブラームス1番

notes 歌ごころ、音色の美を味わって。中桐さんの、ブラームス1番

notes 深いところまでお連れしましょう。佐藤くんの、ショパン1番

こんなところでしょうか。
あくまでも独断による、洒落、ということで。
失礼いたしました。

2012年11月20日 (火)

浜松国際2012ファイナリスト発表

76 内匠 慧           20歳 日本
78 アンナ ツィブラエワ    22歳 ロシア
61 イリヤ ラシュコフスキー 27歳 ロシア
33 キム ジュン         29歳 韓国
55 中桐 望           25歳 日本
67 佐藤 卓史         29歳 日本

以上、ファイナリスト6名です。
男性4名、女性2名。
日本3名、ロシア2名、韓国1名。

大変楽しみです。
ファイナルでの協奏曲の曲目は以下のとおり。

■23日(金)
内匠 慧            ラフマニノフ2番        
アンナ ツィブラエワ     シューマン
イリヤ ラシュコフスキー  プロコフィエフ3番

■24日(土)
キム ジュン          ブラームス1番
中桐 望            ブラームス1番
佐藤 卓史           ショパン1番

浜松国際2012第三次予選(3)

今日は午前からの開始だったのですね。
iPhoneで、PCで、飛び飛びに聴いてみた印象を書いておきます。

■イリヤ・ラシュコフスキー くん
最後の「展覧会の絵」だけ聴きました。
聴き手をぐいぐい、引っ張っていく演奏でした。
それでいて、弾き手本人は、のめり込みすぎずに冷静さを保っているような。
この方のファンが多いこと、納得しました。

■實川 風 くん
時間がなく、演奏を聴いていないため、ノーコメント。すみません。

■中桐 望 さん
スクリャービン・ソナタ、第二楽章の音の美しさにうっとり。
穏やかなシューベルト、そしてラヴェルと、慈しむような音楽作り、
音色の幅が広いだけに、強い音がりりしく、説得力をもって響いていました。

■佐藤 卓史 くん
弦の音色と溶け合い、また掛け合いつつ奏でる室内楽は、
ため息が出る美しさ。
「ビロードの上を転がる真珠」って、こういう音色だったのかあ…と思いました。
コルンゴルトのワルツ、私、この夏に生で聴いています。(→
留学中のウィーンで見つけた楽譜で、もしかしたら日本初演かもしれない
という話でした。
そのような曲をコンクールに持ってくるあたりに、彼の気概が見られます。
リストのソナタ、深みのある演奏で、ぞくっとしました。感動。

■キム ジュン くん
■ソ ヒョンミン くん
第二次予選では、このお二人の演奏に大変、大変、惹きつけられました。
聴きたいこと、やまやまなのですが、
ちょっと体力がついていかず、聴いていません。
(ヒョンミンくんは、これからですが)
できれば、明日にでも。

≪追記≫
ソ ヒョンミンくん、
最後の曲、シューマンの交響的練習曲を後半だけ聴きました。
名演でした。素直なよく通る音色で、音楽に流れがあって。
客席からはブラボーの声も飛んでいました。

*********************

本格的なリサイタル、すっかり堪能させていただいています。
この演奏に点数つけて順位をつけるなんて、
本選出場者を選抜するなんて、とてもとても、私には無理です。

本選の協奏曲を楽しみに待ちたいと思います。
本選は、23日(金)、24日(土)。
進出者発表は、いつかしらん?
soon 本日20:55発表とのことです。(ヒョンミンくん演奏終了後のアナウンス)

2012年11月19日 (月)

浜松国際2012第三次予選(2)

全部ではありませんが、本日ちょこちょこ聴いてみた感想を
演奏順にメモっておきます。

■阪田知樹くん
 ソロ曲冒頭、ドビュッシー「12の練習曲」にびっくり。
 今までこの曲、私には聞いていても「わからん。飽きた!」
 といった気になって、最後までついていけなかったのですが、
 彼の演奏は違いました。惹きつけられました。
 ただ、続けてのアルベニス、リストも玄人向けの曲で、
 ミーハーな私には「プログラム、難しすぎ~!」といった印象。(恥)

■内匠慧くん
 初めて聞いた、ババジャニャンという作曲家の曲、
 ジャズっぽいリズム感のところが、とってもかっこよかったです。
 現代曲っぽい不思議な和音も上手にまとめていて、
 わお、個性を出したリサイタルねっ!という感じ。
 でも、次のショパンは、ちょっとモタついた箇所があったかも。
 難曲イスラメイを弾き終えて「やりきった!」という表情が印象的でした。

■アシュレイ・フィリップくん
 にこにこ笑顔で挨拶し、楽しげに演奏しているのがとても印象的。
 室内楽での音色がとても軽やかで美しいと思いました。
 バッハのフランス組曲も、透明感のある素敵な演奏でした。
 バッハのこの曲を選ぶというのは、音色に自信があるんだろうなあ。
 ただ、最後のリスト、迫力はあったけど、曲の輪郭が不明瞭だったかな。
 もちろん、私の理解力不足も否めません。

■オシプ・ニキフォロフくん
 彼の演奏は聴く時間がなく、ノーコメントです。

■アンナ・ツィブラエワさん
 小柄な美しい女性なのに、すごいパワーと集中力。
 スクリャービンのソナタが圧巻でした。キレがあって見事。
 シューマンの交響的練習曲も、前半は完璧だったのでは。
 後半、ちょっと重く聞こえたり、叩きつけすぎと思えた箇所も。でもこれ、
   一昨日、第二次予選の佐藤君の演奏が印象に残っているせいかも。

 
 彼女、優雅な容姿なのに、黒のパンツスーツ姿
 ……ショパンコンクール1位のユリアンナ・アヴデーエワを思い出してしまいます。
 意志が強そうなところも似ているかも。
 パンツスーツ、ロシアで人気のリサイタル・ファッション?

浜松国際2012第三次予選(1)

仕事からの帰り道、そして帰宅後、
ちょいちょいとライブを聞いてみました。第三次予選。
第三次は、午後開幕なんですね。

あまりに本格的な曲目の並びにビックリして、
演奏の要綱を見てみたところ、

・指定の室内楽
(モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番、または第2番)

・自由な選択によるソロリサイタル
(第1次、第2次予選で演奏する曲は除外する)

と、こういうことでした。
ソロ曲は何を選んでもいいということです。
演奏時間、1時間10分(!)以内。まさにリサイタル。

演奏順一番手、二番手は、
阪田 知樹くん 18歳
内匠 慧くん   20歳

期せずして、日本の若々しい青年が続きました。
そのリサイタル最後の曲目は、

阪田くんは、V. ベッリーニ/F. リスト: ノルマの回想
内匠くんは、M.バラキレフ:イスラメイ

さすが、難易度が高いことで名高い曲を配して、
若々しい力強さ、テクニックをアピール。

おや、
ただ今、室内楽を演奏中のイギリスのアシュレイくん(23歳)も
プログラムのラスト曲は、

F.リスト:死の舞踏
ですって。
なんと、続くロシアのオシプくん(18歳)も、死の舞踏です。

うわあ。
聞く方も体力が要りますね。

モーツァルトの室内楽は癒されます。。。
アシュレイくん、とっても楽しそうに笑顔で弾いていました。(^∇^)

2012年11月17日 (土)

浜松国際2012第二次を終えて

審査発表、予定より30分ぐらい遅れました。
たぶん、審査が紛糾したのでしょうね。

昨日の私の予想は、みごとに全部はずれました。
片田さん、イリア氏、オニシチェンコ氏の3名のうち、
イリア氏だけが第三次へ進出。

ううむ。私の耳も、まだまだですね。
観衆の「ブラボー」を受け、ツイッターでも賛辞を浴びていた
オニシチェンコ氏が通過しなかったのには、ちょっとビックリ。
印象としては、「ガンガン力で押していく」よりは
「美しい音色を奏でる」系が押されているような気がします。

今日コメントした佐藤氏、キム氏については、予想どおり。
ツイッターを見ると、中桐さんも評判高いですね。
まだ聴いていないので、これから楽しみに聴きたいと思います。

さて、30分も待たされて、やっと発表……と思ったら、
審査委員長の海老彰子さん、ちょっと長めのスピーチを始めました。

「1位を選ぶだけのコンクールじゃない。音楽で人々をつなげよう」
「浜松市民の税金でコンクールが運営されていることを忘れないように」

なるほど。
コンクールの意義を「世に発信」しないと、仕分けされちゃいますものね。
それにしても、こうして質の高いネット発信をしてくださっていることには
本当に感謝です。

浜松国際2012第三次進出者

たった今、第二次予選通過者が発表されました。
以下の12名です。

阪田 知樹
内匠 慧
アシュレイ フィリップ
オシプ ニキフォロフ
ロマン マルチノフ
アンナ ツィブラエワ
イリア ラシュコフスキ
キム ジュン
實川 風
中桐 望
佐藤 卓史
ソ ヒョンミン