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2012年12月 4日 (火)

『るり姉』

椰月 美智子 『るり姉』 双葉文庫 2012

長距離移動の電車の中で一気に読了。
この作者の作品、初めて読みました。


母の妹を「るり姉」と呼んで慕う三姉妹。
その「るり姉」が入院…どうも大病らしい…というのが
最初の章「さつき」。三姉妹の長女の視点から描くもの。
ここが一番「読ませる」箇所でした。
グレているように見える中学生次女、
バレーボールに夢中の小学生三女、
女手一つで三姉妹を育て、疲労困憊の看護師の母、
そして「るり姉」とその前夫、現在の夫……
さつきの目を通して、人々の姿が現実味をもって語られます。
さもありなん…という会話、行動、感想、もろもろ、そして
病気のるり姉に心痛める様子が、芝居がからず等身大で。

続く章は、ここに比べるとちょっと小粒。
作者が「児童文学」出身と聞いて、うなずけてしまうような。

でも、軽く読むのには最適の、読後感さわやかな小説でした。

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