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2012年11月10日 (土)

『きみはいい子』

中脇初枝 『きみはいい子』 ポプラ社 2012

なにかの書評で興味をひかれて、図書館に予約。
待つこと数か月。
手元に来た時には、予約した理由も忘れ果てていました。

出版社と題名から、「子ども向け?」とも思って読み始めたのですが…
さにあらず。
この本に心揺り動かされるのは、大人だ!親だ!と思います。
題名の「きみはいい子」という語りかけがキーワードとなる短編5編。

「サンタさんの来ない家」 ……語り手は教師
「べっぴんさん」       ……語り手は母親
「うそつき」          ……語り手は地域住民(友人の父親)
「こんにちは、さようなら」 ……語り手は近所の高齢者
「うばすて山」        ……語り手は娘

それぞれ、胸ふさがれる現実の描写から入るのですが、
大仰にならない、自然なストーリー展開。
淡々と語りつつ、会話が生き生きしていて、説得力があります。
希望の見える結末となっているのが嬉しいです。

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