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2012年9月11日 (火)

『彼女のこんだて帖』

角田光代 『彼女のこんだて帖』 ベターホーム協会 200631868yb1cnl_ss400__2

『紙の月』を読んで、あらためて角田光代すごいぞ!
と思ったところで、
図書館で見つけたこの本を借りてきました。

あらためて、あらためて、すごいです。
今度は、まったく違った意味で。

短編小説が15編。 そのあとに、
小説の中に登場する料理のレシピがついています。
美しい写真付きの大型本。

すごいぞ!と思ったのは、「ほのぼの、じ~ん」と胸に染みるストーリーテリング。
文章も、筋も、けっして「お涙ちょうだい」ではないのに、
わたくし、何度も涙がこぼれそうになりました。。。たった4~5ページ程の短編に。

ネタバレにしては申し訳ないので、詳しくは記しませんが、

・息子が独立してはじめて、子育てに手抜きをしてきたと後悔するシングルマザー。
彼女のもとに、ある日突然かかってきた、息子の彼女からの☎とは…
・その彼女が、恋人(シングルマザーの息子です)との関係で抱える悩みとは…

・冒頭の短編で、4年越しの恋人に振られ、一人のディナーを作った協子が、
最後の短編で、魚屋のおかみさん、雅子と交わすメールとは…。
おかみさん雅子の心境の変化とは…。

このように、それぞれの短編が、ゆるい関係でつながっています。
そんなところも、にくい演出。
今回は、それぞれ、ほのぼのと明るいエンディングで、ほっとします。

さてさて、今日の夕食には、
冒頭短編の協子の姉に、「結婚しようと決めたとき、こうありたいと思い描いた光景」
を思い出させたという料理、
ミートボール入りトマトシチュー、というのを作ってみようかな。。。

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