無料ブログはココログ

PIOの新ブログ

« ロンドンオリンピック閉会式 | トップページ | 4:45amの朝焼け »

2012年8月13日 (月)

『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』

Imageスティーグ・ラーソン 
『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』上下 
ハヤカワ・ミステリ文庫2011

世界中でベストセラーになっているミステリ、
というので読んでみました。
いやはや、納得です。
一気に読んでしまいました。

作者はスウェーデンの人。舞台もしかり。
ということで、翻訳小説にありがちですが、登場人物の名前がとっつきにくく、
最初のうちは、表紙裏の「人物説明」を参照してはいちち何者(なにもの)か確認したくなります。

でも、そのうち物語の波、それもスケールの大きな波にのみ込まれ、
ぐいぐい惹きつけられて、どんどん読み進めてしまいます。

名誉棄損で訴えられ、有罪が確定したジャーナリスト、ミカエルが主人公。
失意に沈む彼に、さる財閥企業のオーナーから特別な調査依頼が舞い込みます。
その依頼の核は
「およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしい」
奇妙な依頼でありながら、もはや引き受けるしかない、という設定が見事です。

地元警察も、依頼人も40年にわたって追い続けたにもかかわらず、
真相にたどりつけなかった事件。
当然、調査は難航するのですが、捜査協力者として
タイトルにもある「ドラゴン・タトゥーの女」を得てから、物語は急速な展開を見せて行きます。

その捜査の手法、真相の発見に至る道筋、など、
ミステリーの根幹となる部分がおもしろいのはもちろんですが、
ミカエル本人や、彼をとりまく人々の思惑、人間関係の絡み合いなども魅力たっぷりで
読みどころ満載です。

驚いたのは、依頼された「ハリエットの失踪」の真相をつかむのが、
下巻の中ほど、ということ。
物語は、そのあと、まだまだ続くわけです。これがまた、面白い。

この物語、まだ『ミレニアム2』『ミレニアム2』と続きます。
これは、読んでみなければ!

上巻の訳者あとがきによると、
この作者、4、5、6と構想を立てていたにも関わらず、
50歳の若さで心筋梗塞により急死されてしまったのだとか。
びっくり。そして、残念です。

« ロンドンオリンピック閉会式 | トップページ | 4:45amの朝焼け »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ロンドンオリンピック閉会式 | トップページ | 4:45amの朝焼け »