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2012年4月 9日 (月)

『喜嶋先生の静かな世界』

森博嗣 『喜嶋先生の静かな世界』 講談社  2010

理系の学問に、基礎学問に没頭するって、こういう世界なんだ…
と納得してしまいました。

没頭することが至福の時間と感じられる(ストレスでは全くない)、
真理の追求に喜んで人生をかけることのできる、
その営みに相応しいだけの頭のキレを備えた研究者、
その体現者が喜嶋先生です。

彼を指導教官としたことから学問に目覚める主人公。
研究という分野での人間関係、
それ以外の私的世界との折り合いの付け方、
就職、家庭生活……

藤原正彦のエッセイ『若き数学者のアメリカ』を思い出しましたが、
小説だけあって、さらにエッセンスだけを抽出した、
クールな描きぶり。

思わず引き込まれ、
長時間通勤の往復時間すべて+アルファで読み切ってしまいました。

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