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2012年4月23日 (月)

『真夏の方程式』

東野圭吾 『真夏の方程式』 文藝春秋 2011

図書館に予約を入れて半年。
やっと順番が回って来ました。
しかし、読み終えるのはあっという間。
私も息子も一日で読了。

主人公は、あのガリレオ、湯川先生。
海底のレアメタル発掘に関わる物理学者として、
発掘会社の要請により、夏休みの時期、美しい海辺の町へ向かったところ、
…というお話です。

ガリレオシリーズに関する不確かな記憶によると
(以前にちょっと読んだ気もするものの曖昧模糊…息子のほうが詳しかろう…)
湯川先生って、
「研究対象にのみ全身全霊を注ぎこみ、人間関係には頓着しない、理系男子」
というイメージだったのですが、この本では、ちょっと違いました。

たまたま知り合った小学生の少年に、
理科の面白さを見せてやり、宿題を手伝ってやり、
少年の将来を慮って、犯罪の扱い方、警察の動き方にさえ一言申す…

もちろん、推理そのものも、それなりにおもしろいのですが、
それよりも、海底開発を巡る人間関係、さびれた海岸町への想いのありかた、
かばいあう人々の人情、といったものに惹かれました。

少年の、ひと夏の成長物語としても読むことができます。
その意味で、なかなか深いタイトルです。「真夏の方程式」。

描かれる二つの「殺人」が、あまりに軽々しく実行されているように思える点には
ちょっとひっかかるのですが、ね。

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