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2012年1月17日 (火)

『左京区七夕通東入ル』

瀧羽麻子『左京区七夕通東入ル』 2007 小学館

京都の大学に通う、ファッションにうるさい文学部4年生の女の子「花」と、
数学にまさにのめりこむ、ちょっと変わった数学科4年生「たっくん」の
まっすぐな恋愛小説です。

大学生の日常が、自然体で生き生きと描かれていて、きらきらしています。
健康的なのびやかさに、なんだか読んでいると楽しくなってきます。

軽い小説ですが、強い印象が残りました。
陰険な人、性悪な人は一人も出てこず、みーんないい人なのですが、
「いかにも作った」という感じはありません。

このような人物造形、同じ筆者による『株式会社ネバーラ北関東支社』(2008)
という本でも同様でした。
こちらは、大学卒業後、バリバリ働いてきた20代の優秀な女性社員が挫折を経験、
自分から望んで片田舎の名もない会社に転職し……という話。

瀧羽麻子という作家、初めて知りました。
1981年兵庫県生まれ、京都大学卒業、とあります。
初めは携帯小説で活躍されていたよう。
新しい時代の若い書き手、続々登場しているのですね。

…学年末の雑務に追われる日々を送っていると、軽めの小説に逃避したくなるのでした。

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