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2011年11月 1日 (火)

『紅雲町ものがたり』

吉永南央 『紅雲町ものがたり』 文芸春秋

紅雲町にある古民家風の店「小蔵屋(こくらや)」で、和食器とコーヒー豆を商う
「数えで七十六歳になる」独り身の女性、杉浦草(そう)が、主人公。

無料の試飲コーヒーを飲みながらの客の雑談、
その他いろいろな日常の情報源から
草が「おや?」と思ったことが物語の発端となり、事態は動き出します。
基本線は、「トラブルに巻き込まれた知人、困っている人を助ける」という構図。
草の、配慮と慈愛に満ちた推理が光ります。

5つの短編が収められていますが、どれも風合いが異なっていて楽しめます。
是非、続編を!

なかなか達者な小説なのに、奥付ページの著者紹介に、
著者は1964年生まれの女性で「本作がデビュー単行本」とあって、びっくり。
収録冒頭の「紅雲町のお草」が「初めて書いた小説」だなんて、信じられません。

楽しみな作家、発見!の心境です。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

続編、すでに出ていました。
『その日まで――紅雲町珈琲屋こよみ』文藝春秋 (2011/05)

文庫の『萩をゆらす雨――紅雲町珈琲屋こよみ』(文春文庫)というのは、
『紅雲町ものがたり』の文庫版のようです。
(「萩をゆらす雨」は『紅雲町ものがたり』に所収)

ミステリー作家なんですね。
続編『その日まで』が、近刊のようですね。
うちの市の図書館にはご紹介の2冊の他『オリーブ』『アンジャーネ』『誘う森』の計5冊入っていました。
早速予約ですww

華音さん

早速の共感アクション、光栄です。
私も既に同様の行動をとっておりました。
どうでしょうね。。。他の作品、肩すかし、でなければいいのですが…

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