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2011年11月 7日 (月)

『オリーブ』

吉永南央 『オリーブ』 文藝春秋

短編5編、いずれも主人公が予想もしなかった「事実」が明らかになっていく…
という展開を見せる、ミステリー仕立ての作品です。

・「笑顔が少ない」と言われていた妻が、意外な場所、状況で自然な笑顔を見せているのを隠れ見て動揺する夫。ほどなくその妻は突然失踪。その背景を探るうちに、とんでもない事実が明らかに…(オリーブ)

・死期を間近に控えた夫が妻を驚かそうと目論み、病院からの一時帰宅を一日早めて帰ってみたところ、…(カナカナの庭で)

といった具合。
ただ、死、病、別離、に関連のあるストーリー展開でありながら、
ある意味、悪意も含んだ意外な「事実」を突き付けられながら、
どの短編も終わり方には救いがあり、ほっと胸に優しい風が吹くような読後感です。

個人的には、表題作の「オリーブ」が一番印象に残りました。

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