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PIOの新ブログ

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2011年10月25日 (火)

『マスカレード・ホテル』

東野圭吾『マスカレード・ホテル』集英社

新刊本です。(2011年9月刊行)
息子の本を拝借して読みました。

「マスカレード(仮面)」とあるのは、
ある事件捜査のため、本職の警官が「ホテルマン」に扮してホテル内に潜入する
という設定のため。

その教育係として任命された女性の、「ホテルマン」としてのプロ意識、
一流ホテルのもてなしとは……という点が、まず面白いです。
「すわ、犯人登場か?」
とサスペンス満点の場面になるたび、空振りに終わりながら
「ホテルの客って……、人間って……、いろんな面を持つものだなあ」
と思わされます。
ホテルという場は、人間ドラマの舞台そのものですね。

さらに、その彼女と、仮面ホテルマン(警官)とが、
葛藤をどう乗り越え、信頼関係をどう築いていくのか、
という人間ドラマが、読ませます。

もちろん、トリックとか、犯罪の動機などにも魅力はありましたが、
私が強く惹かれたのは、「プロ意識」「ホテルという場」「人間ドラマ」
でした。

きわめて上質のエンタテイメント小説だと思います。
なんだか、初めっからドラマ化を見据えているような気もします。

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コメント

いつものことながら、PIOさんのレビューを拝読して興味を持ち、図書館にリクエスト…しようとしましたらば、予約待ち238人。うへぇ~~~~bearing
ドラマ化するなら誰がこの役・・・と俳優さんを当て推量しながら読もう…なんて勝手に目論んでいたのですが、こりゃ、回ってくるよりドラマ化が先かも・・・sweat01

華音さん

私のほうも、華音さんのレビューを読んで、
早速図書館に予約……ということが、よーくありますよ。

東野圭吾、いま、人気のようですねえ。
今年、作家生活25周年で、この作品は、その記念出版第3作目だとか。
前の2作も、まだまだ図書館では予約待ち……という状況のよう。
で、しびれを切らせた息子、今回ついに買っちゃった、というわけらしいです。

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