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2011年8月16日 (火)

刑事・鳴沢了シリーズ

堂場瞬一  刑事・鳴沢了シリーズ

1.雪虫
2.破弾
3.熱欲
4.孤狼
5.帰郷
6.讐雨
7.血烙

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我ながら、よくもまあこれだけ…と、呆れます。
ここ1週間で、読んだ分量です。
中公文庫で、それぞれ500ページ前後。

備忘録のために、主人公、鳴沢の動向キーワードだけメモしておきます。

1.雪虫:
 新潟県警で活躍する新米刑事。県警の重鎮刑事だった祖父、現役の父との確執。50年前の事件が核に。
2.破弾:
 県警を退職し、米国留学時代の英語力を生かして警視庁の刑事に。ホームレス傷害事件が、近しい人と深く関わる何十年も前の事件とリンクする。相棒は美人刑事・冴。
3.熱欲
 マルチ商法事件。被害者と加害者、犯罪者と捜査協力者が交錯。留学時の親友でNY警察の刑事となった七海、その妹・優美、そして中国系マフィアが登場。
4.孤狼
 刑事の疾走事件を特命係として担当。警察内部・派閥抗争の闇を描く。2巻の相棒、冴が私立探偵として再登場。3巻の優美の存在が大きくなっていく。父との和解の兆候。
5.帰郷
 父の葬儀後、忌引の期間に依頼を受け、父唯一の未解決事件を個人的に再調査。時効を迎えた15年前の事件では、近しい者同士の嫉妬と同情と恨みが絡み合っていた。
6.讐雨
 「連続少女誘拐殺人事件の犯人を釈放せよ!さもないと爆発は続く」…予告どおりの爆発を冷静に実行するのは誰か?ヤクザとの関連?警察内部とも絡む?
7.血烙
 交際相手・優美とその息子・勇樹を追う形で渡米(NY市警で研修)。TVで有名になった勇樹が誘拐され、彼を救出すべくハリウッド映画さながらの大活躍。3巻のマフィア再登場。

………

いやはや、見事なエンタテインメント小説ぶり、というのがおわかりでしょう。
時効、安楽死、マルチ商法、子供虐待、性格異常者の犯罪、……といったホットな社会問題を扱うとともに、嫉妬や恨みといった人間の感情にも鋭く切り込んでいます。
また、主人公・鳴沢自身が、
周囲への配慮なく直情的に突っ込む新米刑事から、徐々に大人に成長していく、
孤独で突っ張っていた状態から、周囲に仲間が増え、心遣いを覚えていく、という様子、
以前の事件で関わった人々が、大きく、またさりげなく再登場する様子、と
何重にも楽しめます。

2004年から始まったらしいこのシリーズ(2008年に終わったようです)、
まだ、あと数巻、続きがあるので、もうしばらく楽しめそうです。

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