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2010年12月15日 (水)

『四十九日のレシピ』

伊吹有喜 『四十九日のレシピ』

料理にまつわるエピソード集?グルメ本?
ぐらいに思っていたのですが、
いえいえ。本格的な小説、でした。

血のつながらない継母の突然の死に、うろたえ、後悔する娘。
そして妻の死にただ呆然とする夫。

という場面から始まり、
娘が、嫁ぎ先でのっぴきならない状況に直面していることが次第にわかり、
なんとも重いムードでの幕開け。。。

そこに、亡くなった「乙美」さん、娘からみて「乙母(おっか)」さんが、
自宅で教えていた絵手紙教室の生徒だった、という少女、
……ガングロ、黄色い髪の「井本(イモ)」……が
「先生にもしものことがあったら、四十九日までうちの面倒をみるように」
言われた、といって現れ

さらには、日本語のおぼつかない、ブラジル人の若者「ハル」も合流し、
乙母さんの望んでいた「四十九日のパーティー」を実現させるべく、
プロジェクトがスタート。

その中で、乙母さんの歩んできた、周囲を温かく包みこむような人生が
次第に明らかになっていきます。

「血がつながっていなくても」
「子どもがいなくても」
家族は、家族。家族って、いいよね!
そして、人生、死んだら終わり、じゃないよね。

といったメッセージが伝わってきます。
宮下奈都 『よろこびの歌』 (→)を検索するなかで知った本でしたが、
たしかに、この二冊、共通した雰囲気があるように思います。

小さなひとこと、さりげない場面で、思わず涙しちゃうような。

でも、最後の
「イモ」「ハル」の正体の思わせぶりは、私としては、う~ん、どうかなあ。。。

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