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2010年7月 9日 (金)

『ジーン・ワルツ』

『ジーン・ワルツ』海堂尊著

ここの「ジーン」とはgene ……遺伝子、です。
著者名を見れば、想像がつくことでしょうけれど。
「チーム・バチスタ」その他、医療小説(ドラマ)で話題の、現役の医師かつ作家。

この本、出だしは「啓蒙書?」と思うようなものなのですが、
徐々に推理、謎解きの様相が濃くなっていき……

主人公は、医大の講師で、「クール・ビューティー」と呼ばれる女性医師。
彼女が、官僚による医療政策の失策に義憤を覚え、
所属する医大からの圧力にもめげず、信念を貫いていく……というストーリー。

社会的な「啓蒙書」の性格は最後まで保たれるのですが、
主人公自身にいろいろと秘密があることがほのめかされ、
読み手は、そちらのほうへの好奇心から、ぐいぐい惹きこまれていきます。

主人公が担当する講義場面が多く描かれており、その見事な内容に
「学生を惹きつける講義になっているか?」
「質の高い試験を作り、公正に採点をしているか?」
等々、わが身を振り返り、反省させられました。。。

また、問題のない発生過程、出産を経て、五体満足で生れてくる
ということが、決して「あたりまえ」ではないのだ、という事実に
久々に思いを至らせました。

息子をぎゃんぎゃん叱りつけてばかりいる昨今の自分を振り返り、
またまた反省。。。

なんだか、自分にひきつけた卑俗な読み方をしてしまいました。
ここのところ、わたくし、気持ちに余裕がないのかも。

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