無料ブログはココログ

PIOの新ブログ

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月26日 (金)

その後

気がつけば、1週間ほったらかしでした。ブログ。

その後、声のほうは、何とか出るようになりました。
まだ、しゃがれ声ではありますが、
「コミュニケーション不能」だった時期に比べれば、格段にマシです。

ただ、非常にまずい癖がついてしまいました。
「声をかける代わりに、そのへんにあるモノを、息子に向かって投げつける」!

……だって、声が出ないのですから!
そういえば、若い頃、幼い頃、かんしゃく持ちだった私は、
いろいろなものを投げつけていたものでした。
今頃になって、「赤ちゃん返り」してどうする!という話ですけれど。

現在、パソコンに向かわなくてはいけない仕事に埋もれておりまして、
終日、キーボードをたたいております。
ピアノの鍵盤をたたく時間は全くとれず、
目をしょぼしょぼさせながら、ひたすら仕事に励んでおります。

そんなわけで、しばらくブログの更新も滞るかと……

2010年3月19日 (金)

ボルゲーゼ美術館展・記念コンサートvol.3

ボルゲーゼ美術館展・記念コンサートvol.3
17世紀・新たな表現に向けて―カラヴァッジョの時代

2010年3月18日(木)14:00開演 15:05終演 
@東京都美術館 講堂

チェンバロ:中野振一郎 ヴァイオリン:川田知子

曲目と解説
イタリアン・バロック~ヴァイオリンとチェンバロの名曲を集めて~

G.フレスコバルディ : トッカータ第9番 へ調

M.ロッシ : トッカータ第7番 ニ調

J.C.ケルル:チャコーナ ハ長調、トッカータ ト長調

A.コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ作品5 第9番イ長調

作者不詳:フォリア

A.コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ作品5 第12番ニ短調
       「ラ・フォリア」

A.コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタより ガボット(アンコール)

**********************************

中野振一郎さんの軽妙な解説が秀逸でした。

まず、「バロック」が「いびつな真珠」であるということに納得!
最初の2曲は、前衛音楽??と思ったほど。
旋律はもちろん、拍子も、調も、把握できないのです。
作曲家自らが「テンポを一定にするな」「途中でやめてもいい」と書いているとか。
今改めて気付きましたが、「長調」「短調」の区別もないのですね。
革新、だったのですね。まさに。

「音楽史は150年周期」というお話も、なるほど!です。
バロック初期1600年ごろの音楽と、末期のJ.S.バッハの音楽の違いは、
次の150年、「古典・ロマン派」音楽初期、モーツァルトの音楽と
1900年ごろの音楽との違いに匹敵する、と。

また、チェンバロについての驚きがいくつか。
まずは調律。舞台に二台あるうちの一台は、音程の上下もズレているのです。
この背景については前日に解説済みとのことで、私は分からなかったのですが
鍵盤が左に行くほど音が低くなるわけではなく、音程が上がったり下がったり…
というのには驚きました。

また、チェンバロの楽譜にも目が釘付け。
コレッリになると、普通の「楽譜」でしたが、それ以前のものについては
「切り貼り」による手作り?……サイズもバラバラ。

もちろん、演奏も素晴らしかったです。
小さいホールでチェンバロとヴァイオリンを聴けるというのは幸せです。
やはり、有名な曲は、有名になるべくしてなったのですね。
コレッリ、よかったです。

個人的には、むかし、ラフマニノフのピアノ曲「コレッリの主題による変奏曲」を弾いたことがあったので、特に「ラ・フォリア」を実に懐かしく聴きました。

その後、美術展のほうも鑑賞。
優雅で有意義な午後を楽しみました。

2010年3月16日 (火)

スギ花粉アレルギー

「声が出ない」問題、徐々に回復しつつあります。
で、血液検査の結果、わたくし

スギ花粉アレルギー

があることが判明いたしました。
青天の霹靂であります。

現在、目も、鼻も、痒くもなんともありません。
しかし、検査の結果、マーカーはばっちり反応しているとのこと。
声帯のむくみも、このアレルギーが影響している可能性大、だそうです。

「アレルギーは、ない」
と、妙な自信を持って生きてきただけに、ショックです。
が、早めにわかっただけよかったと思うことにいたします。

2010年3月12日 (金)

デュオ 山本貴志&佐藤卓史

デュオ
素晴らしき共鳴 山本貴志&佐藤卓史
2010年3月11日(木)19時開演 21時終演
みなとみらい小ホール

モーツァルト 
2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 (375a)

チャイコフスキー 
バレエ組曲「くるみ割り人形」 作品71a [エコノム編曲]

シューベルト
即興曲 変イ長調 D.899-4 作品90-4 (佐藤卓史ソロ)

ショパン
夜想曲 第20番 嬰ハ短調 遺作 (山本貴志ソロ)

シャミナード
交響的二重奏曲 作品117

ラヴェル
ラ・ヴァルス

プーランク
エレジー  (アンコール)

**********************************

2年ほど前にもこのデュオを聴き、衝撃を受けたのですが(→
若い二人は、さらに進化を遂げていました。。。
彼らの演奏を聴いて、

ピアノって、こんなに素晴らしい音を出すものだったんだ!
こんなに幅広い音を奏でる楽器だったんだ!

と、気付いて、感動しました。……いまさら、なのですが。
「素晴らしき共鳴」というタイトル、まさにそのとおり。

フル・オーケストラの交響曲を聴いたときよりも
「共鳴」の素晴らしさが心に響いたように思います。

若い男性ならではの、鋭く激しく響きわたるフォルテ、
メランコリックな、繊細さに満ちた弱音、
すべての音が、それはそれは美しい音色でした。

二人とも、舌を巻くしかないテクニックの持ち主で、
それを遺憾なく発揮しているのですが、

「すごい技巧!」
というより
「素晴らしい音楽!」

という印象を残す演奏でした。
今後長らく忘れられないコンサートとなりそうです。

願わくば、このデュオでの活躍を長く続けていただけますように。。。

2010年3月11日 (木)

内視鏡、初体験

実は、一週間前から体調不良でありまして、
ずっと内科に通院していたのですが、本日、紹介状持参で耳鼻咽喉科へ。
その症状とは……

声が出ない!のであります。

単なる風邪の症状だ、と思って軽く考えていたのですが、
まる一週間経っても、声の回復の兆しなく、微熱もとれなかったりして、
レントゲン検査も血液検査もしました。

その結果は、異状なし。
でも、声が出ないというのは、「教える」職業では、大打撃です。
新年度が始まる前に、なんとしても治さねば!

で、初めて体験しました、内視鏡。
声帯の様子を診る、ということで。
なんと、鼻から入れるのですね。麻酔薬も、内視鏡そのものも。

「声帯、みごとに、むくんでますね」
「ほら、ここ、白くなってるでしょ」
「放っておいたら、ポリープになる可能性大ですよ」

とのことで、これから毎日通院することになりました。
でもまあ、診断が下っただけでも、ちょっと気が楽になりました。

声が出ないって、結構なストレスです。
気の毒な息子は、「叱る言葉を失った」母に、日々ひっぱたかれてます。
……いや、ひっぱたくに値することばかりやらかす、彼のほうが問題です。そもそも。

2010年3月10日 (水)

文楽鑑賞

文楽の舞台を見てきました。初体験です。
(舞台芸術、というカテゴリーを作り忘れたので、以前の狂言の舞台鑑賞と同様、「映画・テレビ」のカテゴリーに入れてしまいます)

2010年3月9日(火)午後6時開演 8時20分終演
@大田区民プラザ 大ホール

*絵本太功記(えほんたいこうき) 
   
夕顔棚の段
   尼崎の段

*絵本太功記(えほんたいこうき) (ひだかがわいりあいざくら)
   
渡し場の段

********************************

人形が思ったより大きいのにびっくりしました。
人の腰から上ぐらいの大きさで、3人がかりで扱うのです。
さまざまな感情を表すにはこの大きさが必要で、200数十年前にこのスタイルが生まれたとのことでした。

三人のうち、中心となる一人の使い手は顔を見せているのですが、
あと二人は完全に顔を隠した黒子(くろこ)。
三人の息の合わせ方は、みごとです。

また、舞台上で「見え」を切る人形のかっこいいこと、美しいこと!
日本の”形式美”を再認識!です。

体全体の動きはもちろんのこと、
目、眉の動き、
手のひらの動き、
……これらの動きが、あらゆる感情を物語るのですねえ。

また、太夫(語り手)、三味線、人形使い、のコラボレーション、
そして、拍子木などの効果音、人の手をつかう舞台転換も一体となって
築き上げる一つの世界の見事さ。

演目も親しみやすいもので、楽しめました。
絵本太功記というのは、主君を襲った明智光秀を、その家族の悲運とともに描くもの。
(台本では「武智光秀」、秀吉は「真柴久吉」となっていますが)
こういう描き方をされてきたなら、光秀は悪者と認識されるよなあ……
と納得。
また、歌舞伎でもそうですが、家族の死が、それも「因縁」あっての悲劇的な死が、好んで題材にされるのですよねえ。。。
自殺者三万人の国の伝統、ここに見えたり?などとも思ってしまいます。。。

絵本太功記(えほんたいこうき) は、いわゆる「紀州・道成寺の安珍・清姫」です。
歌舞伎では、大蛇に変化してお寺の鐘にまとわりつく、のだったと思いますが、
文楽では、清姫が川に飛び込んで泳いで川を渡るうちに大蛇に変身、
というストーリー。
波間からもれ見える清姫が、大蛇に変化する「早変わり」も圧巻でした。
 

2010年3月 3日 (水)

仲道郁代・ショパンのミステリー

NHKハイビジョンの番組、過去に放映したものの再編集版のようでした。
ショパン生誕200年関連の特集版です。

仲道郁代・ショパンのミステリー・特別編

昨晩、たまたま後半部を見ただけなのですが、
ピアニストの仲道郁代さんがショパンゆかりの地を訪れ、
ショパンが使用したというプレイエルのピアノを実際に弾いてみたり、
ショパンの自筆原稿、楽譜の初版、ショパン自らの書き込みが入った弟子の楽譜などを見たりすることによって、
ピアニストとして、ショパンのピアノ曲について新たな発見をしていく
という内容でした。

仲道さん、とても自然体で、頭の回転の速い方ですね。
実際に触れたり見たりするものに
「あっ、あっ!」
などと驚きの声をあげながら、その驚きを的確な表現で説明しておられました。

彼女の説明のなかで、印象に残っていることを挙げてみると

・ショパンの楽譜では、フレーズの切れ目でペダルを離す指示が早すぎると感じていたが、プレイエルのピアノは響きが残りやすく、このピアノで弾くなら!と納得した。

・逆に、細かいパッセージではペダルを踏みっぱなしでも音が濁らずに響く。今のスタインウエイの響きとは全く違う。

・初めてプレイエルに触れたときは、強く弾くと壊れそうで怖かったが、弾きこんでみると、強いタッチにもよく反応してくれる。実際に弾いてこそわかる感覚。

・初版の譜面が正しいとは限らない。その後、初版とは全く逆の指示を、弟子の楽譜に書きこんでいたりする(デクレッシェンドをクレッシェンドに、pをfffに書き換えるなど)。
演奏家として、自分なりに曲を解釈し、納得して演奏したいと思う。

本に書いてあるものを読んだりはしていたのですが、
やはり実際の音を聴いて、なるほど~と思いました。

また、
「ピアノときちんと対話できていれば」
「ピアノの声を聴いて弾いているかぎり」
強く弾いても、ピアノを叩いても、それは大丈夫!
という内容のことを、何人もの方が述べていたのが印象的でした。

2010年3月 1日 (月)

フィギュア・エキシビション

DVDレコーダー、初仕事として録画してもらったのは、
バンクーバーオリンピック、フィギュアのエキシビション。

初めから終わりまで観たのは、わたくし初めてです。
ほんとに「ショー」なのですね。

A)金メダル4組、6人(男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンス)
B)その他4組(2位~5位)×4種目=16組、24人

というグループ分けがされていることも初めて知りました。
B)グループの演技が終わってから、A)グループが登場、という図式。

しかし、というか、やはり、というか
A)はさすがでした。なんか、オーラが違う。。。風格が違う。。。
金メダルの自信、なんでしょうか。「一枚上」を見せつけているような。
とはいえ、キムヨナ選手は、他と比べるとちょっとかすんで見えました。
本番のオーラ封印?

それにしても、アジア系が多いことに改めて気付きました。
女子シングル: 1韓国、2日本、3カナダ、4日系米国、5日本
ペア:1中国、2中国、3独 4露() 5中国

フィナーレもまた、B)種目別、そしてA)の順で全員登場。
男子シングルのB)4人が音楽に合わせて同時にジャンプしたのは圧巻でした。

無駄な映像は早送り(何段階もの早送りスピードが選べることが判明。やれ嬉しや!)で飛ばしつつ見られるのって、いいですね。
レコーダ使用感に満足した次第です。

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »