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2007年11月

2007年11月30日 (金)

立ち居振る舞い

息子の通う小学校が「聞く・話す力を育てる」というテーマでの研究奨励校になっているとのことで、今日の午後、その公開授業、研究発表、記念講演会がありました。
授業も、パワポを駆使しての研究発表も、大変興味深かったのですが、
弁護士さんによる講演会に、印象的なフレーズがありましたので、紹介します。

・「素の自分」を出さずに、立場に応じた立ち居振る舞いができること、
相手や場にふさわしい敬語、ふさわしい言葉を考え、選択し、使えること
そのような力が、「聞く・話す力」の条件の一つ


<具体例>
「毎月返済する。2回以上遅れたらペナルティー」という条件で和解したのに
「2ヶ月に1回、2か月分」という形でしか返済しない相手を懲らしめられないか
という用件で弁護士のもとを訪れた依頼人に対して、弁護士は何と言うか?

★回答1
「それは、法的には無理です。」
=若手が言いがち。しかし、これでは相手は納得しない。わざわざ弁護士のもとを訪れた価値が見出せない。

★回答2
「それは、おもしろい。
ペナルティーは2回以上遅れたら、というのは相手のためを思っての温情。不慮の事故などで、どうしても遅れてしまった場合の救済策。
2回まとめてしか支払わないなら、不慮の際は1回で即ペナルティーとなる。
ここは、でんと構えて、相手の綱渡りが失敗するのを、綱から落ちるのを待っていなさい」

=「法的には懲らしめられない」ということだが、
相手の思いをくんで、弁護士に相談してよかった、と思えるように話している

なるほど!
「立場に応じた立ち居振る舞い」というと、「女は女らしく」「嫁は嫁らしく」等が思い浮かび、ナンセンス!古色蒼然!などと言いたくもなりますが、
上記のような例を挙げられると、納得。

「聞く・話す」というと、欧米調のプレゼン技術、弁舌さわやかなスピーチなどに焦点をあてがちですが、話し方の技術論に陥らないためにも、これはいい例ですね。
それにしても、「立ち居振る舞い」、いい言葉です。

そういえば、今朝のTVドラマ「ちりとてちん」でも、
不器用な主人公(落語家の卵の女の子)の祖母に向けた、師匠のことばとして

「まあ不器用な子だが、一つだけ感心したことがある。
それは、箸の持ち方がきれいなこと。よくぞ、しつけられました。」

というのがありました。
これも立ち居振る舞いに通じますね。
わが身を振り返って、、、我が息子への家庭教育を反省いたしました。

また、仕事上での我がスタンスも。
「話の内容さえよければ、ま、マナーの至らなさには目をつぶろう」
といった感がなきにしもあらず、でしたので。はい。

2007年11月25日 (日)

2年ぶりのお披露目

071125tree 我が家のクリスマス・ツリー。
去年は12月の引越しに紛れ、仕舞いっぱなしでした。

2年ぶりのお披露目です。
玄関のコーナーに立ててみました。
昨晩、息子と二人で飾りつけたものなのですが、
本日暗くなってから帰宅した息子、玄関を開けるなり、

「うおー、すげえ!」

電飾、インパクトあります。確かに。

2007年11月23日 (金)

川崎ー品川ー白金ー恵比寿

今日は、仕事のことも家族のことも、さておいて、
女三人でリフレッシュの時間を楽しみました。
定期的に集っている三人です(→

午前中は、川崎ミューザの練習室にて二人で連弾あわせ。
12月の内輪の会に向けては、冬の童謡メドレーを、
その後も視野に入れて新たに取り組む曲としては、
ヨハン・シュトラウスの「こうもり序曲」を取り上げることにしました。

練習室のピアノ、音質もよく、弾きやすく、大満足です。
前回はこの点のチェックを忘れましたが、今日確認。太鼓判です。

さて、午後は品川でもう一人と合流。
美々卯にて昼食を楽しんでから、
芸術の秋を楽しむべく、庭園美術館へ。

ところが!
チケット売り場の前から長蛇の列。
この列を目にした我等は、即断即決!
美術鑑賞は諦め、白金から恵比寿ガーデンプレイス目指しての散歩に変更。
いざ出発。

お洒落な店をひやかしながらプラチナ通りを過ぎ、
横道に入ったところで、香ばしいパンの香りに足が止まりました(→金麦)。
リュスティック2種(さつまいも&ナッツ類)、パンドミーを購入。
焼きたてパンのいい香りを道連れに、お散歩続行です。

住宅街の立派なお屋敷、高級マンション、高級老人ホームに感嘆し、
紅葉をはじめたばかりのケヤキなどを楽しみながら、
30分ほどでガーデンプレイスに到着。
話題のクリスマス・イルミネーション、バカラのシャンデリアも拝見しました。
シャンデリア前では、合唱団が演奏中。
あと1ヶ月でクリスマスですものねえ。。。

頑張って歩いたあとは、ル・シノワクラブにて、お茶タイム。
中国茶の「ライチ紅茶」、お薦めです。
香りだけでなくお味のほうも、ほんのり甘くて。

巷では「三連休」の今週末ですが、
残念ながら明日もあさっても、お仕事が入っているわたくし。
でも、今日一日で、すっかりリフレッシュできた気分です。
がんばるぞ!

2007年11月21日 (水)

平日午前でも満席!

仕事と息子(一応受験生)に振り回され、更新が滞っておりますが、
今日は久々の休息日。
勤務校の入試(今はさまざまな入試があるのです…推薦とかAOとか優先とか…)のため
授業は休講となりました。

思い立って、映画館目指し、銀座へ行ってみました。
お目当ては、スイス映画「僕のピアノコンチェルト」。

ところが!
11時に到着したところ…
「11時15分からの回は満席になったため、締め切らせていただきました」
とのたて看板が。

平日の午前なら大丈夫だろう、と踏んだのが甘かったようです。
水曜日のサービスデーだったのもめぐり合わせが悪かったのかも。。。
それにしても、なぜ東京でたったの1館でしか上映しないのでしょうか??

071121_1233 銀ブラでも…
と思わないでもなかったのですが、
(右は宝石店前のクリスマスツリー。携帯画像が悪くて残念)
実はやるべき仕事がうちに山積していたこともあり、
ITOYAで文具を買い、切れた化粧品をMATSUYAで調達しただけで、
そそくさと帰宅いたしました。

抜けるような青空、秋と言うより冬の空の銀座でありました。

2007年11月14日 (水)

アンデルジェフスキ哲学

次のようなイベントに当選し、行ってまいりました。

「ピョートル・アンデルジェフスキ、茂木健一郎のシークレット・イベント」

 ○日時:11月13日(火) 開場6:30PM/開演7:00PM
 ○会場:Hakuju Hall
 ○出演:ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ)/茂木健一郎<脳科学者>/
     蔵島由貴(ピアノ)

前半は、アンデルジェフスキ氏のピアノ独奏で、バッハのイタリア組曲6番。
これは、曲の性格もあり、粛々と……といったところでしたが、
後半は圧巻でありました!

後半の最初)
モーツァルト:ピアノ・ソナタK310の演奏(by蔵島由貴)
そして、アンデルジェフスキ氏によるマスターズ・クラス。

氏の指導で大変印象的だったのが、次のようなモーツァルト解釈です。

★モーツァルトはoperatic。スピーチ、対話、コミュニケーション。
さまざまな人が舞台上に現れて対話する、それを表現してほしい。
ピアノ一台での表現であっても、一人の独白になってはいけない。
登場してくるそれぞれの人物を弾き分けなくてはいけない。

指導により、蔵島さんの演奏が見る見る生き生きしてくるのは見事でした。
「とっても端正で、お上手な演奏ですけど、なんか一本調子??」
という第一印象が、どんどん変わっていくのです。

氏自身が、レッスンは楽譜1頁に1時間はかかると述べていたそうですが、
まさにそのとおり!といった内容でした。

後半の2部)
アンデルジェフスキ、茂木健一郎による対談 (in English)

音楽哲学をたっぷり!といった趣でした。
印象に残っているトピックを挙げると(記憶だけで書くので誤謬もあるかも…)

★芸術家の内なるモンスター性
実はクラシックの音楽家も「エレガントでお上品な」人ではないはずだが?(茂)
確かに私の内にもモンスターはいるが、それは変身するもの。
おとなしく小さいときもあれば、凶暴なときもあり、ときにはeat up されそうになる(ア)

★音楽を「教える」とは
モンスターを内に秘めていない凡人に教えるのは不可能なのでは?(茂)
そもそも、芸術は「自ら学ぶ」もので、本当に「教える」ことはできない。
できるのは、「ここにドアがあるよ」と気付かせること、影響を与えることぐらい。
影響を与えるのは、先生に限らない。どんなものでも。木も風も。(ア)

★演奏家とは
自らが奏でる音楽で、聴き手と対話できるレベルまで持っていかなくてはいけない。
音楽を自分の中にintegrateするということ。
そうした作業は、自分にとっては苦しみでもある。
integrate後の自分は、その前の自分と全く違ってしまうほどのインパクトになる。
それがプロ(個人的にはこの分類は好きではないが)といえるのではないか。
それに対して、
アマチュア演奏家にとっての演奏は、純粋に自分にとっての楽しみであって、
聴き手にどう受け取られるかは関知しなくてよい。
純粋に楽しめるということを羨ましくも思う。(ア)

★演奏会とレコーディング
両者は全くの別物。
演奏会はコントロールできない要素が余りにも多い。
その中で自分を納得させ、演奏に向かう精神力、柔軟性が求められる。
体調、ピアノの質、音響、聴衆、その他もろもろの不確定要素に、
なんとか自分で折り合いをつけて、そのとき限りの「対話」を実現しなくてはいけない。
一方、
レコーディングは、自分の求める条件をそろえることができる。
時間もスタジオも曲もピアノも、可能な限りわがままを通せる。
しかし、それだからこそ「完璧」を目指すのであり、ある意味、演奏会よりも重い。
それでありながら、実は「完璧」は実現できないので、なおさら難しい。
指先が「完璧」にチラリと触れられたか、という瞬間がある程度のこと。
「完璧」が実現できたら、それは芸術にとっては「死」を意味するともいえる。(ア)

★音楽とは
突き詰めれば、タイミング(フレージング)と強弱。
言い換えれば、時間の流れとエナジーということになる。
この二つは、音楽に限らず、世界を作りあげる二大構成要素である。(ア)

すっごい哲学談義を拝聴しました!
というのが正直な感想です。

通訳が大変お上手で聴きやすかったことも、ポイント高かったです。
盛り上がる議論を中断させて通訳時間を確保するのも無理なくお上手でしたし、
訳し方も、たとえばintegrateって、どう訳すのかな、と思っていたら
(語学教育では「四技能統合」のように「統合」といった言葉を使ったりします)
「音楽に”侵される”とでも表現したらいいでしょうか、ここは訳しにくいんですけれども」
のように話されていて、好感が持てました。

もう、刺激受けまくりの後半1時間半でした
たぶん、今後もずっと忘れられない一夜になるような気がします。

2007年11月12日 (月)

JAZZ FESTIVAL 2007

071111jazz FUJITSU CONCORD071111piano
JAZZ FESTIVAL 2007
@五反田ゆうぽうと 
11月11日(日)17時開演 20時終演

3時間にわたり、ジャズのムードに酔いました。
前回(→)もそうだったのだなと改めて思ったのですが、
今回もまた、70代の「大御所」の皆様の年季の入ったジャズに舌を巻きました。

100 Gold Fingers 公演での中心人物の一人だった071111base
JUNIOR MANCE(ピアノ)と
RICHARD DAVIS(ベース)との掛け合いが圧巻でした。

また、サックス3本とトランペットが次から次へ交替していく
アドリブ・ソロの応酬も、まさにお見事!

「個性」を主張しつつ、みんなで共に創り上げていく
「いま、ここで、この瞬間」の輝きをいつくしむ
……そんな音楽を堪能しました。

2007年11月10日 (土)

若林顕ピアノリサイタル

ヴィルトゥオーゾ・プログラムによる連続演奏会2007
第二夜

2007年11月10日(土)開演18:00 終演20:15
@浜離宮朝日ホール

シューマン:幻想小曲集 Op.12
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35

シューベルト(リスト編):「水車小屋の男と小川」「水の上で歌う」
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調

シューベルト:4つの即興曲 Op.90-4(アンコール)

体の奥のほうに”確固と残る”リサイタルでした。
同じ音楽でも、弾き手によって本当に異なる世界が展開するものだ、と実感しきり。
若林氏の音楽は、音が「馥郁たる香り」とでもいうような色合いで、
ぽってりと油絵の具を塗り重ねるように音を積み重ね、
音の層を自ら楽しみながら、音楽を構築していくかのよう。
技巧的な曲を並べながら「ぽってり」感も出せるなんて、まさに至芸です。

このところ、音がキラキラ輝くような、流麗系の演奏をCD他でよく聴いていたので、
それとは全く違う世界に浸ってみて、うーむとうならされました。

実は、リストって、若林氏のようなアプローチでこそ、
その良さが表せるのかもしれない、とも思いました。
今まで、リストというと
「入れ込みすぎ、歌いすぎ、演歌一歩手前」とか
「音の洪水、うるさすぎ、たたきすぎ、耳障り一歩手前」などが多く
いまひとつ、納得できる演奏に出会えなかったのですが、
今日は、心底、納得いたしました!

音質の違いに耳をすませて、いくつもの音の層を操りつつ、
超絶技巧を駆使して音楽をつくりあげていけるピアニストって、
稀有ではないでしょうか?

リサイタルの標題、「ヴィルトゥオーゾ」って
「演奏の格別な技巧や能力によって完成の域に達した、超一流の演奏家」
を意味する言葉だそうですが、まさに、そのものを堪能させていただきました!

2007年11月 6日 (火)

クラシック・カフェvol.3

春のvol.1に続いて、
本日はvol.3~霜月”名月の誉れ”~へ。

カフェ・マスター:山田武彦(ピアノ)
お客様:長原幸太(ヴァイオリン)
常連マダムの知り合い:軽部真一(フジテレビアナウンサー)

エルガー(英) 愛のあいさつ
ガーシュイン(米) 歌劇「ポーギーとべス」より2曲
タルティーニ(伊) ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」

モナリサ(軽部アナの歌&ピアノ&ヴァイオリン)
山田耕作 ピアノのための「からたちの花」(ピアノソロ)
山田耕作 赤とんぼ
ヴィターリ(伊) シャコンヌ ト短調
サラサーテ(西) ツィゴイネルワイゼン

常連マダム役の頼近美津子さんが体調不良とのことで
軽部アナの代行となりましたが、
早稲田学院から早大と7年間グリークラブに所属し、
現在も音楽番組に携わっているという彼の軽妙な語り口、よかったです。

ヴァイオリンの長原氏は、26歳にして大阪フィルの主席コンマス!
素晴らしい響き、テクニック、そして自然体の洒脱な人柄でした。
そこに立つだけで漂うオーラ。
狂言の野村萬齋を、ソフトに若くしたような雰囲気とでもいいますか。。。
気取っていないのに、漂ってしまう「只者ではない」感。

今日のトークからゲットした長原幸太情報。
・オーケストラとの初競演(12歳)の会場が、今日の会場(もしくは近所)。
司会者は明石家さんまだったが、TV禁止だった12歳の彼はさんまを知らなかった。
・趣味は、ビリヤード。NY留学中に腕を磨く。(頭脳トレーニングと集中力の研鑽になってよいとか。舞台上にキューを持参されてました)
・埼玉在住。大阪フィルの主席コンマスのステージは年40回の契約。
・コーヒー大好き。(と宣言して、ステージ上でゴクゴク美味しそうに飲んでました)
・楽団員中、彼一人だけピアノ椅子に座っているが、これは身長の低さ(162cm)をカバーして皆から見えるようにするため。それ以外の意味はない。

音楽での印象。
・伴奏の山田氏、さすが。
ヴァイオリンの軽妙なテンポアップにぴたりと息を合わせ、かつ音量も適度に保つとは、ただ感嘆!
・長原氏のヴァイオリンには、まさに酔わせていただきました。素晴らしい!

わたくし個人的にはスケジュールにかなり無理をして駆けつけたコンサートでしたが、
無理をした甲斐がありました!
生の音楽って、やっぱり、いいものです。(まだちょっと興奮気味…)

アンコール
ビバルディ 四季より「秋」 (ヴァイオリン&山田氏の指示による会場コーラス)
童謡 「七つの子」変奏曲

<追伸>
当初、4回で完結とされていたこのシリーズ、その後も続くことが決定したそうです。
vol.4の1月に続いて、vol.5も5月に予定されているとか。嬉しいことです。

2007年11月 2日 (金)

授業参観

11月の声を聞くとともに、学園祭シーズン開幕!
そのお蔭をこうむりまして、私のお仕事のほうも小休止となりました。
ほっと一息といったところです。

しかし(というか、ラッキーなことに、というべきか)
息子の小学校の学校公開日と私のお休みがぴったり一致。
家でのんびり、とはいかず、小学校までいそいそと足を運んでまいりました。
参観してきたのは
マラソン大会(@多摩川土手)、そして、図工。

小規模な学校なので、学年、男女別に走ると、走者は総勢40名~60名ほど。
土手のサイクリング道の両側に保護者が並んで声援をおくる
といった図になります。
平日ながら参観する保護者はとても多くて、土手は華やいだ雰囲気。

「順位にこだわらない、完走することに意義がある」

というモットーに、疑問を抱いたりもしましたが、
6年生ともなると、さすがにそれぞれに真剣な表情でした。
低学年で見られたような
「みんな一緒に仲良く徒党を組んで、微笑んで」走るような姿はありません。
精神的にもちゃんと成長してるのね、と思ったことでした。

図工は、大きな作業台を8人で囲んでの、個別作業。
同じ台の仲間の作をお互いに覗き込んで、コメントを言い合ったりしながら
楽しげに進めていました。

マラソンに、授業に取り組む小学生たちから
のびのび、一生懸命、といった雰囲気が伝わってきたことが、
親としては嬉しい収穫でした。

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