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2007年5月

2007年5月31日 (木)

聞け、聞けひばり

ああ、”棚からボタもち”的な我が休暇も、明日で最終日。
(土曜日には、仕事が入っています…)

時間ができたとき、この私が何に走るかといいますと…
そうです。楽譜も調達したことですし。
6月、9月に発表予定の曲のおさらいもさて置いて、新譜の譜読みに突入。
今回初チャレンジのライン。
シューベルトの歌曲の、リストによるピアノ用編曲版。

有名なのは、
「冬の旅」より、「菩提樹」
「白鳥の歌」より「セレナーデ」
あたりですが、今回譜読みをはじめたのは、

「12の歌 12Leider」より
No.9 "Standchen 'Horch, horch! die Lerch'"
セレナード「聞け、聞けひばり」

たった6ページの小さな曲ですが、さすがリスト!
音が厚くて、音域が広くて、片手でつかむ音の数も幅もあって、
たいして練習もしていないのに、右手が腱鞘炎になりかけ??って感じです。

やっと音がとれたところで、なかなか「歌う」ところにまで至りませんが、
このあたりが面白いところで、「早く弾けるようになりた~い」とわくわくしてます。

2007年5月30日 (水)

旧交あたためランチ

070530table1_1今日は、大学時代の友人が二人、
遊びに来てくれました。
ここ数年のあいだに、身辺でいろいろな変化があった二人。
気兼ねなく、ぶっちゃけた話ができる幸せをかみしめつつ、おいしいランチに舌鼓をうちました。

さまざまな種類の、美味なるパンがメイン。
品川駅構内のお洒落なパン屋さんで調達してきてくれました。どうもありがとう♪
私の側では、鶏肉と赤ピーマンのトマト煮込みと
大根サラダを用意。

「ああ、なんて優雅なランチ!」
とは、3年間お勉強に明け暮れて、このたび一段落した友人のしみじみとした一言です。ほんとにお疲れ様!

070530cakeそしてデザートは、ふわふわシフォンケーキ。
これも友人が調達してきてくれました。
この見事な高さをご覧くださいませ。
お味は季節限定のラムレーズン!
その香り高さにうっとり。

私はここで、
生クリーム泡立ての早業(所要時間1分?)を披露し、
「人間beater」
の名前をありがたく頂戴いたしました(笑)。

身辺にはいろいろ難題があるとしても、
懐かしい仲間に会えば、それだけで心がフワッと軽くなります。
旧交をあたためる友人がいるって、ありがたいです♪

2007年5月28日 (月)

レアチーズケーキ

070527cake昨日…いや、二日前のことになりますが、
運動会から帰宅して、
「あまいもの」をすっかり切らしていることに気づきました。

とはいえ、あの炎天下、
買出しのために再び外出する気にもなれず、
冷蔵庫に買い置きしてあったクリームチーズで作ったのが
チーズの外箱に書いてあるレシピを参考に作った
レアチーズケーキ。

台生地となるビスケットがなかったので、
フランスパンとバターをスピードカッターにかけて代用。
チーズ生地(チーズ&ヨーグルト&レモン汁&砂糖&ゼラチン)
の量が足りない気がしたので、
缶詰マンゴーの実も、上記生地と一緒にスピードカッターでビュン。

結果:
・台生地は、パンの味より、やはり甘みがあるほうが良さそう。
・チーズ生地の中のマンゴーは、あまり主張せず、なかなか良い味になりました。
・ゼラチンで固めるには、冷蔵庫で3時間ぐらいかかりますが、
冷蔵庫に入れるまでの手間は、すべてスピードカッター任せでOKなので、非常にラクチンでありました。

2007年5月27日 (日)

運動会

070526bou1070526bou2 070526bou3

炎天下の土曜日。
小学校の運動会でした。
6年生ともなると、かなり「しごかれた」跡の見える、完成度の高い演目が多くて、親としては感慨もひとしおでありました。
上の写真は、棒体操の一部です。
ピーッピという先生の笛に合わせて、次から次へと繰り出される技に、観覧席からは、ほうっという感嘆の声が。

070526koteki左は、鼓笛パレードの一部。
6年生は全員が、管楽器、打楽器の目立つもの、
5年生は鍵盤ハーモニカを担当。
小太鼓担当の我が息子は、ここ数日は狂ったように、家中の壁といわずテーブルといわず、たたきまくっておりました…
その成果が表れて、よかったよかった。

しかし、小太鼓の大きさと厳重装備にはビックリ。
私の小学生時代は、金具でちょいとひっかけた揺れる太鼓を左腿にバンバンぶっつけながら、青あざをつくりながらの行進でしたが、今は体の正面にばっちり留めるのですね。あざなんて、できようもありません。

070526kibasen そして、騎馬戦。
最近は、以前ほど「安全重視」「平等主義」が鼓舞されることもなく、ちょいと危険を伴うものも、勝負が一目瞭然なものも、取り入れられてきています。
見守る先生方は大変でしょうけれど、子どもにとっても「やりがい」が、見ているほうにも「見がい」があります。
徒競走も、去年までは、事前に計った「タイム順」で、全員が「おだんごレース」状態でしたが、今年は「くじびき」だったそうで、かなり大きな差もついていました。

それにしても、1年生、2年生のなんと可愛らしく、ひよひよに見えること!
子どもの成長を実感した一日、
そして、思い切り陽にあたって、ふらふらになった一日でありました。

2007年5月25日 (金)

庭園美術館

070525gaikan_1 雨の金曜日。
思いがけない休日の時間を有効に使おうと、
東京都庭園美術館へ。
展示は、「大正シック~ホノルル美術館所蔵品より ~

大正の日本美人を描いた絵画や、今見てもモダンな着物、調度品などをたくさん見て、目の保養としたのはもちろん、
周囲を取り巻く新緑の美しさ、
そして、美術館の建物である旧朝香宮邸の瀟洒な造りを満喫しました。

070525outside_1 携帯でとった写真で、画像がよくありませんが
左は、邸宅の廊下部分から中庭を望んだところ。
バラの花のアーチ、鹿のブロンズ像、そして木々の緑の美しさにうっとりしました。

070525rouka右は、2階のバルコニーのような廊下。
この右側が全面、中庭を望む大窓です。
邸宅の照明の凝った造りにも、
いちいちため息。
なかでも、書斎と書庫の見事さには目を見張りました。建物内部は写真撮影できなかったのが残念。

070525fruit 最後は、美術館併設のカフェレストランで、「焼きフルーツ」をいただきながら休憩。
カット・フルーツをカスタードソースでグツグツ煮たたせながらいただくというものです。
時間とともに、味も香りも変化していくのが、楽しく、また美味しいものでした。

なんとも優雅な休日でございました。

2007年5月24日 (木)

ふってわいた休日に

事情があって、急遽、仕事の大半が来週までお休みになりました。
(その分の補講を考えると頭が痛いのですが、とりあえずそれは忘れて…)

で、連日、出歩いています。
衣料買出しを初め、むくむくと成長する息子関係の用事が多いのですが、
それにかこつけて、ついつい足を向けてしまうのが…
楽器店の楽譜コーナー!

本日の戦利品
連弾譜
★レクォーナ『マラゲーニャ』
★メンデルスゾーン『7つの無言歌集 Op.62-1~6,Op.67-1』
ソロ譜
☆シューマン『リーダークライス』
☆リスト『シューベルトの歌による13のピアノ小品集』

演奏するのも楽しいですが、
ふらふらと楽譜を漁ってみるのも楽しいものです。
普段はなかなか時間がなくて、こんなことも出来ないのですが。。。

リストによる編曲ものの楽譜、
すでに春秋社版の「リスト集5」を持っているのですが、
同じ曲でも、譜の書き方が違う箇所があることを発見。
思わず、譜読みを始めてしまいました…

2007年5月22日 (火)

メレンゲの威力

070522cake 初めて、ボウル2つを使ってケーキを作りました。
バター+小麦粉+卵の黄身+α、のボウル、
そして、
卵の白身を泡立ててメレンゲを作るボウル。

うちには、100円ショップで売っているような
実に原始的な泡だて器が一つあるだけなので、
「メレンゲを作るのは、すっごく大変に違いない」
と思い込んでいたのですが、やってみたら意外に簡単。
たぶん5分かそこらで、ちゃんと角の立つメレンゲができました。

焼いてみたらば、さすがメレンゲは偉い!
生地は今までになく膨らんで、食べてみたらばフワフワ。
食感がまるで違います。表面に割れ目が入っているのはご愛嬌。

ひとくち食べた息子は目を丸くして、
「どうしたの、これ?すげーじゃん!ふわふわ!」

ほっほっほ。やってみた甲斐がありましたわ。

サワークリームとジャム入りケーキ
1) バター70gを入れたボウルの底をガスの火でちょっとあぶり、柔らかくしたバターを泡だて器でかき立てる。砂糖大匙1を3回振りいれながら、さらにかき立てる。
2) 卵の黄身を2個分入れてさらに混ぜ、サワークリーム70g、ジャム(今回はブドウ)100gも入れ、混ぜる。

3) 別のボウルに卵の白身2個分を入れ、泡立ててメレンゲを作る。砂糖は30gほど。
4)  2)のボウルに、小麦粉150gとベーキングパウダーをあわせてふるったものを入れ、さっくり混ぜる
5)  4)に3)のメレンゲを2回に分けて入れ、泡をつぶさないように切り混ぜて、ケーキ型に入れる
6) 中火のオーブンで20分焼く

2007年5月20日 (日)

ピアノの消音装置

本日、たまたま調律師の方とお話しする機会がありました。

「35年以上経つ古いアップライトで…」
と、我が家のピアノの話題を出したところ、
「いやあ、そんなの古いうちに入りませんよ」
と、にこやかに応対していただいたのですが…

「消音装置を取り付けて…」
と言ったところで、調律師の方の表情一変!

それは、いけませんねえ。
あれを取り付けたら、もう、元のピアノの音質は期待できません。

何百年もかけて、磨き上げた結果、今の状態に至ったというピアノにですよ、
無理矢理、異物を取り付けて、
その磨き上げてきた仕組みを捻じ曲げてしまっているんですから。
あのデジタル装置をオンにするっていうのは、単にハンマーが弦に当たらないようにブロックしているだけではないんです。
ハンマーが弦に当たらないようにする、鍵盤の下にセンサーを埋め込む、ということは、何百年もかけて調整してきた、数ミリ単位の微妙なものを踏みにじるということです。
……

当方、ただ、「はあ」と相槌を打ちつつ、お話を拝聴するばかりでありました。
調律師としての無念さ、怒りといったものが、ひしひしと伝わってきて…

結局、
「デジタル製品、電子製品というものの寿命は、十年かそこらです。
ピアノの寿命は、それよりもずっとずっと長いのです。
近い将来、不具合が出てくると思いますから、そうなったら、取り外すことです!」
という線で、話は落ち着きました。

取り外してしまえば、元のピアノの音質に戻すことは可能、とのこと。
最近、デジタルの音に疑念を抱きつつある私としては、なるほど、と思う点が多々。
ただ、今のところは、夜更けに練習することが多いため、消音装置必須。
その場合、卓上式の電子ピアノで譜読みをすればよい、とのアドバイスもいただきましたが、どうも、それでは練習する気も起きそうになく…

消音装置に不具合が出る頃、昼間にピアノを弾く時間が持てる身の上になっていれば、確かに取り外してしまうのも一つの手かもしれませんが。

2007年5月19日 (土)

開花!

070519ran 先日、つぼみ発見をお知らせしたシンビジウム(→)、
本日午後、開花いたしました!
一本だけ枯れずに残った短い枝に、一輪だけ。
小さい花弁ですが、立派に開きました。
たった一輪で咲いているシンビジウム、ちょっと珍しいかも?

12月に花をつけていた枝はすべて枯れてしまったのですが、
根元には、新芽も二つ顔を出しています。
この芽がちゃんと枝になるのかどうか、その行く末を楽しみにしたいと思います。

2007年5月18日 (金)

デジタルピアノの録音

ダルベルトを聴いて以来(→)、このところ、音色とリズムに気をつけてピアノを弾こうとしています。
「そうだ、録音して確かめてみよう!」
と思ったところで気づいたのが、我がアップライトピアノの消音装置。

070518piano_3 鍵盤の左下のところにつけた、 こんな装置です。
下の段、右から二番目のボタンが「RECORD」であるのがわかるでしょうか?
…そうなのです。

この装置をオンにして、RECORDボタンを押せば、そのままデジタル音が録音されるのです。
で、録音してみたのが、2週間ほど前。

ガ~~~ン!
なんたる凄まじい、デリカシーの欠片もない音質!!
しゃっくりか、酔っ払いか、といったリズム!!!

大ショックを受けて、この2週間、練習に励んでみました。
…ところがです。
一向に、改善の跡が見えないのですよ。
この消音装置の録音を聴いた限りでは。
どうやってみても、デリカシーのない音しか出てこない。。。???

で、本日ついに、懐かしのカセットデッキ登場。
会議録音用の、小さなものです。
ピアノの足元に置いて、なまおとで録音してみました。

…やれやれ。
やっと見えました(聴こえました?)
多少なりともの、改善の跡。

鍵盤の下に埋め込んだセンサーで音を感じてデジタル化する、という仕組みの消音装置ですが、
うちのアップライト君に取り付けた程度の性能では、かなり限界があるということが、改めてわかった次第です。

2007年5月17日 (木)

ヘアスタイルの難題

この3年ほど、ボブっぽい髪型をしています。
純直毛の私としては手入れもラクで、結構気に入っているのですが、
一点、困ることが。

髪が顔にかかって、前が見えなくなることがある

特に、ピアノ演奏中。
階段昇り降り中。

先日の彩音会・中間発表会のときも、
「音大では、演奏者は髪はすっきりとまとめて、顔にかからないようにしている」
という意見が出ていました。
バイオリニストの五嶋みどりさんも、
ヘアスタイリストさんにいろいろ勧められるけれど、ステージではひっつめ髪しか考えられない
というようなことをブログで書いていました。

ってなことで、本日、髪を切りに行ったので、美容師さんに相談してみました。
実は、1年前に美容師さんが替わって以来、
同じボブでも「顔にかかって…」ということが多くなったようで。
それで、彼のアドバイスというのが

人前で演奏するときなどは、
客席側の髪の毛を耳にかけ、お洒落なヘアピンで留めることを勧める

とのことでありました。
髪があまり前に来ないようにと、ちょっと髪を薄く梳いてもらう形になりました。

しかし、実は私、「ヘアピン」というもの、自分では一度も使ったことがないのです。
現在も、家には一本もありません。(卒業式で袴をはいたときなんかに、美容師さんが使ったってことはありますが…)
そういえば、突然息子が「明日の図工で使う」と言い出して、夜も遅くなってから、ヘアピン求めてコンビニへ走ったこともありました。

お洒落なヘアピン、とか言われても、全くイメージがわきません。
どこに売っているのかも知りません。
確かに、フルートの演奏会なんかでは、ティアラっぽいものを頭に載せていたり、キラキラしたヘアピンを留めている方などを見たような気もしますが、そういった類のものは自分とは無縁だと思い込んでいたので、記憶も非常に曖昧です。

うーむ。
さて、どうするか。結構難題かも。

2007年5月16日 (水)

緑の生命力

129_3000_r1私、ほんとに無精者でして、
今までに緑を枯らした経験数知れず。
引越して、12月にいただいたランですが…

→これが、あっという間に葉が黄色くなってしまいました。
  4ヶ月後には下のような姿に成り果て、070516ran1これはもう、息絶えてしまったに違いない、と思っておりましたところが070516ran2bud
今週になって
よく見てみたところ、右のように

なんとつぼみがついているではありませんか!感激!

そしてまた、これとは別に3月にやって来たデンドロビウムのほうは、

130_3097_r1070516dendro このように、今でも元気です。
根元のほうから、若い茎がニョキニョキと伸びてきています。
緑の生命力、すばらしい!

しかし、
今後もちゃんと育てていけるかどうか、
育ってくれるかどうか、
いまひとつ不安です…

2007年5月14日 (月)

地方の音楽祭がすごい

宮崎国際音楽祭 (5月)

オケの指揮はシャルル・ドゥトワ。
ピアノで登場するのは、
横山幸雄、江口玲、小曽根真、ジャン・フランソワ=エッセール。
他にも
ヴァイオリンの徳永二雄、漆原啓子、アン・アキコ・マイヤース、
チェロの古川展生、、、

若手と巨匠と一緒になって、魅力的ですねえ。
「熱狂の日」で来日した方々のお名前も見えます。

名古屋クラシックフェスティバル (9月~2008年2月)

ロリン・マゼール指揮で、ヴァイオリンソロが五嶋龍、
クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)とギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ピアノのユンディ・リ

こちらは大物ぞろい。

今まで、サイトウキネンオーケストラの松本とか、
アルゲリッチの別府ぐらいしか知りませんでしたが、
いつから、こんなにあちこちでクラシック音楽祭をするようになったんでしょう?

2007年5月12日 (土)

イム・ドンミン リサイタル

NHK教育TV
2007年5月11日(金) 23:53-24:40
芸術劇場 イム・ドンミン ピアノリサイタル

ショパン作曲
スケルツォ第1番 ロ短調 作品20
スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39
スケルツォ第4番 ホ長調 作品54
ノクターン ハ短調 作品48 第1

収録:2006年11月29日@カザルスホール

2005年のショパンコンクールで、弟ドンヒョクとともに3位を分けた、兄ドンミンのリサイタルです。
ドンヒョクの演奏は、生のリサイタルで2回(→)(→)、ネット中継でも聴いていたのですが、ドンミンは一度も聴いたことがなかったので、わくわくしてTVの前に陣取りました。

感想:
タッチが非常にしっかりしていて、曲と真摯に向き合う風情で弾く人でした。
もちろん、曲想によって顔をゆがめたり、上を向いたり、するのですが、
”何者かに取り憑かれたように””曲に酔って”いるのではなく、
冷静さを保ちつつ一緒に歌っている、といった感じ。

音色がクリアで、はっきり際立つ感じでした。
音量もあるのですが、”上から叩きつける”弾き方ではありません。
鍵盤をしっかりつかんで、たっぷり鳴らす、というような弾き方です。
なるほど、ドンミンの音ってこういうのか、と納得の音色。
弟ドンヒョクの、軽やかでキラキラした音色とはまるで違うのがよくわかりました。

天才肌というより、
堅実に、真面目に音楽を作っていく人なんだろうなあ、と思いました。
その豊かな音色も魅力的。

実は、この日の「芸術劇場」、
直前まで、ショパコン1位のブレハッチのリサイタルを放映していました。
私も去年、生で聴いた(→)のですが、改めてTVのアップで手元を見て、じっくり音楽を聴いて……、
唸りました!
リズム感、躍動感が、それはもう素晴らしくて。
ショパコンで、ポロネーズ賞、マズルカ賞を独占したのも、改めて納得です。
やはり、ポーランド人ならではのものって、あるのかもしれないなあと思いました。
ショパコンで、ブレハッチが1位、イム兄弟が2位なしの3位になったことについて、
当時はいろいろ取りざたされましたが、
ことショパンの曲に関して言えば、ブレハッチがずば抜けていることは明らかだなあと。

で、ドンミンについて思ったのは、
彼はショパンに限らず、ベートーヴェンを初めとして他にもいろいろなレパートリーを持ちうるピアニストではないかな、ということ。
今後が楽しみです。

でも、私個人としては、
音色キラキラ系のドンヒョクのほうに、やっぱり惹かれるかなあ…

2007年5月11日 (金)

ダルベルトのシューベルト

070510darbelt_2 買ってしまいました。Amazonで。(画像:Amazon.co.jp)

1. 幻想曲ハ長調 D.760 作品15《さすらい人》
2. 16のドイツ舞曲と2つのエコセーズ D783 作品33
3. ワルツ ≪クッペルヴィーザー・ワルツ≫ Anh.I-14
4. ピアノ・ソナタ ハ長調 D613
5. 行進曲 ホ長調 D606

言わずと知れた、ミシェル・ダルベルトの演奏です。
3番目、5番目の曲は、「ちゃちゃちゃっと即興で弾いちゃいました」といった趣の小品。
曲想も割に単純で、深みの感じられる曲ではないというのに、
実に軽やかに、サロンの高雅な雰囲気を醸し出してしまうあたり、さすがダルベルト!

解説によると、彼は「曲はモーツァルトとシューベルトさえあれば足りる」と述べるぐらい、この二人の作曲家に傾倒しているそう。
実に軽快かつ端正なシューベルトです。
感性に任せてというよりも、理知的に、自覚的に、音楽を分析&コントロールして
曲作りをしている、ということがよくわかるCDです。

「熱狂の日」リサイタルで印象に残ったのが「ワルツ」のリズム感の素晴らしさでしたが、
それはここのドイツ舞曲でも存分に発揮されています。
一体どうすれば、このリズム感を身につけられるんでしょうね~

現在、スペイン&ハンガリーの舞曲のリズムに悩んでいる(思い切り田舎臭い!演奏しかできない…)私としては、ほんと、研究の価値ありってところです。

2007年5月 8日 (火)

クラシック・カフェvol.1

070508stage_2  平日の昼間のコンサートへ。
クラシック・カフェ vol.1 ~皐月”薫風の便り”~

ゲスト:福田進一(ギター)
マスター:山田武彦(ピアノ・編曲)
常連マダム:頼近美津子

ソル(Fernando Sor 1778-1909)
  モーツァルト『魔笛』の主題による変奏曲Op.9
アルベニス(Isaac Albeniz 1860-1909)
  アストゥーリアス(スペインの歌 Op.232より「前奏曲」)
タレガ(Francisco Tarrega 1852-1909)
  アルハンブラの思い出
アルベニス/山田武彦編曲(ピアノ)
  タンゴ
ロドリーゴ(Joaquin Rodrigo 1901-1999)
  アランフェス協奏曲 第二楽章アダージョ

ボッケリーニ(Luigi Boccherini 1743-1805)
  序奏とファンダンゴ
ソレル(Antonio Soler 1727-1783)/山田武彦編曲(ピアノ)
  ファンダンゴ
ヴィラ=ロボス(Heitor Villa-Lobos 1887-1959)
  ショーロス第一番
レイス(Dilermando Reis 1916-1977)
  ブラジルの3つのワルツより
    もしも彼女が訊ねたら・ひとつのワルツとふたつの恋
ピアソラ(Astor Piazzolla 1921-1992)

  天使の死

カフェのマスター、山田武彦氏が
常連マダムの頼近美津子氏とともにクラシック界のゲストを迎え、
トークを交えながら進めていくという形式のコンサート第一回目。

福田氏の話では、
1840年製作のイタリア製ギターを入手した経緯、
爪割れや二枚爪を防ぐ&治す方法、
CD録音にまつわるエピソード(既に50枚!100枚リリースを目指して…)
などなど、
大変興味深いお話が聴けて、楽しい時間でした。

もちろん、演奏も一流で、
スペイン、そして南米のムードを満喫。

アンコールがまた楽しくて

母の日に寄せて:
ギター&ピアノ連弾(頼近美津子&山田武彦)
「母さんの歌」ボサノバ・バージョン(山田武彦編曲)

そして最後は、ギターを言えばこの名曲、

禁じられた遊び

たまたまお仕事のない日に
豊かな時間を過ごすことができました♪

コンサートの中にカジュアル・トークを入れるという形式、
我等がアマチュア・コンサートで取り入れても楽しいかもしれません。

2007年5月 7日 (月)

ラン・ランのピアノリサイタル

ベストオブクラシック NHK FMラジオ
2007年5月7日(月)19:30-21:10

ルツェルン・ピアノ・フェスティバル2006から                         ▽ラン・ランによるピアノリサイタル

モーツァルト作曲 ピアノ・ソナタ ハ長調 K.330   
ショパン作曲 ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58  
シューマン作曲 こどもの情景 作品15 
ラフマニノフ作曲 “前奏曲集 作品23”から第2番変ロ長調、第5番ト短調
リスト作曲“巡礼の年第2年イタリア”から ペトラルカのソネット第104番
リスト作曲 ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 
     

~スイス ルツェルン文化・会議センターコンサート・ホールで収録~
                  <2006/11/22>

なんとも華やかなプログラム。
大作曲家のオンパレードでありながら曲想は幅広く、しっとり叙情的なものからダイナミックな熱情的なものまで。

何かのTV番組で見てから、ランランといえば
汗飛び散らせて鍵盤をたたきつけるアクロバット的ピアニスト
という印象を持っていたのですが、
今日の演奏を聴くと、やわらかい音も十分に出せるのですね。

モーツァルトはあくまで軽やか。好印象でした。
ショパンのソナタ3番・3楽章など、かなりのスローテンポ&弱音で、
私の感覚では、ちょっと遅すぎ、テンポ揺らしすぎだったかも。
シューマンは割と正統派な演奏で、しっとり歌い上げていました。

後半は、やはりアクロバットの方向へ。
音の迫力はさすが。
それはそれは力強く、重く、鋭く、食い込んでくる音の重なり。
単なる「音量」「音の洪水」ではない悪魔的なものまで感じました。

ランラン……醸し出す音楽の幅広さに納得した次第です。

2007年5月 6日 (日)

オレンジケーキ

070506cake 例のごとく、
「仕事をするべきなのに、したくない」病にとりつかれ、
妙に甘いものが食べたくなり、
またケーキ作りに走ってしまいました。

バター多めに固く焼いた生地(オレンジ皮すりおろし入り)に、オレンジ&レモン汁を絞った甘いソースを染み込ませてあります。

高さが足りないのは、バターの泡立てが足りなかったのか、
はたまたリング型が大きすぎたのか。

さて、GWも終わってしまい、
自業自得の結果ではありますが、これからお仕事に励みます。。。

2007年5月 5日 (土)

「熱狂の日」音楽祭:No.414

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
「熱狂の日」音楽祭2007~民族のハーモニー~ より

070505halla 2007年5月5日(土)17:00
東京国際フォーラム ホールA ドストエフスキー
小菅優(ピアノ)
ビルバオ交響楽団
フアンホ・メナ(指揮)

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 作品34

ホールAという会場がちょっと…
5000人収容の大ホールで、おそらく本来はコンサート用ではないため、音響が良くないのです。残念でした。

左側の前寄りという良いS席だったにもかかわらず、ピアノの音がいまひとつ響いてはきませんでした。
席が隣り合わせた方も、「なんだか、隣の部屋で弾いてるのを聞いてるみたい」との感想をもらしていました。

それでも、小菅優のスケールの大きさは十分にわかりました。
タッチが正確で、音質も自在に操っている感じです。
ダルベルトのリサイタルでも感じたことですが、
音楽が、そして演奏者のからだ全体が、自然にわきあがるリズムに乗っている
というのは、観ても聴いても素晴らしいです。
今度は是非、音響のいいホールでのソロリサイタルを聴いてみたいものです。

ビルバオ管弦楽団って、名前自体初めて聴いたのですが、なかなか確かな演奏をしていました。
なんでも「熱狂の日」音楽祭にゆかりある楽団だとのこと。
この音楽祭、1995年にフランスの港町ナントに誕生し、2000年からはリスボン、そして2002年からはスペインのビルバオ、2005年には東京に上陸という歴史をもつそうです。

とても楽しそうに演奏していたのが印象的でした。
また、1曲目と2曲目の間、ピアノをひっこめる舞台替えの間、楽団員が結構おおっぴらに雑談を交わしていたところにお国柄(?)が表れていたような

私、ただいまスペインのピアノ曲に取り組んでいるのですが、
「楽しんで弾く」
をまずは念頭において、練習してみようと思います。

「熱狂の日」音楽祭:丸ビル

本日も足を運んでまいりました。「熱狂の日」音楽祭。

070505marubiru1まずは、無料コンサートを狙って、丸ビルへ。

1Fロビーでは合唱団のコンサート。
日本の童謡が主体のしっとりした合唱でした。
吹き抜けロビーでとても音響がよく、BGMとしても良い感じでした。

070505marubiru2trim_1 お目当ては、

2台ピアノ&連弾コンサート15:30- @35F 
中井恒仁&武田美和子(ピアノデュオ)

インファンテ:アンダルシア舞曲より「リトモ」【2台】
ラヴェル:スペイン狂詩曲より「マラゲーニャ」【2台】
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ・3つの断章より「ロシアンダンス」【連弾】
ドヴォルザーク:スラブ舞曲作品72-2【連弾】
ミヨー:スカラムーシュより「ブラジレイラ」【2台】
グラナドス:ゴイエカスより「嘆き、またはマハとナイチンゲール」【2台】
ラフマニノフ:組曲第2番より「タランテラ」【2台】

楽しめました。
さすがはご夫婦デュオ。息もぴったり、音のバランスもぴったり。
確かな技術と音楽性をお持ちのお二人です。

ミヨーの曲は少し前に聴いたばかりだったのですが(→)、
音楽そのものを楽しむことのできる、いい演奏でした。
技術や音量のひけらかしに陥っていないのが何より。

伝えたい音楽を二人が共有し、息を合わせることの肝要さを改めて認識しました。

2007年5月 4日 (金)

スコーンagain

070504scorn以前の失敗(→)のリベンジを狙って、
今朝の朝食は、手作りスコーン。

1)サワークリーム90ccをボールに入れ、
牛乳90ccを加えてよく混ぜる
2)小麦粉200gにベーキングパウダー小匙2、重曹少々を加えてふるい、1)に入れる
3)さっくりと混ぜ合わせて、手で丸め、中温のオーブンで20分焼く

今回は、わりとふっくら。
簡単に出来上がり、焼きたてをおいしくいただきました。
パンとは違って、発酵うんぬんの手間がかからないのが、ありがたいです。

2007年5月 3日 (木)

「熱狂の日」音楽祭:outside

今日は気持ちのよい晴天だったこともあり、
コンサートの前にちょっと周辺をお散歩してみました。

070503_piano 新東京ビルのカフェ前で行われる、無料のピアノコンサート。
その演奏に使われるピアノです。
オープンスペースで、気持ちよく聴けそうでした。
コンサート15分前頃でしたが、すでに何名か聴衆が集まっていました。

070503_road その無料コンサート前の道です。
まさにお散歩したくなるようなオブジェが。
家族が何組も休憩していました。
五月の光まぶしい午後です。

070503_night そして、ミシェル・ダルベルトのリサイタルが終われば、もう外は夜。
暗くなっても人通りは多く、ここそこがライトアップされて、おしゃれな雰囲気になっていました。

「熱狂の日」音楽祭:No.256

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
「熱狂の日」音楽祭2007~民族のハーモニー~ より

2007年5月3日(木)19:00
東京国際フォーラム ホールD7 イプセン
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)

フランク:前奏曲、アリアと終曲
チャイコフスキー:「四季」より1月、2月、6月、9月、10月、12月
ドビュッシー:「子供の領分」より第一曲
ラヴェル:「夜のガスパール」よりオンディーヌ

感動しました。
恍惚となってしまって、帰り道を間違えそうになったくらいです。
たぶん、一生のなかでも思い出に残るリサイタルになると思います。

音楽の流れ、音質、リズム、雰囲気…
すべてにおいて何か超越していました。
彼は「音楽の女神の祝福を受けて」生まれてきた人物なのだと表現するしかないような…

すべてが自然で、ただ体からあふれ出る音楽をそのまま奏でているだけ
というような雰囲気。
それでいて知性も隠し切れず、洗練されたムードに満ち溢れてしまう。
そんな演奏でした。

チャイコフスキーは土臭い、泥臭い、なんて誰が言った?
いやあ、それはもう、なんと洗練されていたことか!

NHK教育テレビですっかりファンになり(→)、今日のチケットは優先予約で入手したのですが、期待以上の演奏でした。
立ち居振る舞いも紳士的でお洒落でありながら、とてもフレンドリー。
2曲目の演奏前、メモを片手に登場したので何かと思えば、
にこやかに日本語で「四季」からの抜粋曲を紹介してから演奏に入ったのでした。

3曲目、4曲目はアンコール曲です。
「夜のガスパール」をアンコール曲として軽々と弾いてしまうのにも驚きましたが、
このリサイタルがなんと1500円だったというのは、もう申し訳ないよう。

【覚え書き】
ホールDは階段状でどこからでもステージがよく見え、席による差はあまりなさそう。
ただ席数が少ないので、チケット入手にはガッツがいるかも。

「熱狂の日」音楽祭:No.223

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
「熱狂の日」音楽祭2007~民族のハーモニー~ より

070503_program2007年5月3日(木)13:45
東京国際フォーラム ホールB7マラルメ
マリー=ジョゼフ・ジュド(ピアノ)
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ、指揮)
ポワトゥ=シャラント管弦楽団

サン=サーンス:七重奏曲 ホ単調 作品65
サン=サーンス:ウェディング・ケーキ 作品76
サン=サーンス:動物の謝肉祭

ひとことで評すれば
フランスの香り、フランスのエスプリあふれる演奏でした。

前寄りの中央という良い席で聴けたせいもあるでしょうが、
楽器それぞれが、とても柔らかくあたたかな音を奏でていて、
その響きのバランスが絶妙でした。

1曲目(トランペット、弦楽四重奏、コントラバス、ピアノという編成)では、トランペットがあんなに柔らかな音を出すんだ、と初めて知りました。
2曲目は、いかにもフランス風サロンといったお洒落なムード。

しかし、なんといっても印象深かったのは3曲目。
エッセール氏の堂々たるピアノの弾きぶり、指揮ぶりに舌を巻きました。
彼の弾き方は、まったく姿勢がぶれず、腕はするすると平行移動するだけで、指は軽々と回っているのです。
2台ピアノのプリモ。
ソフトな音なのに、しっかりとすべての和音が鳴っていて、しかもふくよかな音質。
そんな音をいとも平然と出しつつ、流れるような手の動きで指揮もしてしまう…
うう、是非是非、彼のソロ演奏も聴いてみたいものです。
(今回の彼のソロリサイタルはチケット売り切れで駄目でした…)

動物の謝肉祭、どうしても重くなってしまう箇所があると思うのに、
今日の演奏はとにかく軽やかでお洒落でありました。

さすがフランス、やはり憧れます…

【覚え書き】
ホールB7は段差のない平面にパイプ椅子を並べた会場なので、
後ろのほうの席はかなり見づらいかもしれません。

2007年5月 2日 (水)

異邦人たちのパリ

4月にひきつづき、行ってまいりました。国立新美術館。
今回は、5月7日で終わる
「異邦人たちのパリ1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」へ。

モネ展では、初日の入場でゆっくり見られたものの、
今回は終了間近、それもGW中とあって大混雑を覚悟して行ったのですが…

幸い、今回も比較的すいていて、ゆっくりと見ることができました。
これは、スペースをたっぷりとってある新美術館の建物によるところも大きいかも。
写真は、展示会場を出てから建物内部をとったもの2枚と、美術館の外観です。

070501naibu2                070501uekara             070501musium

展示では、パリに集う異国籍の芸術家たちのパワーを、ひしひしと感じました。
パリで流行した美術様式が、時台変遷とともに紹介されているのですが、
中学時代(はるか昔ですね…)の美術の時間にさせられたことが次々と現れて
(コラージュ、モビール、幾何学模様の連続体、対称図形モチーフ、etc.)
「おお、美術史を念頭においての指導だったのですね。やはり!」
と妙に納得してしまいました。

また、「リズム」「ロンド」「和音」といった音楽用語が美術作品のタイトルに続々と出てきたり、画家の説明に「音楽家としても…」といった記述があったりして、
芸術の連続性というものも再認識。

しとしと雨の五月初日。
大人の休日を楽しんだのでした。

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