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2006年8月25日 (金)

トップランナー:金聖響

再放送だったのか、たまたま夜中に見入ってしまいました。
NHK トップランナー。ゲストは指揮者の金聖響。

2年ぐらい前、東京都交響楽団での指揮を生で見ました(聴きました)。
とても若々しく生き生きと振っていて、好感の持てる指揮でした。
スタイリッシュでもありました。
で、名前を見て「韓国人?」等等と気になっていたので…疑問が解けてスッキリ。

在日韓国人3世の36歳。大阪生まれ。14歳で父の転勤により渡米。
幼少時からバイオリンを「習わせられ」、イヤイヤやっていたのが、
14歳のときアメリカでオーケストラに「入らされ」て、音楽に開眼。
その頃、TVで小澤征爾の指揮を見て「これだ!」と思い定めるに至る。
が、両親の反対により、音大ではなく、ボストン大学の哲学科へ進学。
在学中にボストン交響楽団の演奏会(指揮は小澤ですね)に通い詰める。
卒業後、ついに音楽院大学院へ進学して指揮を専攻、ウイーンへ留学。
1998年「ニコライ・マルコ国際指揮者コンクール」に優勝してプロの指揮者の道へ。

なるほど。納得。
颯爽としていて、かっこよかったです。笑顔はエヘ~って感じで子どもみたいなのに。
2年前より顔が丸くなっていました…(TV映像のせい??)

印象に残った発言
★「幼少時は親にイヤイヤやらされていたが、今は感謝している」
   →息子に音楽の楽しさを理解させられぬままに終わった私の胸にグサリ
★伝えたいこと
「ベートーベンの、その作曲家の想いを。その音楽の素晴らしさを。…私自身は黒子になって、見えなくなりたいくらい」

   →おお!小澤征爾に師事した人らしいお言葉!
★将来の夢
「まずは日々の仕事を丁寧に。そのなかで、デジタル時代の指揮者には何ができるのか、時間をかけて探っていきたい」

   →「世界を股に」「立身出世」の文脈ではない、しかし社会の中での立ち位置を意識した発言ですね。好感。
★いつからプロの指揮者としてやっていけると自信が持てたか
「謙虚モードでは、一通りのレパートリーを振って余裕が持てた32歳ごろから。傲慢モードでは、初めから。指揮者になれない自分というものをイメージしなかった。」

   →この傲慢モードに自然と入れて、かつ、才能があり、努力できる、と三拍子揃って初めて「本物の芸術家」として生きていけるんだろうなあ…

先日、他の番組で
「プロとアマの差」が話題に上り、某歌舞伎役者の名言として

「アマチュアは楽しむもの。アマのうちは、楽しんでおやりなさい。妙な芸術論をかざして仲間内で喧嘩するなんてことは、やっちゃあいけない。ただ、プロになると、これは苦しむもの。お金をいただいて演じるってことは、そりゃあ苦しいですよ。」

といった発言が紹介されていました。
これまた「そのとおり!」と思った私でしたが、番組の中の金聖響さんは、それはそれは楽しそうでした。実際に指揮をしている映像でも、自分の人生を語っているときでも。
でもきっと、「一番大切なもの」といって持参してきたスコアを読み込んでいるときとか、海千山千の年上の楽団員と衝突するときとか、きっと苦しい場面もあるのだろうなあ。。。

楽しそうに語る、才能ある若い人っていうのは、いいもんです。(完全にオバハンモードだわ)

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コメント

この人って映画『この胸いっぱいの愛を』に出てて、共演のミムラと話題になった人、ですよね?(・・・ってミーハーでゴメンナサイ)

「幼少時は親にイヤイヤやらされていたが、今は感謝している」>これ、何についても言えると思うんですよね
嫌になってしまうギリギリのラインと、嫌にならずにのめりこんでいけるもの、とを見抜く力が、親や師に求められる最大のもの、なんだろうな…と思います
子どもを生かすもダメにするも、鍵は、関わっている大人にある、っていうのはあながち言い過ぎでもないな・・・と


そして、「「まずは日々の仕事を丁寧に」そして「時間をかけて」という言葉が、本当、PIOさんの仰る通り、地に足ついてて好感持てますね
いい大人までが功名心に逸り一億総浮き足立っているこの国で聴くと、とても耳に心地よい。。。

PIOさん、お久しぶりです!
金聖響、今や大人気ですよね。
映画に出てたんですか?>華音さん
以前に、及川浩治との共演を見に行きました。とても良かったです。
このインタビュー内容を見て、益々好感が持てました^^

>華音さん
金聖響が映画に出ていたとは、私も知りませんでした。ミムラとの噂は目にしたのですが。
マスコミの影響って、すごいみたいですね。
トップランナーに出てから、彼のブログへのアクセスが急増してびっくりしているとか。
って、私もそのアクセスを増やした一人なのですが。

>かぷりさん
お久しぶりです。歓迎!歓迎!
体調のほうは、もう大丈夫なのですか?
ほんとにお大事になさってくださいね!

ミムラと伊藤英明とが共演していた映画『この胸いっぱいの愛を』で、ミムラのヴァイオリンと協奏するオケの指揮者の役でした
韓国人の名前なのに、日本語上手な人だなぁ・・と思ってたんですょ
この時オケが演奏していた曲の名前がどうしてもわからなくて(耳なじみのある曲なんですが・・・・)未だに悶々としているので、もし、ヴィデオでご覧になられましたら、ご教示ください

>華音さん

当該映画、VTR等は見たことないので、ただいま、ネット検索してみました。
http://www.kono-ai.com/trailer.html

上記「予告編」で流れている曲だとしたら、
イタリアの作曲家マスカーニが作曲した、
一幕物のオペラ【カバレリア・ルスティカーナ】の間奏曲ですよ。

いい曲ですよね。私も大好き!

この映画の音楽は千住明が手がけて、千住真理子がバイオリンを弾いているんですね。
千住三兄弟(妹)、すごいですよねえ。

はい!
これです、これです!!この曲です!!
サントラの曲目を見てみてもどれも”それらしい”と思えるし、うちには該当曲の入ってるCDはないし・・・・
あ~~、すっきりしました
ありがとうございました
ここで話題にして、良かったww

いやあ~お役に立てて光栄です。
数字のつかない曲だったのが幸いしました。
交響曲○番、とか、全然ダメなんです。
数字に弱くて、私…

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