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PIOの新ブログ

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2006年1月

2006年1月30日 (月)

『対岸の彼女』

book 図書館に予約して、4ヶ月待って、1日で読み終えました。直木賞受賞作『対岸の彼女』。
巷では、「負け犬vs勝ち犬…女性の友情は成立するか?」なんて構図で紹介されていたようなので、「社会的に成功を収めた独身女性」と「内心鬱々とした生活を送る子持ち既婚女性」が「こっち」と「あっち」で対峙して、お互いに相手を羨やみつつ…、といった図式を思い浮かべていたのですが、、、

違いました。

「社長」と「雇ってもらったばかりの主婦」の二人。
お互いの立場を羨望する二人、という描かれ方ではありません。
中学・高校時代の友人関係―その困難さに「人生の生き難さ」を重ね合わせずにはいられない、同時代を生きる二人、なのです。
ううむ。このシチュエーション(私の中学高校時代も暗かった)、そして時代背景のサブ・カルチャー(ライクアバージン、の歌とか)なんぞにググッときました。

結末が未来志向だったのが、よかったです。角田光代さん、『空中庭園』なぞでは、お先真っ暗~な感じのエンディングでしたが、心境の変化でしょうか。根っからの俗人のわたくしとしては、明るめのエンディングがよいです。

2006年1月29日 (日)

ショパン晩年の日々

book 平野啓一郎『葬送』…文庫にして、上巻2巻、下巻2巻、あわせて4巻の長大な小説。年末から1ヶ月かかって読み終えました。

平野啓一郎を読むのも初めて。どうも「長大・難解」で、哲学書っぽいイメージを持っていたのですが、それほど難解でもなかったです。たしかに、芸術論(ロマン派、写実派、○○派)やら哲学論(死とは何ぞや)等が出てきますが、筆者が地の文で述べるのでなく、ドラクロワやショパンといった芸術家たちの会話の中、ドラクロワの心理描写の中で出てくるので、読みやすいです。(ドストエフスキーの翻訳本などより、ずっととっつきやすかった!)

私にとっての収穫は、ショパンが生きた時代を「視覚映像的」に感じることが出来た、という点です。冒頭のショパン葬儀の場面をはじめ、パリの通りを馬車が駆けてゆく、荒れた路地をドラクロワがさまよう、といった映像が生々しく浮かびます。描写力の高い小説です。
また、サンド夫人と暮らしたノアンとパリ、またマジョルカ島とパリとの距離感、当時のイギリスとフランスとでの芸術観の差、などなど、いろいろな背景知識が得られます。フランスの2月革命、10月革命と、それが芸術家に与えた影響も。このためショパンがイギリス、スコットランドに渡っていたなんて、知りませんでした。
ショパンとサンド夫人の仲がおかしくなってからショパンの死までを描いていますが、ショパンは「対象」と捉えていて、ドラクロワに感情移入しているように思えます。音楽家と画家、双方の生活を見る意味でも面白いです。

昨年、ショパンコンクールにはまったことから思い立って読んでみましたが、久々に骨のある文学を読むことが出来て、よかったです。

2006年1月27日 (金)

モーツァルトの誕生日

今日1月27日はモーツァルトの誕生日なんですね。生誕250周年って、まさに今日。
NHKの全国ニュースでこの話題を取り上げていたのには驚きました。大きな扱いですよね。ザルツブルグ、ウィーンは大変な盛り上がりとか。
ウィーンといえば、ウィーン国立歌劇場の音楽監督、小澤征爾ですが、なんと彼は体調を崩していて、今日が初日のモーツァルトの歌劇〈イドメネオ〉、さらに2月〈フィデリオ〉の公演を降板したそうです。この記念の年に、きっと無念なことでしょうね。。。17日に日本へ帰国して入院。風邪をこじらせての気管支炎とのことですが、心配です。

2006年1月23日 (月)

1/22のコンサート

アプリコ大ホールでの「モーツァルト生誕250周年記念コンサート」。
N響「指揮者なし」というのが面白かったです。モーツァルトの時代には指揮者の仕事は確立されていなかったから、その時代の雰囲気を味わって…ということでした。コンサートマスターが弓を振るって息合わせ。確かにサロン的なムードが醸し出されて、演奏者がよく視界に入って、なかなかでした。
(プログラム)
・セレナード第12番ハ短調KV388
  (オーボエ、ファゴット、ホルン、クラリネット各2本)
・ピアノ協奏曲第25番ハ短調KV503
  (独奏:田部京子)
・交響曲第40番ト短調KV550

モーツァルト、「癒し系音楽」であることを改めて実感。ストレス解消になる良い時間を過ごした、という感じです。田部京子さん、おそらく40代になられたのでは?と思うのですが、若々しいのにビックリ。とっても端正な演奏でした。姿勢よく軽やかに。ミスタッチなく、優雅に。初めて生演奏を聴きましたが、安心して堪能させていただきました、はい。

ここで突然話は飛びます。
わたくし、全然知らなかったのですが、なんと同日2時よりオペラシティにて
第15回ショパン国際ピアノコンクール~入賞者によるコンサート~ with
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

が催されていたのですね!

誰が何を弾いたのかわかりませんが、ショパンのピアノ協奏曲2番&3番、そしてソロ曲、とのこと。
で、以前このブログで盛り上がった、同コンクール3位イム・ドンヒョクくん、なんと昨日はアンコールを演奏したそうで、その曲目が「冬ソナ」の「初めて」ときたもんだ!
ああ、聴いてみたかった!と地団太を踏むわたくしです。

2006年1月19日 (木)

htmとhtml(問題解決編)

昨日の記事に書いた「ふたつのトップページの混乱」、ただいま解決いたしました。
昨日の(1)(2)(3)のアドレスをクリックしていただければ、解決状況がわかるはず。
これで私も枕を高くして(?)寝られます。ああ、ひとやま越えたって感じです。

2006年1月18日 (水)

htmとhtml

ホームページビルダーを使ってのブログ初投稿です。うまくいくかな?

15日の記事で、ホームページ更新までの悪戦苦闘ぶりを恥ずかしげもなく書きましたが、実はその後、「なぜ~???」の問題が浮上。ニフティに問い合わせたりして、またまた一人ドタバタを演じたのでありました。

その問題とは…「トップページが勝手に変身する!」というもの。
彩音会のトップページ、登録アドレスは
http://homepage3.nifty.com/ayanekai/  …(1)
なのですが、ソフトを使ってネット上に公開してみると
http://homepage3.nifty.com/ayanekai/index.htm  …(2)
となっていて、
変更結果が(2)には反映されるのに、(1)のアドレスを開いてみたらば、反映されていなかったのです。ショック!

さてさて、その原因とは。
このトップページ、
「index.html」のファイルと、「index.htm 」のファイルの両者があって、(1)に反映されるのは「html」のほうだ、というのです。
で、またまたウンウン唸りつつ、「index.htm 」のファイルを「index.html」に変更し、リンクもすべて「html」に貼りなおしたのでした。
ということで、(2)のアドレスは破棄すべきものです。どうぞお使いになりませぬよう。
生きているアドレスは、(1)または下記の(3)です。
http://homepage3.nifty.com/ayanekai/index.html  …(3)

しばらく、htm htmlにうなされそうな私。
この二者、どんな違いがあって、なぜ共存していたりするんでしょう?
(2)のアドレスを破棄するって、具体的にはどんな操作をしたらいいんでしょう?
ご存知の方に教えていただきたいものであります。

(追記)
1月19日、無事、上記(2)アドレスの内容変更に成功いたしました。
これで混乱はなくなるはずです。

2006年1月15日 (日)

ホームページ作成ソフトとの格闘

このブログ、そもそもは、ピアノ・サークル「彩音会」ホームページの付録として始めたものでした。その付録日記フォーマット「ニフティ提供note book」が廃止されるということで、慌てて「ブログ」に移行したというわけです。(05年10月26日)
…その結果、ネット上の人脈が広がって、本当に嬉しく思うワタクシです…

ホームページ作成も、04年4月の立ち上げ以来ずっと、ニフティ提供の無料作成ソフト「サクサク作成君」によっていたのですが、このソフトも5月で提供終了に。
「どーやってページ更新したらいいの???」

で、一念発起して購入しました。ホームページビルダー。
Amazon偉い!金曜の夜中にネット注文して、今日日曜の午前中にソフト到着。
早速インストール…までは順調だったのですが、結局、夕方まで格闘する羽目に。。。
ド素人にとっては、何が大変なのか、中継しましょう。

1)まずは「サクサク君終了に伴うお知らせ」のアドバイス文と首っぴきで、
ホームページビルダーからFTPツール(これを探すのに一難儀)を立ち上げ、今までネット上に保存されていたホームページのフォルダにアクセスし(これまた難儀)、パソコン上にダウンロード。ネット上のフォルダを開けたら、何やらファイルがいっぱいあってギョっとするが、とりあえず全部ダウンロードしてしまう。ここまでに1時間弱。

2)ホームページビルダーで、どうやって1)のファイルを扱うのかで格闘。なにしろマニュアルは「さあ、ホームページを作ろう」のノリで解説してあるので、「作るんじゃなくて、ダウンロードしてきたのをどう扱うか」は、結局 Trial & Error の積み重ね、ということに。で、また1時間の試行錯誤の末、なんとか、ツリー状にサイトを表示することに成功
(「サイト」「ページ」の理解を誤って、何度もやりなおし。実は、ツリー表示の意味が理解不能の箇所もあるのだが、とりあえず気にせずに先に進む)。

3)「これを変更しようとして、すっごい間違いを犯して、全部消えちゃったりしたらどうしよう…」と怖くなり、ここで「バックアップ」をとろうとして、またまた何度も失敗。やっと「ガイドマップ」で「サイトを複製する」を見つけてバックアップファイルの作成に成功。

4)このへんでヤケを起こし、「エラー音」鳴りっぱなしも気にせず、ページを呼び出しては「コピー」「ペースト」「削除」「挿入」のTrial & Error を繰り返し、「どうやらワードファイルと同じ感覚でページ変更できるらしい」との感触をつかむ。

5)どれ、ネットに転送してみようか、とTRY。案の定「見つかりません」のエラーが出て、ここでまたまた「サクサク君終了に伴うお知らせ」のアドバイス文と首っぴき。なんとか成功するも、文字表示がバカでかくなったページがあって、ショック!その訂正にまた1時間弱。

6)挿入した写真が「×」表示になってしまい、この対応にまた1時間。

ふうううううう。。。今日はここで終わりにしました。本当は、いろいろ見やすく改正したいところもあるのですが、いつになったら出来ることやら。。。。。。ホント、素人って情けないです。

2006年1月12日 (木)

連弾コンサート

9日、都内の小さなスタジオで行なわれた「ピアノ連弾コンサート」へ足を運びました。
連弾をライフワークにされている方々による、私的な集まりといった雰囲気のコンサート。専門家(音大卒で音楽活動中)5組による演奏で、年代的には40代中心かと拝察しました。

率直な印象…聴き手を感動させるのは難しい!
「天賦の才」に恵まれた、ごく一部の演奏家はともかくとして、
他人を感動させる演奏をするっていうのはホント難しいことなんだ、と再認識してしまいました。
皆さま、とてもよく弾けていたのですよ。でも。。。

選曲も大切だなと思いました。やはり、そのペアの良さが出る曲、聴き手にアピールする曲、っていうのがあるんだな、と。
また、連弾CDを出しているペア、頻繁に連弾演奏会を開いているペアの完成度が格段に上でした。

いろいろ考えさせられました。やはりやはり、連弾は「弾きこむこと」が大切なんですね。
二人揃って「弾きこんで仕上げる」のは、並大抵のことではないのかも。
そういえば、あのラベック姉妹のコンサート、
80年代に聞きに行ったときは「まあ、こんなもんかなあ。ま、二人とも綺麗だからねえ。」ぐらいに思ったのでしたが、
90年代には「凄い!素晴らしい演奏!」と感動したのでした。
連弾って、実は、とっても奥の深いものなのかも。

2006年1月 8日 (日)

冬のお散歩

まだ初詣を済ませていなかった我が家。今日は3つ先の駅まで行って
イタリアンランチ→本屋物色→(1駅ぶん歩いて)初詣→お散歩(2駅ぶん)→帰宅123_2382
というコースで、3駅分の距離を歩いて帰ってきました。
(といっても、駅の間が短いことで有名な?路線ですが)

123_2383右上の不思議な画像は「昼間の月」であります。あまりに真っ青な、まさに抜けるような空だったのですが、素人向けデジカメでは捉えきれていませんね。
ということで、撮りなおしたのが左(桜の木越しの空)。
「空の青さ」は伝わるでしょうか。。。
2時頃から3時過ぎまで、気持ちのよいお散歩でした。

2006年1月 4日 (水)

ウイーンフィル・ニューイヤーコンサート

あけましておめでとうございます。
三が日を過ぎてからの遅いご挨拶…やっとパソコン環境に復帰したところです。

今年の元日には、実家のプラズマテレビでゆっくり「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2006」を見るという至福の時を過ごしました。new_year_concert_2006
2002年の小澤征爾のときは、雑音かまびすしい中で片手に布巾などを持ちつつ、チラチラと盗み見。
それ以降も同様の状況か、見逃すか。今年初めて、テレビの前にどっかりと腰を据えて、視聴することができた次第です。
今年は、教育テレビならぬ総合チャンネルでの放映でしたね。これまた、クラシックブーム反映してのことでしょうか。

new_year_concert_conductor 指揮者はマリス・ヤンソンス。知らないなあ~と思っていたのですが、なんと手持ちのCD、五嶋みどりのメンデルスゾーンバイオリン協奏曲で、ベルリン・フィルを振っていたのが彼でありました。
さて、今年のコンサート…
といっても、2002年の小澤征爾のときと比較するくらいしかできないのですが、私の印象では
★軽妙洒脱、軽やかで楽しく酔わせる「小澤」new_year_concert_dance
★勇壮華麗、たっぷり鳴らして聴かせる「ヤンソンス」
ってな具合でしょーか。
バレエの映像が例年より少なかった(たぶん)、
モーツァルト生誕250年にあたり、モーツァルト関連の曲目を入れた、
というような点も影響しての印象かもしれませんが、今年は
「すっごい聴かせてくれて、堪能! でも、ちと重かったかも。。。」new_year_concert_zentai
選曲も面白かったですね。
いろいろな作曲家の有名曲のフレーズをつなぎ合わせたものとか、モーツァルトの曲のテーマが次々に出てくるものとか、
シュトラウスに限らず、「ウィーン関連曲」といったコンセプトの選曲。
それにしても、今だったら「著作権!」で訴えられそうな曲目がたくさん。「古き良き時代」の香りですねえ。
選曲にも指揮者の好みが現れるんでしょう。。。汗だくになって指揮するヤンソンス。
彼の腕の振り方はとってもかっこよかったです。「見栄えを気にした」かっこよさでなく、真摯にオーケストラに向き合って振っているかっこよさ。
思わず踊っちゃう、ってなところがない、汗だくな真面目さも「重く」感じた理由かもしれません。でも、結論としては、気に入りましたよ、ヤンソンス。

そして…ヤンソンスの前に置かれたスコア譜の分厚さよ!
改めて、「すべての曲を暗譜」して臨む小澤征爾氏の偉大さを思ったことでありました。

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