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2006年1月30日 (月)

『対岸の彼女』

book 図書館に予約して、4ヶ月待って、1日で読み終えました。直木賞受賞作『対岸の彼女』。
巷では、「負け犬vs勝ち犬…女性の友情は成立するか?」なんて構図で紹介されていたようなので、「社会的に成功を収めた独身女性」と「内心鬱々とした生活を送る子持ち既婚女性」が「こっち」と「あっち」で対峙して、お互いに相手を羨やみつつ…、といった図式を思い浮かべていたのですが、、、

違いました。

「社長」と「雇ってもらったばかりの主婦」の二人。
お互いの立場を羨望する二人、という描かれ方ではありません。
中学・高校時代の友人関係―その困難さに「人生の生き難さ」を重ね合わせずにはいられない、同時代を生きる二人、なのです。
ううむ。このシチュエーション(私の中学高校時代も暗かった)、そして時代背景のサブ・カルチャー(ライクアバージン、の歌とか)なんぞにググッときました。

結末が未来志向だったのが、よかったです。角田光代さん、『空中庭園』なぞでは、お先真っ暗~な感じのエンディングでしたが、心境の変化でしょうか。根っからの俗人のわたくしとしては、明るめのエンディングがよいです。

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コメント

おおぉ~~~っ!
読まれたのですねっ!アタシは図書館に予約するも、まだ回ってこず、いまだ邂逅ならず(>_<)
PIOさんのこのブログ拝読して「早く読みたい~~~!!」

角田光代さんのエッセイ『今、何してる?』は、すごく良かったです。

>華音さん
角田光代さんのエッセイ、まだ読んだことないな、と気づきました。
こんど図書館で借りてみよう!
小説は『まどろむ夜のUFO』『空中庭園』『トリップ』と読みましたが、軽いタッチの文章&ストーリーからにじみ出る”不気味さ”が後から利いてくるって感じだったかな。
『対岸の彼女』は、直球勝負、でした。

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